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Yamareco

記録ID: 2729447
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ハイキング
奥秩父

二子山(小鹿野) スリル満点の岩稜歩き(゜д゜)!

2020年11月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:52
距離
7.2km
登り
815m
下り
818m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:26
休憩
0:26
合計
4:52
10:38
17
11:34
11:36
29
12:05
12:28
26
12:54
41
14:25
14:26
49
15:30
坂本バス停
天候 快晴☀️
風も弱いベストコンディション
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】池袋7:02−(飯能乗換)→8:47西武秩父9:20−(西武観光バス)→9:55小鹿野役場10:00−(同バス、乗換)→10:35坂本
 ※坂本ではバスの運ちゃんが二子山登山口で降ろしてくれた。下車は7〜8人。

【復路】坂本16:28→17:03小鹿野役場17:29→18:10西武秩父18:24→19:46池袋
 ※1時間ほど早く坂本バス停に下りてきて、じっとしてると寒いので、小鹿野方面へ5km近く歩き、背戸原橋というバス停から乗った。
 ※行きは接続が良かった小鹿野役場だが、帰りは30分近く待ち時間があり、何もないバス停でじっと待っていた(寒かったよ〜)。

なお、坂本へのバスアクセスは下記のサイトを参考にさせて頂いた。
 https://culmina.jp/kanto/saitama/futagoyama
コース状況/
危険箇所等
【坂本〜二子山登山口〜股峠】
・民家の間に二子山坂本登山口の看板があるところから登山開始(バスはここで降ろしてくれることが多いらしい)。
・しばらく沢沿いに登ると国道299号に出て、民宿登人のあるヘアピンを曲がりきった辺りを右手の林道西秩父線へ入るとすぐに公衆トイレ(バイオ)と二子山登山口がある。
・登山口から沢沿いに樹林帯を登っていくが、落ち葉で踏み跡が分かりづらい箇所があるので、ピンクテープをたどっていく必要がある。杉林から広葉樹林帯に入り、やや傾斜が急な登りを越えると1時間ほどで股峠に着く。

【股峠〜東峰】
・最初こそ樹林内だが、すぐに岩場の急登となり、2箇所の手強い鎖場を登ると後方に西峰の展望が開けてくる。さらに登ると稜線に出るが、東峰までは岩稜の痩せ尾根をアスレチックのように登る必要がある。北側の岩稜下をトラバースする区間もあるので、黄色や赤色のペンキに留意したい。(ルートロスしやすい)

【股峠〜西峰(一般コース)】
・岩場の基部までは樹林帯の急登。基部に上級コース(ダイレクトコース)との分岐があるが、ビビリの私はもちろん一般コースを選択。北側から回り込む形で岩場の稜線に出るが、途中には鎖場やすべりやすい草付急斜面があり、一般コースとはいえ気が抜けない。

【西峰〜魚尾道峠】
・岩稜上の縦走で、東峰よりアスレチック度は増す。足が短いと微妙に届かないステップなどがあるが、石灰岩は割れ目の手がかりが多くすべらないので見た目よりは岩場歩きが楽だ。
・岩場の稜線から南西側へ最後に降りる際に、やや長い鎖場やトラロープを張った岩場の急降下があるが、これをクリアすると岩場の基部で一息つける。

