ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2730134
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

茨城の関東百名山ハシゴツアー П久慈男体山(大円地口より周回コース)

2020年11月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:10
距離
7.5km
登り
829m
下り
815m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:45
休憩
0:26
合計
3:11
距離 7.5km 登り 829m 下り 835m
8:19
4
9:31
9:33
5
東屋
9:38
9:40
1
山頂神社
9:41
9:48
3
9:51
10:01
13
東屋
10:14
31
長福下降点
10:45
10:49
7
男体神社
10:56
16
神社入口
11:12
18
JR小川駅分岐
11:30
大円地駐車場
天候 快晴(稜線上、やや風冷たし)
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大円地駐車場(無料)はキャパ十数台、好天の週末は満杯となる可能性高し(路駐も多数)。滝倉コース入口(トンネル出口)、男体神社手前にも車数台分の駐車スペースあり
コース状況/
危険箇所等
大円地からの最短ルート、健脚コース上部はクサリの架かる岩場が連続。クサリの固定や足場はしっかりしてますが、スリップ・落石注意。
その他周辺情報 大円地登山口から県道を車で20分強、山あいに日帰り湯「やまがたすこやかランド・三太の湯」あり(夜遅くまで営業)
本日は、日帰りで茨城の関東百名山巡り。まずは駐車場の渋滞が始まる前、朝イチで紅葉ピークの袋田の滝観光へ。
2020年11月14日 07:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 7:00
本日は、日帰りで茨城の関東百名山巡り。まずは駐車場の渋滞が始まる前、朝イチで紅葉ピークの袋田の滝観光へ。
渓谷も程良い色付き。期待感が高まります…。
2020年11月14日 07:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 7:03
渓谷も程良い色付き。期待感が高まります…。
滝見茶屋(営業開始前…)からの滝遠望。水量少なめですが、なかなかの迫力!
2020年11月14日 07:09撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
11/14 7:09
滝見茶屋(営業開始前…)からの滝遠望。水量少なめですが、なかなかの迫力!
こちらが月居(つきおれ)山登山口。時間がタップリあれば、紅葉の絶景が見られるというこちらも歩きたかったのですが…。本日はパス。
2020年11月14日 07:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 7:12
こちらが月居(つきおれ)山登山口。時間がタップリあれば、紅葉の絶景が見られるというこちらも歩きたかったのですが…。本日はパス。
渓谷沿いには、累々たる岩が転がってます…
2020年11月14日 07:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 7:14
渓谷沿いには、累々たる岩が転がってます…
ビミョーに揺れる吊橋より。滝の背後はスゴい絶壁!
2020年11月14日 07:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 7:15
ビミョーに揺れる吊橋より。滝の背後はスゴい絶壁!
吊橋を渡ると、滝の全景がバッチリ!
2020年11月14日 07:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 7:15
吊橋を渡ると、滝の全景がバッチリ!
滝の直下へ出られるトンネルあり、本日は入場無料!
2020年11月14日 07:16撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 7:16
滝の直下へ出られるトンネルあり、本日は入場無料!
滝の正面に出ました。厳冬期は全面氷結する由、きっとスゴい迫力でしょう!
2020年11月14日 07:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 7:18
滝の正面に出ました。厳冬期は全面氷結する由、きっとスゴい迫力でしょう!
さすが日本の滝百選の一、盛りを過ぎたものの、紅葉もちょうど良い感じ。
2020年11月14日 07:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 7:20
さすが日本の滝百選の一、盛りを過ぎたものの、紅葉もちょうど良い感じ。
直下の吊橋も、控えめな紅葉とベストマッチです。
2020年11月14日 07:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 7:26
直下の吊橋も、控えめな紅葉とベストマッチです。
ミーハーに滝見物を終え、男体山表登山口へ移動。この時期の男体山は大人気!大円地登山口の駐車場は満員御礼、やむなく路肩駐車します…。
2020年11月14日 08:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 8:17
ミーハーに滝見物を終え、男体山表登山口へ移動。この時期の男体山は大人気!大円地登山口の駐車場は満員御礼、やむなく路肩駐車します…。
ここが登山道入口。本日1座目にいざ出発!
