子持山

2020年11月14日(土) [日帰り]

• GPS: 06:49
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,064m
• 下り: 1,081m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:08
• 休憩: 1:33
• 合計: 6:41

6:40 子持神社
7:09 7:09 5号橋駐車場
7:18 7:31 ７号橋駐車場
8:24 9:06 しし岩
9:28 9:30 柳木ヶ峰
9:43 10:06 子持山
10:20 10:25 柳木ヶ峰
10:58 10:58 牛十二
11:16 11:24 浅間山
12:43 12:43 子持神社
13:29 子持神社

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

子持神社駐車場に駐めさせていただきました。
トイレ有り

コース状況／危険箇所等

反時計回りに周回です。

ハイキングコースですが、大黒岩(獅子岩)は高度感が有るので注意でした。

下りの尾根コースは踏み跡が薄いところもあるのと、落ち葉でスリップ注意でした。

写真

11/14 6:40

子持神社駐車場 スタート
立派なトイレもあります。

11/14 6:42

子持神社境内
万葉歌碑がありました。「子持山 若楓の紅葉まで　
寝もと吾は思ふ 汝はあどか思う」

11/14 6:42

子持神社拝殿
安全登山を祈願して参拝します。

11/14 6:44

拝殿脇の御足形
女神の足跡と云われているそうな。
正一位子待大明神と刻まれた石の社額もありました。

11/14 6:47

林道奥子持線を進みます。

11/14 6:55

二号橋
一から七号橋までありました。

11/14 7:09

五号橋登山口

11/14 7:13

車で進入できるのは六号橋までとなっております。

11/14 7:18

七号橋登山口
立派な広場があり、かつてはここまで車でこれたのかなと思います。

11/14 7:23

奥之院
昭和四十二年修復とありました。

11/14 7:25

子持本山講社 開祖巍源霊神
「昭和十一年一月 子持本山講社建之」

11/14 7:27

七号橋登山口
ここから山道となります。

11/14 7:35

早速、屏風岩です。

11/14 7:35

神変大菩薩
役の行者像、39cm。
小さな石仏と新しめの石祠もありました。

11/14 7:35

稲荷大神
ここは屏風岩の基部です。

11/14 7:42

円珠尼の歌碑
「子持山 紅葉をわけて 入る月は 錦につつむ 鏡とぞ知る 円珠尼」「御神霊石登り口 本山講社建之」とあります。

11/14 7:43

屏風岩へ登りたいけど、初見なので一般コースを歩くことにしました。

11/14 8:14

稜線に乗り上げると、岩陵になっているので注意でした。

11/14 8:15

大黒岩(獅子岩)の絶壁

11/14 8:26

一般コースは鉄梯子で登ります。

11/14 8:31

鉄梯子からの鎖場です。
高度感があるので注意でした。

11/14 8:34

御嶽山三尊碑
高さは123cmを測り、根本には楔が打ち込まれていました。銘文は右面「源由歙書(印)」左面「明治十九年八月穀旦建」背面「西群馬郡大室村□□□□□三郎 講中」と読めました。

