荒島岳
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- GPS
- 06:08
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,202m
- 下り
- 1,185m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高1000m位までは登り易い雪面、それ以上では固くなりクトー使用、餅が壁より山頂までツボ足アイゼンで登行。 |
写真
感想
金曜日仕事で福井に行ったついでに百名山荒島岳に初挑戦、移動性高気圧の晴れ日に巡り合って楽勝爽快大展望のスキー山行を楽しめた。
歩き出す前に雪面状況を確認する。雪は締まっているがツボ足では所々でゴボッと行きそうで、やはりスキーにシールが有効。薄明のゲレンデを歩き出す。トレースはいくつも残っており、迷う心配もなさそうだ。
地図では2本のリフトがあるが短い方のみ鉄塔が残っていて長い方は撤去されている。標高700m、長いリフトの終点位置には設備の残骸があってそれと分かった。既にはっきりした尾根登りになっており、登り続ける。真新しいかんじきのトレースがあり、本日の先行者だろう。爪痕の形でアルミのわかんだと判るくらいはっきりしている。
標高を上げると雪面が固くなり、所々の急傾斜ではエッジが掛り難いので900m位でクトーを着けた。このほうが限界傾斜も強くなって調子良い。1070mの緩いピークを右から巻いて1204mピークへの登りになるが、1150mから左にそれてトラバースするトレースに乗り、もちが壁手前の鞍部に登り放しで着けた。
もちが壁の急傾斜は完全にアイゼンの世界でスキーを担いで取り付く。一番の急傾斜箇所はピック付きストックのピックが役立った。足元はトレースでしっかりしているので不安はない。付近の山が良く見えるようになり、白山が見事だ。壁から上は、雪が軟らかければスキーに戻すのだろうが、ずっとカリカリ雪面でアイゼンのままで登り続けた。
祠の出ている山頂に難なく到着。所要4時間の、今シーズン一番の楽勝登山だろう。快晴、大展望であるが風はやや強い。風下になる南東側に少し下りて、緩い所で大休止とした。周りに誰もいない。今日は一番乗りだったのかとこの時は思ったが、ueuebooさんがとっくに下山中で、もちが壁の上ですれ違ったのだが僕は気づかなかったとueuebooさんのヤマレコで判明。
一時間以上のんびり休み、帰り支度をしている時に漸く次の人が到着した。スキーを履いて下り出すと、後続の人たちがぞろぞろ登って来た。ガリガリ雪面の急傾斜で幅も広くなく、右には雪庇が続いている。横滑り時々ターンで慎重に下りて行く。登りの人の通過待ちも頻繁にある。餅が壁の下りもエッジは利いて横滑りでクリア。
スキー滑降の記録では小荒島岳に登り返して北側の沢筋を滑っているものが多い。時間的余裕はあるので行っても良いのだが、これより下の今日の雪面はターンが重く易しくない。下の方では雪解けも進んでいるのでどこまでまともに滑れるか不明である。登ったルートで下ることにした。1204mピークの巻トレースで登り返しなしに、北尾根に戻り、どんどん下る。山頂を出てから1時間5分で登山口に帰り着いた。
福井県にある唯一の日本百名山であるが、富山県内の標高の近い山、白木峰、金剛堂山等と似たような山だろうと予想して来たが、周りにより高い山がない独立性と上部の地形的な険しさから山の風格は百名山だけのことはあると思った。
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