2020年11月14日 08:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 8:19
ここが登山道入口。本日1座目にいざ出発!
見上げると、そそり立つスゴい岩壁!
2020年11月14日 08:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 8:19
見上げると、そそり立つスゴい岩壁!
男体山山頂の凄まじい岩壁、こちらもド迫力です!
2020年11月14日 08:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 8:20
男体山山頂の凄まじい岩壁、こちらもド迫力です!
本日は最短ルートの「健脚コース」を辿ります!
2020年11月14日 08:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 8:23
本日は最短ルートの「健脚コース」を辿ります!
そそり立つ岩峰は、あたかも“北茨城の妙義山” といった趣…
2020年11月14日 08:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 8:26
そそり立つ岩峰は、あたかも“北茨城の妙義山” といった趣…
さすが健脚コース、次々とクサリ場登場。足場はしっかり。
2020年11月14日 08:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 8:36
さすが健脚コース、次々とクサリ場登場。足場はしっかり。
木の間越しに、本コース初のステキな紅葉登場。
2020年11月14日 08:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 8:44
木の間越しに、本コース初のステキな紅葉登場。
滝倉コースとの合流点通過。どのルートもしっかり踏まれており、道標も完備!
2020年11月14日 08:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 8:45
滝倉コースとの合流点通過。どのルートもしっかり踏まれており、道標も完備!
急な岩混じりの斜面に差し掛かったところでプチ休憩。見上げれば、青空に映えるゴージャスな紅葉…
2020年11月14日 08:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 8:52
急な岩混じりの斜面に差し掛かったところでプチ休憩。見上げれば、青空に映えるゴージャスな紅葉…
紅葉の「窓」目指し、ロープ付きの急坂をよじ登ります。
2020年11月14日 08:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 8:56
紅葉の「窓」目指し、ロープ付きの急坂をよじ登ります。
なかなかの険しい岩場が続きます。このコースを下るのは厳しそう…
2020年11月14日 09:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 9:00
なかなかの険しい岩場が続きます。このコースを下るのは厳しそう…
岩場を登り切ると、広闊な関東平野の大展望!肉眼では茨城名山の代表格、筑波山や加波山もクッキリ。
2020年11月14日 09:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 9:02
岩場を登り切ると、広闊な関東平野の大展望!肉眼では茨城名山の代表格、筑波山や加波山もクッキリ。
頂上まではまだまだ急斜面を二登りほど…〈汗〉
2020年11月14日 09:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 9:03
頂上まではまだまだ急斜面を二登りほど…〈汗〉
紅葉に彩られた岩峰もまた風流です…!
2020年11月14日 09:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 9:04
紅葉に彩られた岩峰もまた風流です…!
ここは眼に鮮やかな黄葉ゾーン!
2020年11月14日 09:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 9:05
ここは眼に鮮やかな黄葉ゾーン!
ウォー、常緑樹と青空も交え、4色の豪華な競演!
2020年11月14日 09:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 9:15
ウォー、常緑樹と青空も交え、4色の豪華な競演!
クサリの連続する岩場を何とか突破、尾根上の東屋に出てホッと一息。こちらは、日光・男鹿・高原山方面でしょうか。稜線近くに雪がチラリと見えます。
2020年11月14日 09:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 9:32
クサリの連続する岩場を何とか突破、尾根上の東屋に出てホッと一息。こちらは、日光・男鹿・高原山方面でしょうか。稜線近くに雪がチラリと見えます。
東屋から程なく、山頂神社到着。展望絶佳ですが、結構ハイカーで「密」状態なので、お参りだけ済ませ早々に退散。
2020年11月14日 09:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 9:38
東屋から程なく、山頂神社到着。展望絶佳ですが、結構ハイカーで「密」状態なので、お参りだけ済ませ早々に退散。
奥久慈男体山、無事登頂。山頂も多くの日帰り客で大賑わい、急いで証拠写真撮って頂きました!