11/14 8:47

赤城山の北面
北麓はこんなにも耕地が広がっていたとは、目から鱗の景観です。
奥の稜線は日光、皇海山、袈裟丸連山です。

11/14 8:47

榛名山
伊香保の街並みがクッキリ見えました。

11/14 8:48

下山に歩いた尾根
特徴的な控え壁(バットレス)に唖然です。
大黒岩と同じく、溶岩の周りが風化して残ったのモノだと思います。

11/14 9:02

大黒岩を下り少し進むと、石碑っぽいモノがありましたが自然石でした。背後は赤城山です。

11/14 9:04

笠上(子持山 山頂)と前衛峰

11/14 9:11

振り返ると大黒岩です。

11/14 9:19

前衛峰の看板

11/14 9:27

柳木ヶ峰
石祠は55cmを測り「奉造拾二宮 施主山中」「十八代目 別当栄富 元文二(1737)九月吉日」とありました。

11/14 9:43

笠上
石碑は十二山神です。高さは96、幅は57cmを測り、昭和五十二年、子持造愛林組合による造立とのことです。三角点もありました。

11/14 9:43

山名板
ここで地元のハイカーさんと交流させていただきました。

11/14 10:04

北には谷川岳？が見えました。

11/14 10:14

下山途中には榛名山の絶景が見えました。右奥は浅間山です。

11/14 10:30

ロープ箇所もあり注意でした。
急坂に落ち葉も堆積しており、何度かスリップしました。

11/14 10:36

大タルミ

11/14 10:54

牛十二
高さ100cm、幅90cmを測る巨大な石祠があります。
「野村」「九月十」などと部分的に読めますが、多くは判読できず。

11/14 11:14

浅間山付近は終わりかけた唐松の黄葉が見られました。

11/14 11:15

浅間山
中央は無銘75cmの石祠です。

11/14 11:18

冨士浅間皇大神
高さ64cm

11/14 11:23

石尊宮
高さ52cm「文政元(1818)」とありました。
この他にも新しめの無銘88cmの石祠があります。

11/14 11:42

大日
胎蔵界大日如来の梵字(アーンク)が刻まれた石碑です。
直系は44cm、厚みは14cmです。

11/14 11:45

大日様からは子持山主峰部の展望が広がっておりました。

11/14 11:47

炭窯
五基の石造物がありました。

11/14 11:47

右：御嶽山90cm「明治十七申年十月吉日 講社中」
左：八海山大神 三笠山大神 38cm

11/14 11:47

右：金毘羅47cm
左：無銘石祠52cm

11/14 11:52

不明の石像42cm
装飾された舟形の台石が特徴的でした。

11/14 12:05

炭窯の先は一部不明瞭な区間があり注意でしたが、紅葉が見頃でした。

11/14 12:05

青と紅のハーモニーです。

11/14 12:12

仏岩
特に何も見当たらず。

11/14 12:15

二本木
こちらもよく分からず。

11/14 12:24

△794

11/14 12:25

ソゲ岩
節理が特徴的な岩塊です。

11/14 12:27

ソゲ岩の先には自然石に梵字(不動明王、カーン？)と宝珠が刻まれておりました。

11/14 12:35

途中で尾根を外れて、植林内を下ります。

11/14 12:42

子持神社の庚申塔群
山道はここで終わりですが、せっかくなので大鳥居まで歩いて探検してみることにしました。

11/14 13:00

ここでお墓を調べている方がいて、声をかけてみました。その方は「アンビシャスAKAGI」というサイトを開いている剣術家の方で、赤城山西面のことを詳しく教えてくれました。
因みにこのお墓も文政期のモノで、由緒ある修験寺院の住持墓とのことです。

11/14 13:12

子持神社大鳥居

11/14 13:13

路傍の石仏

11/14 13:17

一里が岩（毒水よけの不動尊）
高さ53cmを測り、背面には「安永八年(1779)」とありました。

11/14 13:26

子持神社に戻ってきて、ゴールです。

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

モンブラン

以前から登ってみたかった子持山でしたが、ようやく訪れることができました。

子持山は約60万年前から20万年前に形成された火山であり、周囲の浅間、榛名、赤城と比べると古い火山と言える。その痕跡である大黒岩(獅子岩)や岩稜では、スリルと絶景を味わうことができました。

また、大黒岩にある御嶽山三尊碑をはじめ、多種多様の石造物を発見することができました。山の神である十二神をベースとした山岳信仰に、御嶽信仰や浅間信仰をはじめ多くの神々が勧請されていることがわかりました。

晴天と紅葉にも恵まれ、楽しく歩くことができました。未踏のコースもあるので、いずれまた再訪したいと考えています。

コメント

amb_akagi

昨日は、
大乗院墓地のところで声をかけていただいた者です。
こんなに詳しく地元を紹介していただきありがとうございました。
赤城山西面にも、どうぞお出で下さい。

モンブラン

Re: 昨日は、
amb_akagiさま、こんにちは。

昨日は貴重なお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。

早速、サイトを拝見させて頂きましたが、龍の寝穴をはじめ鈴ヶ岳西面古道、それから赤城の文献など驚きの知識が満載で、読んでいて探検的興奮を覚えました。

近いうちにアンビシャスさまのサイトを参考にさせて頂き、鈴ヶ岳周辺の探検に出かけたいと思います。コメント嬉しかったです。ありがとうございました。

p.s.これから、赤城南面の櫃石の探検に出かけます。

ayamoekano

montblanc55さん、おはようございます！
子持山はお初でしたか！
実はayamoeもまだ登った事がありません。
なるほど、子持神社に駐車場があるのですね！
その内に行ってまいります。

さて、子持山は岩稜歩きができ、登り甲斐がありますね！
眺めも素晴らしい〜♪
もちろん、紅葉もよろしいのでしょうが、落葉した木々の間のスッキリ感も何とも言えません。

お疲れさまでした。

モンブラン

Re: montblanc55さん、おはようございます！
アヤモエさん、こんにちは！

子持山いつも赤城、榛名から眺めており、いつか行ってみたいなーと思っておりましたが、ようやく訪れることができました。

南面から登る場合は、現在の最奥駐車場は六号橋というところのようですが、ロード属性のあるアヤモエさんなら麓から歩いた方が楽しめるのかなと思います。

大黒岩は展望抜群なのですが、高度感があるのでご注意下さいませ。

コメントありがとうございました。