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Yamareco

記録ID: 2745631
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ハイキング
六甲・摩耶・有馬

鉱山跡から帝釈山

2020年11月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:11
距離
9.6km
登り
568m
下り
572m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:54
休憩
0:13
合計
3:07
10:59
3
11:54
12:05
45
12:50
12:52
31
13:23
13:23
21
13:48
13:48
18
14:06
ゴール地点
【丹生神社バス停〜鉱山跡】
 いつもの登山道から右手に逸れ、鉱山道に進みます。
 途中には神戸層群の地層があり、植物の化石が観察できました。
 化石目当てで訪問してもいいかもしれません。
 鉱山跡への分岐には小さな案内標識があります。
 崩落地点には沢に下る踏み跡と上部を巻く踏み跡がありますが、今回は沢に下る方を選択しました。
【〜帝釈山】
 梵天滝は二段の滝です(※)。滝のすぐ左脇を直登できそうでしたが今回は見送り。
 鉱山跡分岐まで戻り帝釈山山頂を目指しました。
 岩ごろごろの沢沿いの道で多少のルーファイが必要。斜度が緩くなると踏み跡不明瞭になりますが、藪もなく、方向さえ合っていれば適当に詰めても縦走路に出られます。
 ※…jyunntarouさんのレコによると三段の滝になっているようです。
 フリーで登れるのは一段目だけのようでした。無暗に突入しなくてよかったです。
 <jyunntarouさんのレコ>
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1885737.html
天候 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:神戸市バス111系統丹生神社バス停
帰り:神鉄箕谷
コース状況/
危険箇所等
鉱山跡手前の崩落地点は沢に下る踏み跡と崩落地点上部を巻く踏み跡がうっすらついています。崩落した石の量にたじろぎますが、鉱山跡を見るにはここを越えなければなりません。慎重に進みましょう。
帝釈山へは沢沿いの道に沿って登っていきますが、核心部は緩やかな斜面で踏み跡不明瞭となります。方向さえ合っていれば適当に詰めても縦走路に出られます。
その他周辺情報 やみつきラーメン東麺房でランチの後新開地の朝日温泉で湯あみ
今回は神戸市バス111系統丹生神社バス停から出発です。
2020年11月21日 10:55撮影 by  iPhone 8, Apple
4
11/21 10:55
今回は神戸市バス111系統丹生神社バス停から出発です。
登山道までの道すがら小さい秋を観察しました。
天気予報に反して晴れ間が出ない。しかも北風が強く薄着で来たことを後悔しました。
2020年11月21日 11:01撮影 by  iPhone 8, Apple
3
11/21 11:01
登山道までの道すがら小さい秋を観察しました。
天気予報に反して晴れ間が出ない。しかも北風が強く薄着で来たことを後悔しました。
いつものお地蔵さん。
2020年11月21日 11:02撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:02
いつものお地蔵さん。
好きな感じの道です。
2020年11月21日 11:12撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:12
好きな感じの道です。
丁石が立てられています。
2020年11月21日 11:14撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:14
丁石が立てられています。
林道に出ました。
2020年11月21日 11:18撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:18
林道に出ました。
鉱山跡へはこの分岐を右手に進みます。
2020年11月21日 11:20撮影 by  iPhone 8, Apple
3
11/21 11:20
鉱山跡へはこの分岐を右手に進みます。
分岐からしばらく進むと思いがけず神戸層群の地層と遭遇。
2020年11月21日 11:25撮影 by  iPhone 8, Apple
3
11/21 11:25
分岐からしばらく進むと思いがけず神戸層群の地層と遭遇。
崖の下にはお馴染みの白い凝灰岩が転がっていました。
2020年11月21日 11:25撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:25
崖の下にはお馴染みの白い凝灰岩が転がっていました。
割ってみたら小さな葉っぱの化石が出てきました。
3,500万年前頃古神戸湖周辺で生息していた植物の葉っぱと推測。
神戸ではしあわせの村の採取地が有名ですが、こんなところでも化石が出るんですね。
2020年11月21日 11:28撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:28
割ってみたら小さな葉っぱの化石が出てきました。
3,500万年前頃古神戸湖周辺で生息していた植物の葉っぱと推測。
神戸ではしあわせの村の採取地が有名ですが、こんなところでも化石が出るんですね。
この辺りから明らかに転がっている石の種類が変わります。
不思議なコバルトブルーの石を観察。
2020年11月21日 11:32撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:32
この辺りから明らかに転がっている石の種類が変わります。
不思議なコバルトブルーの石を観察。
路肩を石垣で補強した遺構を観察。かつて鉱山から採取された鉱石がこの道を通って運搬されていたことを彷彿とさせます。
2020年11月21日 11:38撮影 by  iPhone 8, Apple
6
11/21 11:38
路肩を石垣で補強した遺構を観察。かつて鉱山から採取された鉱石がこの道を通って運搬されていたことを彷彿とさせます。
渡渉します。
2020年11月21日 11:46撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:46
渡渉します。
鉱山跡のある沢への分岐。左手へ進みます。
2020年11月21日 11:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:48
鉱山跡のある沢への分岐。左手へ進みます。
間もなく崩落地点に出ます。
沢へ下る踏み跡に沿って慎重に進みました。
2020年11月21日 11:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:50
間もなく崩落地点に出ます。
沢へ下る踏み跡に沿って慎重に進みました。
崩落地点を突破すると鉱山跡が現れました。