2020年11月14日 09:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 9:40
奥久慈男体山、無事登頂。山頂も多くの日帰り客で大賑わい、急いで証拠写真撮って頂きました!
山頂神社の下は、目も眩む断崖絶壁!スゴいところにお社が建ってます…
2020年11月14日 09:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 9:42
山頂神社の下は、目も眩む断崖絶壁!スゴいところにお社が建ってます…
山頂の反対側、太平洋がキラキラ輝いてます!
2020年11月14日 09:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 9:43
山頂の反対側、太平洋がキラキラ輝いてます!
山頂の混雑を避け、東屋に戻って軽食・休憩。袋田の滝への縦走路へと少し足を踏み入れます。
2020年11月14日 10:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:00
山頂の混雑を避け、東屋に戻って軽食・休憩。袋田の滝への縦走路へと少し足を踏み入れます。
日向と日陰の紅葉コントラストもナイスです。。
2020年11月14日 10:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:01
日向と日陰の紅葉コントラストもナイスです。。
稜線脇にも紅葉の残照…
2020年11月14日 10:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:04
稜線脇にも紅葉の残照…
足許もフカフカの紅葉の絨毯。
2020年11月14日 10:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 10:05
足許もフカフカの紅葉の絨毯。
ステキな尾根道に、思わず足が止まります…
2020年11月14日 10:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 10:05
ステキな尾根道に、思わず足が止まります…
振り返ってもゴージャス!
2020年11月14日 10:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:07
振り返ってもゴージャス!
長福下降点通過。後ろ髪引かれる思いですが、本日はダブルヘッダーのため、ここらで稜線から下りることにします…。
2020年11月14日 10:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:13
長福下降点通過。後ろ髪引かれる思いですが、本日はダブルヘッダーのため、ここらで稜線から下りることにします…。
こちらのコースも、紅葉の中にダイブしていく感じ!
2020年11月14日 10:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:21
こちらのコースも、紅葉の中にダイブしていく感じ!
右に大きく長福山が見えてきました。右奥には、高原山や男鹿山地方面がキレイに見えています。
2020年11月14日 10:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 10:24
右に大きく長福山が見えてきました。右奥には、高原山や男鹿山地方面がキレイに見えています。
本日一番の朱の色付き。足下は岩場で、紅葉に見とれてスリップしないよう注意…〈汗〉
2020年11月14日 10:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:28
本日一番の朱の色付き。足下は岩場で、紅葉に見とれてスリップしないよう注意…〈汗〉
またまた朱色の激オコゾーン通過!
2020年11月14日 10:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:35
またまた朱色の激オコゾーン通過!
下から見上げると文字通りの「ザ・秋色」です!
2020年11月14日 10:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 10:36
下から見上げると文字通りの「ザ・秋色」です!
ここもゴージャス!
2020年11月14日 10:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 10:38
ここもゴージャス!
一頻り下って、男体神社到着。この山域のご本尊にしては、地味で小さめのお社です…。
2020年11月14日 10:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:43
一頻り下って、男体神社到着。この山域のご本尊にしては、地味で小さめのお社です…。
神社の境内で見上げると、ここにも錦繡の秋色!
2020年11月14日 10:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 10:49
神社の境内で見上げると、ここにも錦繡の秋色!
ここまで車で入れるようです。男体山への最短ルートかも。
2020年11月14日 10:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:50
ここまで車で入れるようです。男体山への最短ルートかも。
男体山山腹の紅葉のパッチワークが見事です!
2020年11月14日 10:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:54
男体山山腹の紅葉のパッチワークが見事です!
長閑な里道に出ました。ここからは暫しの車道歩き…。
2020年11月14日 10:55撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:55
長閑な里道に出ました。ここからは暫しの車道歩き…。
見事な黄葉を前景に、男体山のカタチも立派な「山」型ですね!
2020年11月14日 10:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/14 10:56
見事な黄葉を前景に、男体山のカタチも立派な「山」型ですね!
