タイムリミットに焦る県境縦走!富幕山〜城山
- GPS
- 09:45
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 1,818m
- 下り
- 1,725m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
三河大野駅発17:16 |
写真
感想
寒い!新潟などでは大雪とのこと。寒さと雪は嫌いだが、体力維持と勿体ない精神で県境縦走を決行することにした。これまでに二川から富幕山までの県境は歩いている。そこで今回は、富幕山から北に向かう県境尾根を縦走しようとなったのだ。
いつものことだが、CTも藪の状況もよく判らない。大雑把に三ケ日駅〜富幕山が2h、下山開始〜三河大野駅が2hと見積もった。三河大野駅発17:16の列車には乗りたい。そうすると下山開始のタイムリミット(TL)は15:30となる。
さて富幕山からどこまで歩けるか?城山までは行けるだろう。浅間山か?鳶ノ巣山まで行けたら三河川合駅に降りたほうがいいかなと、夢想は膨らむばかり。結局行ってみなければ分からないとの結論だ。
○三ケ日駅〜富幕山
日曜の早朝電車はお客も少なくゆったりだ。三ケ日駅で下車したのは2人。閑散とした駅前を歩いて北上。ミカンの産地だけあって、ミカンが道路にまで転がっていた。約1時間のロードで只木コース入口に到着した。ここから山道のハイキングコースを歩き山頂へ。予定より30分遅れで、2度目の富幕山に着いた。展望台からは浜名湖や浜松方向の眺めがよい。
○富幕山〜上の浅間山
ここからは未知の領域だ。果たしてどんな道なのか。陣座峠までは一般登山道であった。途中の鉄塔からは富士山や南アルプスが見えた。予想もしていなかったので儲けた気分だ。峠には看板があって縦走路入口がすぐ分かった。すぐに採石場が現れ、道はここを巻くようについていた。だがへそ曲がりはわざわざ藪を掻き分けて採石場に入ってみた。意外にも眺めがよくて、来て損はなかったと自己満足した。
黒松峠からは道がよくなり、バイクの轍が確認できた。上の浅間山でも富士山や南アルプスが見えた。ここまでは順調だ。あと3時間強でどこまで行けるか?
○上の浅間山〜城山
はっきりした道は北西についているが、県境尾根は東だ。長い県境尾根を下り、新東名の手前で林道に出た。この林道を下ると東へ大回りとなりそうなので、尾根を乗り越えるような感じで高速のフェンス沿いに北西に下った。簡単そうに思えたフェンス沿いは、藪が繁茂しとても歩けない。藪の薄い植林帯に入って、掻き分けながら急下降した。道に着地する寸前に赤テープを見つけた。もの好きいるものだと感心した。
高速を潜り県境尾根に復帰すべく、取付きを探した。フェンス沿いを検索したが、藪でとても登る気になれなかった。そこで戻って植林帯に取付き登った。上に登ったのにフェンスに出てしまい、藪と格闘することになった。このままでは時間が掛かるばかりなので、植林帯に逃げ谷をトラバースして隣の尾根を登り上げた。
そしてようやく県境尾根に復帰できた。炭焼田峠から大森山までは約H250mのアルバイトだ。だが高速道越えに体力を消耗させられた体にはキツイ(T_T)。
大森山には上の浅間山から2時間かかってしまった。城山には15時頃だな。もうTL間近だ!眺望もない山頂なので即出発。だが予想通り城山には15時着。
○城山~三河大野駅
さて西か北東かどちらに向かって下山するか?地図を見て検討した結果、県境尾根を前進して林道出合から下山することにした。林道出合に着いたのは、ほぼTLであった。ここから植林帯をショートカットして沢の林道に着地し、駅を目指して黙々と歩いた。何とか17時の列車に乗りたい。次の列車は19時だから。
距離は判らないが、地図を見た感じはギリギリだ。脇目もふらず寄り道もせず歩いた結果、発車5分前に駅に到着した。全く冷や汗ものであった。
ガラガラの車両に乗り込み、ボックス席を1人で占領して(*´ω`)。列車の揺れと暖かさと疲れでうつらうつら。これが電車山旅の至福の時だ。
※感想
高速を越える前後だけ道がないが、後は全コース一般登山道並みのはっきりした道があった。テープ、赤布などや看板も少ないながらある。
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