焼肉竹の親父の山歩記 鍋尻山(滋賀県) ガスガスで白いお山
- GPS
- 01:53
- 距離
- 1.7km
- 登り
- 157m
- 下り
- 225m
コースタイム
天候 | 曇り一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
徐行するほど気を使う必要はありませんが、車体の下をゴツゴツと石が何度か弾けました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
頂上前の急傾斜地は雨で泥濘むと滑りやすいです。 |
写真
感想
初春に愛らしい福寿草の咲く鍋尻山。
同花は鈴鹿山脈の藤原岳や霊仙山、入道ヶ岳が有名ですが、それらの山は数時間登らなければ春の日差しに輝く黄色い花を見つけることはできない。
ところが鍋尻山は、季節になると標高600メートルを超える登山口からわずか数分で出会うことができるそうです。
今回は福寿草が登山道を彩る季節ではないために、苔むすカルスト地形を愛でながらゆっくりと歩きました。
頂上手前で御池岳など、壮観な鈴鹿の山々を拝むことができたのですが、写真や動画はその場所よりも頂上付近から撮影しようと思い通り過ぎてしまうと、冬の到来を告げるような灰色の厚い雲がガスに化けたように辺りに漂い始め、わずかな日差しに照らし出されていた美しい紅葉の山々は、白色の修正液で塗りつぶされたかのように掻き消され、結局素晴らしかった景色を撮ることはできませんでした。
登山口の保月集落はほぼ廃村になっていて、人の住む気配のしない家屋は、時折住民が戻ってきては風を通すみたいですが、小学校の廃校跡と共に侘しい雰囲気を醸し出していました。
加えて、そこにたどり着くまでの林道は狭く、途中で両脇にそそり立つ山の岩肌が通行人を脅すように圧倒し、また、荒れた沢や林道の工事中なのか、2回、2トン車とすれ違い、切れ落ちた絶壁の道端を気にしながら何十メートルもバックしたりと、山よりも道中の方がスリリングでした😅
また、最近の事件ですが、この山に行くと出かけたまま行方不明になられたお婆さんがおられ、心のどこかで気にかかり、迷い込みそうな道を確かめたりしていました。
どこの山もそうですが、遭難の危険性が常に潜み、熊も人の住むところにどんどん近づいていますので、気を緩めずに登山することが必要のようです。
つい数年前、この地域で人が熊に襲われたことは後で聞いた話です。
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