ここにも立派な紅・黄二段重ねの紅葉。
2020年11月14日 10:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 10:58
ここにも立派な紅・黄二段重ねの紅葉。
落葉踏んでの車道歩きもまた楽しからずや…
2020年11月14日 11:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 11:03
落葉踏んでの車道歩きもまた楽しからずや…
カーブミラーに映った小生の帽子も秋色です…
2020年11月14日 11:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 11:04
カーブミラーに映った小生の帽子も秋色です…
ここを右へ折れると水郡線・小川駅。「手打ちソバ」の看板に惹かれるように、出発点の大円地方面へと直進します。
2020年11月14日 11:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 11:12
ここを右へ折れると水郡線・小川駅。「手打ちソバ」の看板に惹かれるように、出発点の大円地方面へと直進します。
滝倉トンネル入口の右側に、健脚コースの登山口あり。付近に車数台が駐車、こちらからも多数のハイカーが登っている模様。
2020年11月14日 11:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 11:19
滝倉トンネル入口の右側に、健脚コースの登山口あり。付近に車数台が駐車、こちらからも多数のハイカーが登っている模様。
スタート地点近くに戻ってきました。大円地越方面の岩峰が相変わらずのスゴい迫力!
2020年11月14日 11:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 11:26
スタート地点近くに戻ってきました。大円地越方面の岩峰が相変わらずのスゴい迫力!
更にハイカーの数が増え、延々と路駐の列が…。9割方、茨城の地元車のようです。間もなく1座目のゴール帰着、時間も早く、午後のお替わり山行に出撃!
2020年11月14日 11:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/14 11:27
更にハイカーの数が増え、延々と路駐の列が…。9割方、茨城の地元車のようです。間もなく1座目のゴール帰着、時間も早く、午後のお替わり山行に出撃!
帰り着いた駐車場から山頂をズーム。電波反射板の左に、よく見ると断崖上の山頂神社が見えてます。スゴいところに建っていたことを実感…
2020年11月14日 11:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
11/14 11:33
帰り着いた駐車場から山頂をズーム。電波反射板の左に、よく見ると断崖上の山頂神社が見えてます。スゴいところに建っていたことを実感…
撮影機器:

感想

先週に続き、今週末もピカピカの晴天予報。気温も高めで文字通りの「小春日和」、今週は今年めでたく全国「魅力度」ランキング最下位を脱出した茨城県の北部をターゲットに、関東百2座をハシゴするツアーに出動です。出だしは紅葉がピークを迎えた袋田の滝、日中の渋滞を避け、朝イチでクイック観光。小生お初ですが、水量少なめながらもなかなかの迫力。厳冬期の氷結時はさぞかしスゴい光景だろうと想像されます。
 滝から久慈川沿いの国道を約10km走り、最初のターゲットは低山ながら岩稜の鎧を纏った奥久慈男体山。細いアクセス路を走り抜け、正面登山口の大円地駐車場へ乗り入れると、朝8時過ぎで既に車が溢れ、やむなく路肩に車を停めて出発です。後方から聞こえてくる賑やかなシニア男女パーティーのおしゃべり声から逃れるように、最短距離で山頂を目指す健脚コースへと足を踏み入れます。意外と険しいクサリの連続する岩混じりの急坂を息切らせて登り詰めると、一気に視界が開けて広闊な関東平野の向こうに筑波・加波山など茨城の誇る名山たちが登場。目を北方に転ずると、先月訪れた日光や高原山、男鹿山地にちょっぴり雪の付いた那須連山など栃木の山々がクッキリ。展望をじっくり味わいたいところですが、山頂直下の東屋も、少し登った山頂神社も多くのハイカーで溢れ、マスクを着けずお喋りに興ずる若者パーティーも…。「密」状態に若干の恐怖も感じ、証拠写真だけ素早く撮って、そそくさと下山開始します。一時的に人の途絶えた東屋にて、10分弱でクイック・プチ昼食を流し込むと、早くも上方から再び賑やかなおじちゃん・おばちゃんの嬌声が聞こえてきて、追い立てられるように月居山へと繋がる縦走路に逃げ込みます。
