春を探しにー長瀞アルプスから堂上を結ぶ秩父早春花・MTBツアー

- GPS
- 08:39
- 距離
- 63.1km
- 登り
- 1,410m
- 下り
- 1,325m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
長瀞アルプスー宝登山:梅は身頃だが、宝登山の蝋梅はほぼ終わり、ハイカーはいたって少なかった。MTBとしては登山口から稜線に乗れば、かなりなだらかなアップダウンが続き、乗車率はかなり高い。走っていたので野上峠は気づかず通過、林道から宝登山までの急な木の階段の押担ぎが一番きつかった。下りのハイキングコースは階段もあるがある程度走れる。 長瀞・岩畳・虎岩コースー上長瀞まで:MTBで先を急ぐので、部分的にしか歩かなかったが、ゆっくり歩いてみたい場所だ。 ムクゲ自然公園:早春は二万株の福寿草(特に秩父紅)、春はレンギョウ、ツツジ、夏はアジサイやムクゲ、秋はリンドウやヒガンバナなど一年を通して花を楽しめる場所らしい。 四阿屋山園地:ムクゲ自然公園からどうコース取りするかをいろいろ考えたが、逆に走って遠回りーー別の機会にチャレンジしたい。園地はロウバイは終わりに近く、福寿草も終盤、花数、株数がかなり少なくなったのはなぜか? 堂上セツブンソウ:押留コースはMTBで下れる。幸いハイカーはほとんどいなかった。今年のセツブンソウは、1−2月の低温で開花が遅かったが、3月に入って気温が一気に上がり、開花した。もうすでに満開状態。 ちなみに例年立ち寄る石間沢口(万年橋から城峯山に向かう途中にあるが、吉田支所の電話したら9日に福寿草祭りを終了、見頃は過ぎているというが、別のフェイスブックの「よってがせい!吉田情報局」を見ると、今年は寒さで開花が送れ、まだまだこれからと出ていた(3月6日)。したがって上のほうはまだ見れるのではないか、と思われるが、今回は時間がなく、行くことができず残念。 また堂上から秩父の武甲酒造に向かう途中、若御子山中腹の憩いの広場の福寿草を見る予定だったが、これも道を間違えて、断念。 秩父酒造は新酒がいろいろ出ていて、今がシーズンだ。 |
写真
感想
今年の秩父は昨年と同じで1−2月の気温が低く、早春の花の開花がかなり遅れていた。ところが3月に入って急激に気温が上がり、一気に開花して終わりそう。そこであわてて恒例の秩父早春の花めぐりMTBツアーを計画。
毎年同じコースではつまらないので、今年は長瀞アルプスから宝登山に登り、長瀞の岩畳からまだいったことのないムクゲ自然公園により、そこから吉田、四阿屋山,堂上と回って、帰路、時間と体力の余裕があれば、若御子山中腹の憩いの広場によって、武甲酒造を最終ゴール地点にする計画。少し欲張りすぎで、時間により、途中をカットする予定だった。
山手線の始発に間に合うように自宅を3時半過ぎに出発、MTBで新宿駅まで走り、輪行で池袋、赤羽、熊谷周りで秩父線に乗り換え、野上駅下車、長瀞アルプスに向かう。140号線をわたると、なにやら広場に赤いものがーーホトケノザの大群落だった。広場全体が赤く見える。
登山口手前の萬福寺付近には梅が咲いている。
登山口からしばらく進むと右に折れる急な踏み跡があるが、これを見送って5分くらい進むと、尾根に向かう道となった。上に登ると道標があり、野上駅にはこの道を使うような手書きの書き込みがあるが、記録を見るとどちらでも問題なさそう。稜線はなだらかなアップダウンが続くので、かなり乗車して走れる。15分もしないうちに天狗山分岐に出る。時間があれば天狗山コースに向かうが、今日は盛りだくさんなので、宝登山まで一気に進む。野上峠の道標も走り過ぎて気がつかなかった。
天狗山分岐から25分位で宝登山登り口、そこから20分くらいで山頂に出た。山頂手前ではツグミを見かけた。急な階段のMTBの押担ぎは結構きついが、登りはいつもこんな調子だ。
ここまで誰にも会わず、山頂に出て初めて人にあった。近所の人らしく、ロウバイはもうほぼ終わりという。少し下ってロウバイ園の下にある梅園を見る。紅白の梅が身頃だ。蕾も多く、まだしばらく咲いているようだ。遠くに武甲山や両神山など秩父の山並みが展望できるが、今日は黄砂なのか春霞なのか、かすんでいる。
一頻り撮影し、ロープウエイ駅付近の福寿草などを見てから、下山開始。最初にハイキングコースを下ってみるが、階段が多いので、すぐダート林道を下る。一気に下って、10分足らずで宝登山神社に出た。今日は神社には向かわず、すぐ長瀞の岩畳に向かう。まだ朝早いせいか、平日のためか、シーズンオフなのか、観光客の姿はなく、船が数艘つながれている。MTBを置いて、岩畳を歩いてみる。脇の道や岩畳の上を歩いて上長瀞駅に出られるらしい。今回はMTBを押して上長瀞まで歩く余裕がなく、上の道を走り、道案内を見ながら虎岩あたりで、下に下りてみる。ゴムボート遊びのグループが荒川を下っている。時間があれば近くの自然史博物館によりたいが、次回に。
上長瀞駅には向かわず、ムクゲ自然公園に向かうが、道が良くわからない。140号線に出てしばらく走ると、15分くらいで案内板の場所をすぐ左折、細い道なので、通りがかりに女性に尋ねると、その道を進めば入口があるという。進むとトンネルがあり、上を通る有料道路をくぐって調べておいたとおりの道に出た。そこを登ると受付の建物があるが、電気が消えていて誰もいない様子。そのまま秩父紅の案内にしたがって、丘を登るとまだ咲いていたが、終盤だった。下るころには人が受付の準備をしていたが、そのまま下って失礼する。
