【過去レコ】焼岳 中尾温泉コース
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,259m
- 下り
- 1,250m
コースタイム
天候 | 曇り一時晴れときどき小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 中尾温泉 焼乃湯で入浴 http://yakenoyu.com/ |
写真
感想
先月,ST先輩と登り,最高の天気に恵まれた焼岳.来年の紅葉の時期にもう一度,と思っていたが,今回もちょうど紅葉の時期だし,富山からの帰り道ということもあり,思い切って行ってみることにした.
富山からは41号線で神岡まで行き,そこから471号線の一本道で奥飛騨温泉郷に至る.途中で仮眠した時間を除けば,2時間足らず,約80kmの道のりだ.岐阜からよりも断然近い.
新穂高温泉に属する中尾温泉には思っていたよりもかなりたくさんの旅館やペンションが立ち並んでいた.温泉街を詰めていくと,駐車場がある.この駐車場は建設会社が登山者用に開放しているもので,簡易トイレと登山届けのボックスも設置されている.着いたときにはステップワゴン1台だけであった.30分ほど仮眠をした後,朝食を食べて出発.
最初はブナ林に囲まれた車道をこれでもかこれでもかというほど進んでいく.緩い勾配だが,30分も歩いたので,かなり高度をかせぐことができた.林道の終点から登山口に取り付き,ジグザグに登っていく.少し登ると白水の滝の展望所がある.紅葉した隣の岩坪山とのセットで美しい.天気はあいにくの曇り空だが,展望の開けたところからは笠ヶ岳や錫丈岳が顔を出し元気が沸いてくる.
1600メートル付近は最近も滑落死亡事故があった鍋助横手と呼ばれるところだが,それほど危険だと感じるような箇所はない.鍋助横手で愛知県の祖父江町から来たというおじさんとしばし談笑した.ここには看板が立っていて「峠まで50分」とあるが,本当だろうか?ガイドブックのコースタイムとは随分と違う気がするのだが.この辺りからコメツガなどの針葉樹林帯へと変わり,秀綱神社を次の目標に進んでいく.
国土交通省の雨量観測所を右手に見ると,すぐに秀綱神社だ.三木秀綱を祀った岩屋の神社には立派な鳥居と案内板も立っていた.神社から少しで新旧中尾峠の分岐点に達する.下りの歩行時間を短くするために,先に焼岳小屋に立ち寄っていくことにした.西穂からの縦走路と合流するとようやく小屋に達する.ここまで歩行時間2.5時間で予定より1時間も早い.小屋の周囲のベンチでは食事をしている人が数パーティおり,そこに混じってご飯を食べた.この日は母が作ってくれたキンピラ&エビフライもありいつもより豪勢だ.初めて使った魔法瓶の温かいお茶もおいしい.ご飯を食べているとガスが立ち込めてきて,小雨も降り出したので,しばらく天候の回復を待ってゆっくりしたがどうもイマイチだ.天気予報では降水確率0%の晴れのはずだったのに...
ガスの中を展望台に向けて登ってゆく.わずかに上高地の方向のみが見えるのみだ.八合目まで行くと「落石・浮石に注意」の看板がある.ここからは本当に登りづらく,石車に乗ったりしてなかなか進んでいかない.やがてガスの中に今にも崩れてきそうな大きな岩壁が見えてくると山頂は近い.火山ガスの噴出口を横目に山頂に到達する.ST先輩と来たときとは打って変わって当たり一面真っ白だ.ここでの景色は前回堪能したことだし,早々に下山を始める.
中尾峠に向けて下山していると,急に風がガスを運んで行き,割谷山〜穂高が顔を出してくれた.旧中尾峠の辺りでしばらく景色を楽しんだ後,中尾温泉口まで下山する.時折小雨が降っていたが,駐車場までくると雨脚も強くなった.
中尾温泉の旅館「焼乃湯」の露天風呂と平湯大滝公園に立ち寄ってから岐阜へ.2日続けての登山の疲れで,帰りはもうぐったりだった.
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