 この先はハイカーもグッと少なくなり、ちょうど紅葉も見頃。青空に映えるゴージャスな色合いにしばしば足が止まりますが、午後の「お替わり山行」に備え、長福下降点で尾根を離れ、山麓の男体神社に下山。安全登山の御礼と家内安全、コロナ禍収束の祈願を済ませ、紅葉に彩られた男体山の雄姿を仰ぎ見ながら舗装の林道を約1km歩き、正味3時間のショートハイクで無事出発点の大円地駐車場に帰り着きました。昼前になり、出発時よりも更に車が増えてましたが、およそ8割強が茨城ナンバー、地元ハイカーに大人気の山であることがよく分かります。
 この山域はいわば "北茨城の妙義山" といった感じで、低山ながら険しい岩稜や山頂からの大展望、ステキな尾根歩き(そして紅葉)などコンパクトに魅力が詰まった素晴らしい名山でした。季節を変えて再訪する機会があれば、次回は是非袋田の滝まで縦走したいところです。時刻は午前11時半過ぎ、まだまだ余力も残っており、日の短いこの時期の好天を逃さず、午後のお替わり山行へ向かいます![後編へ続く…]

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:597人

コメント

ようこそ茨城の山へ!
satonaoさん、こんにちは。
同日に奥久慈に居たのですね!
自分も袋田の滝周辺の山を歩いていました。
季節を変えるとなると春の新緑の時期が良いですよ。4月中旬から下旬辺りです。
袋田の滝まで縦走してお土産街には奥久慈グルメもありますので、ぜひお越しくださいませ!
2020/11/16 12:46
Re: ようこそ茨城の山へ!
dynamoさま:メッセージ有難うございます。同じ日に、奥久慈で貴殿とニアミスしていたとはビックリです!当方も当初は男体山を登った後に袋田の滝観光を計画していたので(駐車場渋滞を懸念し朝イチに繰上げ…)、計画通りだったら貴殿とすれ違っていたかも…。そもそも、今回この山を選んだのも、昨秋の貴殿の袋田滝→男体山縦走のレコを拝見して、いい山だなあ、紅葉の時期が特に良さそう…と印象に残っていたのが元々のきっかけでした!
 実際に訪れてみると、袋田の滝界隈のゴージャスな紅葉、男体山周辺の中低山とは思えぬ岩稜やステキな尾根歩き、筑波や栃木方面のナイスな展望とコンパクトな魅力の詰まったエリアであることを実感。茨城県民や関東ハイカーの人気を広く集めていることも、なるほどと理解できました。特に、貴殿が歩かれた月居山周辺の紅葉は大変キレイですし、滝が氷結する厳冬期やサクラ、新緑や花の季節もまた良さそうですね。次回は是非家族連れ、宿泊・観光付きで再訪し、台風被害やコロナ禍からの復興や茨城の更なる魅力度アップにもささやかなりと貢献できればと念じております。貴殿も壮大な百名山の足跡繋ぎの旅、ご安全にチャレンジ継続されますよう!
2020/11/17 8:35
Re[2]: ようこそ茨城の山へ!
昨年のレコをきっかけにしていただき嬉しいです!
正に小さいながらもコンパクトに詰まった自然が奥久慈の魅力です!
台風被害は奥久慈界隈が特に酷く、コロナのダブルパンチで損失も甚大らしいです…。
素朴だけど暖かい奥久慈グルメもございます。是非とも御家族と奥久慈や県内各所に再訪していただけたら幸いでございます!
satonaoさんの日本海〜太平洋縦走横断お見事でしたね!!
関東百名山、百高山等々新たな目標を完結に向けて頑張ってください!
自分も、体調が不安定であったりと思い通りの山歩きができておりませんが目標に向けて頑張ります!
2020/11/17 17:48
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら