鉢巻山〜灰ヶ峰-初冬の九嶺、西側を歩く-
- GPS
- 08:03
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,208m
- 下り
- 1,197m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 8:04
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね整備されていますが、落ち葉で踏み跡が消えているところも 地形図は必携です |
その他周辺情報 | 赤ビル温泉:境川沿いにある銭湯 450円 創菜酒房 縁:落ち着いた居酒屋。日本酒のバリエーションが多い |
写真
感想
COVID-19が再び猛威を振るい始めました。外出自粛っていうけれど、感染拡大の実態はアルコールの入った会食によるんじゃない? ソロ行動なら感染リスクは低いので山行を決行。
3月に歩いた九嶺の残りです。西側の峰がどれかわからなかったのですが、momijiosamuさんのレコのおかげで判りました。感謝。
西から時計回りに灰ヶ峰までのルートとして、川原石駅を出発。住宅地を抜けてそれっぽいところから取り付きます。テープはないけれど踏み跡もあり、すぐに稜線に出られると思ったのもつかの間、小さな墓地を過ぎたあたりからは踏み跡が消えました。もう少しで131mのピークに出られるはずなので、野茨やら姥目樫と格闘しながら登ります。15分ほどで東側からの登山道に合流、一汗かいたんで131mピークでフリースを脱ぎました。このピークには”向尾山”の手作り山頂標がありましたが、なんか違うような気がします。
稜線を北上していきます。適度にテープもあって快適に進めますが、道が徐々に稜線から西側にトラバースするように。石造りの土留があるので昔からの道のようですが、どうも怪しい。
西に伸びる尾根を乗り越える辺りで、道を外れてピークを目指しました。この時季だからできるルート変更ですね。着いたピークには九嶺の第一座、”向尾山”の山頂標が。ビンゴ!
この先は稜線を進んでいけばいいはず。落ち葉が積もった大岩を過ぎていくと道の両側には人工的な平地がチラホラ。旧軍道?を横切れば鉢巻山の頂上です。北側にはコンクリートの建造物跡がふたつ。おにぎりを頬張って小休止。
鉢巻山北側も平地になっています。よく見れば煉瓦で作った竈のようなものや、直径10m近い凹地も。旧海軍の陣地跡でしょうか。更に進むと再度旧軍道?に合流。緩やかに下って行くと右手に”傘松山”の標識が。テープに従ってひと登り。山頂では登ってきたのと逆側にも踏み跡らしきものが見えました。旧軍道?に合流せずに稜線を行くルートがあったのかもしれません。これで三座。
九嶺四座目となる大迫山まではちょっと距離があります。鍋土峠を下り、二河川を渡って松ヶ丘団地を抜けます。団地内の公園でトイレ休憩をしてから再び山道へ。やや急な登りでしたが、380mピーク(八畳岩)からの眺めは最高でした。なぜここが九嶺の一座に選ばれなかったのかが不思議です。小さなアップダウンが続く稜線を一路大迫山へ。偶然かどうかはわかりませんが、小ピークには幹周りが1m超の立派な山桜が生えています。春には見事な花を咲かせることでしょう。
九嶺四座目の大迫山は送電線鉄塔のそば。おにぎりを頬張って最後のピークに備えます。
一気に神山峠まで下り、灰ヶ峰への登山道へ取り付きます。県道174号との合流点脇に登山口があったようですが見落としてしまい、その先の車道を回って山道へ。このルートは山頂のレーダーへの電力線に沿っているので、ずーっと登り。足元は粘土質で湿り気味。滑らないよう、フラットフィッティングでゆっくり登って行きました。途中、この行程で唯一、トレランスタイルの登山者に会いました。あっさり抜かれちゃいました。
ゆっくり登って14時に灰ヶ峰山頂へ。好天なのでさぞかし混んでいるかと思いきや閑散としてました。眼下に広がる絶景を眺めながらコーヒーとシュトーレンでゆったり過ごし、正面登山道で下山。
師走になったのに、登山道沿いには名残の紅葉がありました。さすが瀬戸内は暖かですね。
呉駅まで歩いて山行は終了。このあと赤ビル温泉(銭湯)で汗を流して、「地ぐ酒ぐ」参加店で一杯してからバスで帰宅しました。
コメント
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tetsumaroさん、こんにちは。Y.Ennaです😁
元:呉市民ですが、まだ巡られてたルート行ってないので、機会あれば登ってみたいと思います😄
呉は元海軍の街。老齢なお方は憲兵トラウマがあるのか?山に入るのをためらうような節があります。
いい山に取り囲まれている割に、灰ケ峰以外のお山は人気がないような・・・。
八畳岩、絶景間違いなしでしょう👍️ 二河峡と絡めてルート探索してみようかな😁✌️
Y.Ennaさん、こんにちは。
今日もいい天気でしたね。洗濯日和でした。
呉周辺の山は旧海軍が占有していたのでしょうから、気軽に山へ入る習慣がないのも頷けます。今回の山行でも軍の遺構が沢山ありました。
探検気分で面白いんですが、何があるか判らないのでちょっと怖いところです。
地元のニュースで、「呉の観光振興をどうするか・・・」なんて話がありました。
九嶺を結ぶトレランコースを整備して、レースでもやったら面白いかもしれませんね。
こんばんは。
山行記録を参考してくださってありがとうございます。
鉢巻山の周辺の小ピークにはいろんな山頂標識があってどの山がなに山なのかよくわからなくなりますね。gokuさんのレコでは鉢巻山=傘松山だったり、向尾山ではなくて大根山だったり、みたいな。
どこにも正式な見解が無いのですが、今回参考にした山頂標識が一番新しくて立派だったのでこれでいいんだろうと割り切って歩きました
吉浦から川原石までは呉線が曲がりくねって続いているので撮り鉄ポイント多そうですね
momijiosamuさん、おはようございます
山行記録、ほんとに役立ちました。
鉢巻山周辺の稜線の峰々、名称がどれかわかりませんね。
地元の呼び名と、旧海軍の名前が違ったりとかするので、正式見解?が出せないんでしょうか。
今回歩いてみて、「呉は九嶺に守られている。」って、”九嶺それぞれにある旧海軍の高射砲陣地に守られている”ってことではないのかな。と感じました。
吉浦辺り、海バックで撮り鉄したいんですが、撮影適地は自衛隊の敷地になっていそうです。
憲兵は来ないでしょうけどね。
tetsumaroさん、おはようございます。
山行記録を拝見してビックリしました。
同じ九領でもお互い個性あるコースで。
天気に恵まれどこからも眺望が良かったですね。私の下山コースも紅葉が残っていて最後に錦を飾ってくれました。
小ピークには幹周りが1m超の立派な山桜、私も驚きました。
kabefujiさん、こんばんは。
こちらも山行記録を見てビックリ
鉢巻山辺りの稜線で比較的新しい足跡を見つけたので、「つい最近歩いちゃった方がおってんやぁ。」と思ったら数時間前だったんですね。灰ヶ峰山頂もちょうど入れ替わりでした。
師走だからそんなに日焼けしないと思いましたが、好天すぎて唇が焼けました。
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