内黒峠(雪崩遭難碑と内黒山)
- GPS
- 01:31
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 184m
- 下り
- 198m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
遭難碑前には特に駐車スペースはないが、付近の道幅は広い。 内黒峠には広めの駐車スペースがある。 戸河内〜内黒峠〜恐羅漢の道路は狭い所が多いので、運転は慎重に。 |
写真
感想
2017年3月27日の栃木県高体連登山部雪崩事故(生徒7名と教員1名が死亡)をきっかけに一昨年から始まったスポーツ庁と広島県教委主催の広島県(高校)登山部顧問等安全登山講習会が今年は11/27に開催され、今年もその講師を務めるので、広島県で唯一の雪崩死亡事故現場の確認に出かけた。
事故が起こったのは1963(昭和38)年1月6日、いわゆる「38豪雪」の年で、場所は県北西部の戸河内町(現安芸太田町)の内黒峠の1kmちょっと手前の中の谷で、恐羅漢での正月スキー合宿から帰る途中の社会人山岳会の若者2名と、彼らの先に中の谷を下っていた地元住民1名が犠牲となった。
遭難碑は当該山岳会により、中の谷の最上部、内黒峠へと至る道路沿いに建立されている。雪崩が起こった斜面が正確にはどこなのか調べ得てないが、遭難碑の背後の谷間を少しばかり偵察してみた。今は植林の木が育っているが、事故当時は皆伐された斜面であったらしい。
事故現場の視察が終わり、せっかくなので、すぐ近くの内黒峠まで行き、何十年振りかに内黒山を訪れてみた。
広島地区高校登山部の大会が毎年4月下旬に、各校がそれぞれのコースで恐羅漢牛小屋高原に集結して幕営し、翌日はまたそれぞれのコースで下山するという形で開催されているため、JR可部線が三段峡駅まで運行している頃は、入山か下山で必ず内黒山を通ったものだ。(可部以遠が廃線となってからは、車で牛小屋高原まで入ることが多くなり、三段峡はともかく、内黒山とは縁遠くなってしまった…)
久し振りに訪れてみると、登山道はよく笹が刈られ、とても整備されていた。さらに山腹には林道も延びて、サバの頭にもたやすく足を延ばすことができるようであった。
帰りに安芸太田町の図書館で雪崩事故に関する資料を探す予定だったのでサバの頭は割愛したが、峠への帰り道、山腹を巻く林道からは、林越しではあったが、深入山・向山・大箒山、聖山・砥石郷山・恐羅漢山などが望め、ちょっと楽しい気分になった。
なおこの内黒山一帯、冬にスキーで訪れても手軽で面白そうだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する