【魚尾道峠〜同登山口】
・岩場の基部から離れ、南西側へ張り出した尾根沿いに下ると動物避けネットに前方を遮られるが、支柱に掛けられた仮止めの緑ロープを解くと、ネットを開けて中に侵入できる。ネットの通過はもう1箇所ある。
・鬱蒼とした杉林をトラバース状にしばらく降りていくと送電鉄塔で視界が開ける。深い落ち葉を踏みしめながら再び尾根沿いに樹林帯を下りていき、国道299号に合流したところが魚尾道峠登山口。
坂本登山口の看板の脇道を入っていく
坂本登山口の看板の脇道を入っていく
前方に二子山が見えてくる
1
前方に二子山が見えてくる
林道西秩父線を入ってすぐのところにある二子山登山口
林道西秩父線を入ってすぐのところにある二子山登山口
股峠に近づくと杉林を抜けて広葉樹林帯となる
紅葉が美しい
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股峠に近づくと杉林を抜けて広葉樹林帯となる
紅葉が美しい
背後には、樹間から両神山が見えてくる
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背後には、樹間から両神山が見えてくる
このあたりは紅葉がピーク
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このあたりは紅葉がピーク
峠まであと少し
股峠に到着
東峰に登る際の最初の難関のクサリ場
東峰に登る際の最初の難関のクサリ場
ステップに左足が掛かりさえすれば難なく突破できるのに、
足が短いのと、背中のザックが右上の岩に引っかかって
かなり苦戦した。
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ステップに左足が掛かりさえすれば難なく突破できるのに、
足が短いのと、背中のザックが右上の岩に引っかかって
かなり苦戦した。
クサリ場を突破して上から撮影したもの。
くどいようだが、ステップに足掛かりさえすれば
何ということはない。
クサリ場を突破して上から撮影したもの。
くどいようだが、ステップに足掛かりさえすれば
何ということはない。
もう1箇所のクサリ場を越えると岩稜の上に出る。
後方の西峰がド迫力
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もう1箇所のクサリ場を越えると岩稜の上に出る。
後方の西峰がド迫力
右手には両神山
少し登ると東峰までの全貌が見えてくる。
右端の東峰まで基本は岩稜上を行くが、1箇所左手(北側)に少し下り気味にトラバースする箇所があるので、黄色や赤色ペンキに注意しましょう。
少し登ると東峰までの全貌が見えてくる。
右端の東峰まで基本は岩稜上を行くが、1箇所左手(北側)に少し下り気味にトラバースする箇所があるので、黄色や赤色ペンキに注意しましょう。
サングラスをかけていたせいか、行きは赤色の×印に気づかずまっすぐ突っ込んでしまった。ここでは赤矢印に従って右手に登り、岩稜上を行くのが正解。(帰りに撮ったもの)
サングラスをかけていたせいか、行きは赤色の×印に気づかずまっすぐ突っ込んでしまった。ここでは赤矢印に従って右手に登り、岩稜上を行くのが正解。(帰りに撮ったもの)
ようやく東峰(東岳)に到着。
ザイルを繋いだ数人のガイド付きパーティーが先客としていらして狭い山頂は密だった。
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ようやく東峰(東岳)に到着。
ザイルを繋いだ数人のガイド付きパーティーが先客としていらして狭い山頂は密だった。
東峰少し先の展望台に行ってみた。
東側の眺望がすばらしい。
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東峰少し先の展望台に行ってみた。
東側の眺望がすばらしい。
北東方向には東西の御荷鉾山
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北東方向には東西の御荷鉾山
さて次は西峰へのアタック
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さて次は西峰へのアタック
股峠に戻り、西峰への道筋を確認。
股峠に戻り、西峰への道筋を確認。
岩場の基部に到着。
まっすぐ進めば上級向けの直登コースだが、ビビリな私はもちろん矢印に従い右側の一般コースへ。
岩場の基部に到着。
まっすぐ進めば上級向けの直登コースだが、ビビリな私はもちろん矢印に従い右側の一般コースへ。
一般コースとはいえ、こちらにもクサリ場はある。
一般コースとはいえ、こちらにもクサリ場はある。
稜線に出て一気に視界が広がる
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稜線に出て一気に視界が広がる
前方に立ちはだかる切り立った岩稜
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前方に立ちはだかる切り立った岩稜
少し進んで振り返る。
上級者コースは右側のピークに裏側から直登するらしい。
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少し進んで振り返る。
上級者コースは右側のピークに裏側から直登するらしい。
西峰(西岳)山頂に着いた
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西峰(西岳)山頂に着いた
さらに岩稜上を進む。
これって一応、縦走なのかな。
さらに岩稜上を進む。
これって一応、縦走なのかな。
西峰山頂を振り返る
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西峰山頂を振り返る
アスレチックのように岩場を越えていく。
写真のご夫婦にしばらく先導いただき助かったが、しばらくすると「お先にどうぞ」と不本意にも譲られてしまった。
アスレチックのように岩場を越えていく。
写真のご夫婦にしばらく先導いただき助かったが、しばらくすると「お先にどうぞ」と不本意にも譲られてしまった。
山頂を無残に削り取られた叶山
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山頂を無残に削り取られた叶山
先程のご夫婦はどのあたりを進まれているかと岩稜を振り返るが、よくわからない。
それにしてもすごい所を歩かされている。
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先程のご夫婦はどのあたりを進まれているかと岩稜を振り返るが、よくわからない。
それにしてもすごい所を歩かされている。
岩稜歩きの終盤に近い写真のあたりは、アスレチック度がMAXだった。
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岩稜歩きの終盤に近い写真のあたりは、アスレチック度がMAXだった。
最後のクサリ場で岩稜上から離れ、南側の岩場基部へ下りていく。
このクサリ場も下りはスリル満点。
最後のクサリ場で岩稜上から離れ、南側の岩場基部へ下りていく。
このクサリ場も下りはスリル満点。
魚尾道峠
岩稜から解放されてホッと一息
魚尾道峠
岩稜から解放されてホッと一息
峠付近は伐採されていて視界良好。
背後の岩稜を振り返る。
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峠付近は伐採されていて視界良好。
背後の岩稜を振り返る。
動物避けネットに行く手を塞がれるが、緑の仮止めロープをほどけば中に侵入できる。こんな場所が2箇所あった。通過後はもちろん元に戻すのを忘れないように!
動物避けネットに行く手を塞がれるが、緑の仮止めロープをほどけば中に侵入できる。こんな場所が2箇所あった。通過後はもちろん元に戻すのを忘れないように!
杉林を抜け、送電鉄塔で一気に視界が開ける。
傾きかけた日光に輝くすすきが美しい。
杉林を抜け、送電鉄塔で一気に視界が開ける。
傾きかけた日光に輝くすすきが美しい。
鉄塔付近からの二子山全貌。
レコによく出てくる写真だが、送電線がじゃまだね。
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鉄塔付近からの二子山全貌。
レコによく出てくる写真だが、送電線がじゃまだね。
魚尾道峠登山口で国道299号に合流し、しばらく国道を下る。
魚尾道峠登山口で国道299号に合流し、しばらく国道を下る。
名残惜しく、国道から二子山を望む
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名残惜しく、国道から二子山を望む

