晴天の乳頭山
- GPS
- 04:45
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 692m
- 下り
- 691m
コースタイム
11:06 登山口
12:31 田代平山荘着
12:53 田代平山荘発
13:28 山頂着
13:45 山頂発
14:11 田代平山荘着
14:28 田代平山荘発
15:28 駐車場
天候 | 晴れ、田代平山荘から山頂まで風が強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは孫六温泉にあり。 田代平山荘から山頂まで雪庇の近くを通るところがあります。風上側を通ると問題ありません。またクラストしているのでアイゼンもしくはスノーシューは必要です。 |
写真
感想
ついに自分の番がやってきた。
10月の山行以来、休日の天気に恵まれなかった私。
天気予報の晴れマークも休日が近づくたびに変わってしまう。
しかし今回は違った。前日の予報も晴れ。
前日の仕事が遅くまでだった為時間的に余裕をもって登れる乳頭山に向かうことにした。
早起きをするわけでもなく目が覚めてから準備をして駐車場に到着したのは10時過ぎ。
準備した荷物をザックに詰めて気が付く。あ〜テルモス忘れた・・・。
居間に準備をしたまま置いてきてしまった。
余裕があれば休憩のときにお湯を沸かそうか。気を取り直して登山口へ。
登山口近くでポケットの中を確認してまた気が付く。あ〜携帯忘れた・・・。
車の中に置いてきてしまった・・・。なんだかダメダメだ〜。
今日の山行は大丈夫なんだろうか?と心配になりながらも携帯を持っていざ。
3時間で山頂に着く予定で登山開始。
初めの数分はきつい登り。たった数分で息が上がり、汗をかいた。
乳頭山を登るときはいつもこうなるんだよな〜。
その後は程よい傾斜。
ブナの林は葉を落としているので陽の光が降り注いでくる。
青空を見ながら歩くのは気分がいい。
登り始めはアイスバーンとなっているところが多かったが雪を鳴らしながらの登りに変わった。たまに大きく沈みこむものの大部分は10センチ位の沈みこみで歩けた。
40分ほど登ったところで休憩。
足を止めると静寂に包まれた。何の音も聞こえない、登山の中でも好きなひととき。
さらに登っていくと風が吹き始めた。この分だと田代平あたりは風が強いだろうなと思っていたがその前から強くなった。吹き溜まりで雪面が大きく波打っているところもでてきた。
視界が少し開けてきたところで右手のほうを見ると駒ヶ岳。さらに向こうには鳥海山も見える。駒ヶ岳は陽の光を浴びて輝いている。
今日登っている人は最高だな〜。
少しだけルートを外れてしまい遠回りしたものの田代平に到着。
やはり風が強い。周りに遮る物が何もないから当たり前なのだけど。
ここはガスッたら怖いところだなぁ。
12時半頃田代平山荘に到着。周囲はきれいに除雪されていた。
雪が降ってからもたくさんの人が利用したのかな。
小屋の中でお昼にしようかと思い中に入ったものの薄暗いので外で食べることにした。外は風が強いので風下を向いて急いで食べる。本当は風上の駒ヶ岳側を見て食べたかったのだけど。
休憩もそこそこに山頂へ。ここからはスノーシュー。
少し先に雪庇があるので近づかないように進みます。
雪面はクラストしていてガリガリと音を立てての登り。
風が強く着ていたレインウェアの中に入ってくる。あっという間に冷え冷え。
お腹痛くならないといいなぁ。
早く頂上に着きたくてスピードを上げていると、あ、足攣りそう・・・。
はじめは左足、少し休んで登っていると今度は右足。
下りではよくあるけど登りでは初めて。歩幅を狭めてあと少し。
それほど多くはないけれど樹氷と駒ヶ岳、田沢湖の景色を見ながらの登り。
雪面もただのクラストから氷が鱗のようになっているものエビの尻尾のようなものと変化している。わずかな距離だけど全然違う雪面。
山頂は風のためほとんど積もっておらず所々岩が出ていた。
カメラを構えるもののあおられてなかなか定まらない。
景色は良いのでしばらくいたかったが風のため20分の滞在で下山開始。
ここでまた気が付く。レインウェアのズボンに上着を入れたら風が入ってこないじゃん。今更だけど・・・。
風の対策もして下っていく。この分だと余裕をもって着けそうだ。
それならばとちょっと雪庇を観察。大丈夫そうな所まで行ってパチリ。
雪庇の周りは雪がふかふか。こっちがいいなと歩いているとひび割れ発見。
ここから崩れるのかな?そうだとしたら見た目よりも雪庇は大きい。
写真を撮って安全な方へ。
山荘に着くころには風はだいぶおさまっていた。少しの差でいい時間を逃したようだ。ちょっと残念。
近くでは自分のトレースが消えてなくなっていた所があった。
先ほど吹いていた風が消してしまったようだ。
これが広い範囲で消されるようだと本当に困る。
ガスだけでなく風もまた雪山を難しくさせると再認識。
林の中はトレースを横に見ながらの下り。
雪はギュッ、ギュッと朝と違い低い音。
音でも気温が上がっているのを感じとれる。
その音を楽しみながら下っていると登ってくる人が一人。
話をすると夕日に染まる樹氷を撮りに来たとの事。
通い慣れた雰囲気の方であった。
急な下りを過ぎると登山口に到着。
久々の晴れの休日、山に登れてリフレッシュできた一日となりました。
コメント
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どの写真も絶景だらけ
素晴らしい雪山登山でしたね!
青空を背景に真っ白な駒ケ岳に乳頭山。
見とれてしまいます
秋田・山形側の山は、なかなか天候に恵まれないので、今年はまだ行くのを避けてましたが、厳しい冬の季節も過ぎ、そろそろ行けるかな、と考えてました。
今週末は好天に恵まれそうなので、思い切って行ってしまおうかな。
駒ケ岳に乳頭山、どちらも行ってみたいですが、
私はうっすらと見えるあの白峰が気になります
さっそく、登山準備に取り掛かろうと思います
自分も忘れ物はよくするので、入念に準備せねば・・・
こんなに早くコメントが来るなんてビックリしました。
雪山は晴れていると本当に綺麗ですよね。
天気に恵まれずこのまま雪がなくなるのではと思っていたのでやっと恵まれほっとしています。
Luskeさんはやはりあの白峰が気になりますよね。
是非スノーブリッジを渡ってきてください
気をつけて登ってきてくださいね。
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