さて、これからが問題。吉田方面に向かって進みたいのだが地図を見てもどの道が良いか良くわからない。再び140号線に出るが、ここで方向を間違え、戻ってしまう。橋を渡る手前で地図をよく見て、人に聞けばよかったのだが、聞けるような人影が見当たらなかったので、そのまま進んで、荒川の左岸に出ていつも通る道に出る。今日は仕方ない。次回もう一度近道を探すことにする。
今回は福寿草が終わっている龍勢会館は素通りし、その先で少し迷う。いつもはそのまま山周りで黒海土経由で両神神社に出るのだが、下から回って299号線経由で出る方法も考えていた。しかし道に自信がなく、結局戻って、慣れている上の道を進む。秩父事件に関係の深い椋神社を過ぎ、前方に両神山のシルエットが浮かび上がる。万年橋まで来て、今回は沢口の福寿草自生地をカットすることに。吉田支所に聞くと、9日に福寿草祭りは終了、見ごろも過ぎているというが、「よってがんせ!吉田情報局」では、開花は遅く、まだまだ見られると3月6日付で出ている。おそらく山の上のほうはまだまだ見られると思うが、今回はカット。四阿屋屋山に急ぐ。
龍勢会館先から40−50分で両神神社に到着、最近自転車の遠出はしていないので、足の疲労が激しい。昼食休憩し、回復を図る。200円弁当半分とバナナ、みかんなどを補給し、登り始める。結構辛くなり、斜度の急なところは恥ずかしながら押して進む。何組かのハイカーとすれ違う。30分弱で園地に到着。大勢のハイカーが来ていた。
ロウバイは終わりに近く、福寿草も終盤だ。秩父紅はこれからと少し前の案内に書いてあったがどこにあるのかわからない。いつもと違って今年は株の数が異様に少ない。いつもはすぐ秩父紅はわかるのだがーーどうなっているのか??あまりの寒さに芽が出なかったのか??
ロウバイは終わりかけているが、ダンコウバイが咲いていた。それを撮影する人も多い。一回り歩いて撮影し、すぐ堂上に向かい、押留コースをMTBで下る。下るハイカーが少ないので助かった。ここでもツグミを数羽見かけた。団体は大半、そのまま帰るか、四阿屋山方面に登っていった。別ルートで堂上に向かう人もいるだろう。
1時半過ぎ、園地から20分ほどで堂上に到着。受付で確認すると満開という。しかし中に入ると株の数が少ない。今年は何か変だ。以前はもっともっと数が多かったはず。
雲が多く出始めたがなんとかまだ日差しはある。すぐに山の向こうの雲に隠れそう。暗くなったり明るくなったりは、このあたりでは良くある。
撮影し、一旦昼食の残りを食べ、二時を回って再び晴れ間が出たのでもう一度撮影。二時10分過ぎに出発し、一番楽な三峰口方面経由で秩父駅に向かう。
それでも標高差は100m以上あるようで、なんとか踏ん張ってMTBを走らせる。秩父御岳の前山の猪狩山入口を通過し、再び登りになり、標高400mを越える。トンネルを過ぎると下りになり、目の前に熊倉山が大きい。左右(東西)に険しそうな尾根を従え、相当な迫力だが、やや不遇な山だ。一気に140号線の三峰口付近に出る。標高300mくらい。そこから140号線を秩父駅方面に進む。ほぼ平坦な、緩やかな下り。3時10分ころ、白久駅と武州日野駅の間でさらに熊倉山が大きく迫る。武州日野駅を過ぎ、若御子山方面が見え、入口に通じる林道を探す。下調べしておいたはずだが、道がつながっているかどうか、はっきりわからないまま、間違えた道に入り、行き止まりになる。再度引き返してチャレンジするかどうか考えたものの、すでに足も疲れ、急な林道を登ってさらに若御子山中腹まで往復すると結構時間がかかるので、今日はこの辺で引き上げることにする。3時19分、枝垂桜で有名な清雲寺手前の千手観音を通過、4時前に秩父駅を過ぎて武甲酒造に到着。
店に入ると新酒が多種並んでいる。店主らしき人と話しをしながら新酒の説明を聞き、4種類を購入、さらにワインと梅酒を追加し、帰りに車中で飲む分を探す。最近の品評会で金賞を獲得した武甲正宗大吟醸(酒かすつき)無ろ過生原酒限定品を追加。あーあ、また買いすぎたのかなーー??
帰路は秩父駅から再び熊谷経由、西武秩父からのほうが少し安いが、熊谷から新宿まで一本で出られるのが魅力。秩父線の車中も眺めがよく、楽しい。大吟醸無ろ過生原酒を飲みながら夕日を眺める。両神山のシルエットが美しいが、撮影は間に合わなかった。途中で運転手のバッジをつけた職員が大きなかばんを持って乗ってきたので、秩父線について、話をする。秩父鉄道は、秩父事件より少し後、渋沢栄一翁らが提唱し、事業化されたようだ。当初は旅客事業中心の計画だったが、やがて石灰岩などの鉱山事業が始まり、鉱石などの輸送も始まり、こんにちはSLも走り、土休日は鉄道ファンが詰め掛けて、事業は黒字だという。
日が沈み始め、少し眠くなったところで熊谷の到着した。
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hirokok510















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