感想

 東北や四国遠征ですっかり財布が軽くなり、しばらく山はお預けかなと思っていたが、今週末はほぼ日本全国が登山日和とのことで、つい近場に出かけたくなってしまった。

 行き先は秩父の奥の二子山。若い頃に両神山へ登った時、山頂から見えた異形の岩山にいつか行きたいと思っていた。なかなか機会がなかったので、天気良好で弱風の好条件に恵まれそうな週末に、30数年ぶりに行ってみることにした。

 紅葉シーズンの天候に恵まれた週末ということで、西武秩父駅はなかなかの混雑だった。特に三峰神社行きのバス停にはいつものように長蛇の列ができていたが、小鹿野行きのバス停は空いていて10人足らずだった。いつも公共交通にお世話になっている私でも、途中でバスを乗り継ぐというのは初めての経験だったが、空いているのでのんびりと移動を楽しませてもらった。

 いつもよりかなり遅い11時前のスタート。暖かい日光を浴びながら股峠まではハイキング気分だったが、そこからは一変して、予想を大きく上回るスリル満点の岩稜歩きとなった。歩く距離は短いものの、西峰の岩稜を縦走し終わった時にはどっと疲れが出た。岩稜上では相当に緊張を強いられたからだろう。しかし、歩き終えてみると、変化に富んだ楽しい山行だった。 

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