2020年11月21日 11:53撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:53
崩落地点を突破すると鉱山跡が現れました。
坑道を覗き込むと案外狭かった。閉所恐怖症なので入るのは勘弁。(一般人立ち入り禁止です)
2020年11月21日 11:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:54
坑道を覗き込むと案外狭かった。閉所恐怖症なので入るのは勘弁。(一般人立ち入り禁止です)
鉱山跡のすぐ先に梵天滝がありました。
2020年11月21日 11:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:55
鉱山跡のすぐ先に梵天滝がありました。
写真ではわかりにくいですが、二段の滝になっています。
2020年11月21日 11:56撮影 by  iPhone 8, Apple
2
11/21 11:56
写真ではわかりにくいですが、二段の滝になっています。
先人のレコによるとこの滝を巻いて沢を詰め帝釈山に至れるようです。しかし周辺には巻き道が見つかりません。
2020年11月21日 11:59撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 11:59
先人のレコによるとこの滝を巻いて沢を詰め帝釈山に至れるようです。しかし周辺には巻き道が見つかりません。
滝の向かって左手はステップが不足していて難しそう。沢靴を履いていれば水流の中の段差を利用できそうでした。
2020年11月21日 12:02撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 12:02
滝の向かって左手はステップが不足していて難しそう。沢靴を履いていれば水流の中の段差を利用できそうでした。
無理をすればここを直登できそうでしたが、今日はヘルメットを持ってきていなかったので引き返すことにしました。今後の課題としましょう。
2020年11月21日 12:05撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 12:05
無理をすればここを直登できそうでしたが、今日はヘルメットを持ってきていなかったので引き返すことにしました。今後の課題としましょう。
先ほどの崩落地点の石を観察。
フレッシュな断面は石英の結晶に覆われていました。
流紋岩の石基の割れ目にしみ込んだ石英が岩石を脆くして崩落したのでしょうか?
2020年11月21日 12:09撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 12:09
先ほどの崩落地点の石を観察。
フレッシュな断面は石英の結晶に覆われていました。
流紋岩の石基の割れ目にしみ込んだ石英が岩石を脆くして崩落したのでしょうか?
せっかくなので帝釈山のピークを踏むことに。
鉱山跡分岐まで引き返し、帝釈山方面に進みました。
岩ごろごろの道です。
2020年11月21日 12:21撮影 by  iPhone 8, Apple
3
11/21 12:21
せっかくなので帝釈山のピークを踏むことに。
鉱山跡分岐まで引き返し、帝釈山方面に進みました。
岩ごろごろの道です。
核心部分。藪はありませんが最後は踏み跡不明瞭になります。
方向があっていれば適当に詰めても縦走路に出られます。
2020年11月21日 12:29撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 12:29
核心部分。藪はありませんが最後は踏み跡不明瞭になります。
方向があっていれば適当に詰めても縦走路に出られます。
丹生山系縦走路に出ました。
2020年11月21日 12:40撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 12:40
丹生山系縦走路に出ました。
もう一息急坂を登ると帝釈山山頂です。
2020年11月21日 12:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 12:50
もう一息急坂を登ると帝釈山山頂です。
山頂からの眺望。
今日は天気が良く、明石海峡大橋まで見渡せました。
苦労して登ってきたかいがありました。
2020年11月21日 12:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 12:50
山頂からの眺望。
今日は天気が良く、明石海峡大橋まで見渡せました。
苦労して登ってきたかいがありました。
久しぶりに訪れたらこんな石積みができていました。
思わず石一個追加。
何かを積み上げたくなる人間の業を感じました。
2020年11月21日 12:52撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 12:52
久しぶりに訪れたらこんな石積みができていました。
思わず石一個追加。
何かを積み上げたくなる人間の業を感じました。
丹生山には寄らず、ここから下山しました。
2020年11月21日 13:06撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 13:06
丹生山には寄らず、ここから下山しました。
林道に出ました。
2020年11月21日 13:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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11/21 13:17
林道に出ました。
ゴール地点のやみつきラーメン東麺房でゆっくりしすぎて1時間に一本のバスに乗り遅れ、箕谷駅まで3km歩くはめに。
山村の秋を楽しみながら歩きました。
2020年11月21日 14:44撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
8
11/21 14:44
ゴール地点のやみつきラーメン東麺房でゆっくりしすぎて1時間に一本のバスに乗り遅れ、箕谷駅まで3km歩くはめに。
山村の秋を楽しみながら歩きました。

装備

個人装備
ヤマレコMAP 水500ml カロリーメイト2ブロック タオル 着替え 汗止め ヘッドライト 物理コンパス

感想

帝釈山の鉱山跡を訪問したいと思いました。
帝釈山の鉱山はかつて長谷銅山と呼ばれ銅を主産物としていたらしい。
鉱山道では路肩を補強した石積みなどが観察でき、戦時中には年間364tもの粗鉱を産出していたことを彷彿とさせます。
丹生山系は辰砂をはじめ様々な鉱物を観察できる面白い山域です。
ここでも化石が観察できる露頭やコバルトブルーの石を見つけることができました。

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訪問者数:865人

コメント

現場の状況 参考になります。
検討中
2020/11/22 23:12
Re: 現場の状況 参考になります。
面白い山域なのでぜひお出かけください。
2020/11/23 0:55
プロフィール画像
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