桃太郎伝説を追って扇山・百蔵山・岩殿山へ

2020年12月26日(土) [日帰り]

• GPS: 07:44
• 距離: 33.1km
• 登り: 2,229m
• 下り: 2,235m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:24
• 休憩: 1:20
• 合計: 7:44

距離 33.1km 登り 2,236m 下り 2,235m

8:53 猿橋駅
9:10 9:22 猿橋
9:47 9:49 鳥沢駅
10:18 10:20 山谷
10:34 10:35 君恋温泉
10:39 10:41 犬目バス停
10:52 安達野バス停
11:23 11:25 荻ノ丸
11:43 11:44 犬目丸
11:47 11:48 荻野・犬目分岐
12:21 12:41 扇山
12:45 大久保のコル
13:03 13:04 カンバノ頭
13:13 長尾峰
13:19 宮谷分岐
13:26 13:28 コタラ山
13:52 13:58 百蔵山
14:04 表登山道分岐
14:11 14:17 四等三角点「葛野」
14:24 14:25 金比羅宮
15:25 15:27 岩殿山
15:27 15:28 烽火台・本丸跡
15:36 15:53 三ノ丸跡展望台
16:00 16:01 岩殿山
16:37 猿橋駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

スタート・ゴールはJR猿橋駅

コース状況／危険箇所等

特に危険な箇所はありませんでしたが、百蔵山・岩殿山の山頂付近は急登のため、乾いた落ち葉に足を滑らす可能がありました。

岩殿山へ駅から一番アクセスが良い登山道「強瀬ルート」は通行止めが続いています。復旧のめどは立っていないようです。岩殿山へは畑倉ルートもしくは浅利ルートの利用となります。

その他周辺情報

ＪＲ猿橋駅前の国道120号線沿いにセブンイレブンがあります。

写真

JR「猿橋駅」から桃太郎伝説巡りをスタート。
まずは日本三大奇橋「猿橋」へ向かいます。

甲斐の猿橋で「猿」を仲間に♪

本日この後に向かう百蔵山（ももくらやま）の麓から、大きな桃がこの桂川で流れてきたようです。

JR鳥沢駅で「キジ」を仲間に♪

鳥沢駅前の光景。桃太郎伝説に力が入っている？

近くには談合坂の地名も。団子坂が転じた？もしくは鬼退治の相談（談合）が由来だとか、そうでないとか？

この方々にも仲間に加わって欲しいですが・・・。

スタートからずっと旧甲州街道に沿って進みました。江戸時代からの石畳が残る区間があります。

旧甲州街道の犬目宿で「犬」を仲間に。もちろん、きびだんごも持参?

猿・鳥・犬が揃いましたので、旧甲州街道から扇山登山道へ入って行きます。

この日は、富士山が一日中よく見えていました。

ちょっと登山道を外れて、特に眺望はない「萩ノ丸」山頂へ。自己満足の世界。

登山道のすぐ脇にある犬目丸。眺望はなし。

犬目丸から少し進むと眺望が良いピークがありました。

扇山山頂。富士山の眺望が良く、数名のハイカーで賑わっていました。

12/26 12:36

扇山の山頂は芝生が広がっており、休憩適地です。

百蔵山へ向かう途中、登山道を外れて長尾峰へ行くと、石仏がひっそりと佇んでいました。眺望はなし。

またまた、登山道を外れて「コタラ山」へ。やっぱり眺望はなし。

冬枯れの木々の間から陽を浴びながら、カサカサと落ち葉を踏んで先へ進みます。

12/26 13:39

百蔵山の山頂付近は急登となります。下山時もなかなかの下りでした。

12/26 13:51

桃太郎が入っていた大きな桃がなっていたという百蔵山（山頂）に到着。

百蔵山山頂からもよく富士山が見えました。

百蔵山から岩殿山を目指して一気に標高を下げていきます。

街中まで下りてくると、鬼が住んでいたという岩殿山がよく見えてきました。

岩殿山の畑倉登山口。鬼の住処だったと言われる「鬼の岩屋」への案内もあります。

岩殿山登山道の途中にある「鬼の岩屋」。確かに鬼が住んでいそうな雰囲気。

12/26 15:21

岩殿山山頂への道もなかなかの急登です。

岩殿山山頂に到着。丹沢方面の眺望。

岩殿山山頂からの富士山もなかなかの眺望です。

12/26 15:32

岩殿山はいかにも鬼が住んでいそうな断崖絶壁の山容で眼下に町が広がって見えます。

岩殿山登山道は畑倉ルートと浅利ルートしか使えない状況です。（画像は大月市観光協会HPより）

岩殿山から下山し、ゴールの猿橋駅へ向かう途中に「鬼の杖」なる伝説スポットが。

鬼が桃太郎に投げつけた石杖が岩殿山から飛んできて、ここに突き刺さったそうです。

本日一日の行程が俯瞰できるジオラマの設置もありました。

撮影機器：

SHV41 SHARP

感想

BATA5555

今回は山梨県大月市にある桃太郎伝説を辿りながら、中央線から見える扇山・百蔵山・岩殿山を巡ってみました。この三山は、以前に登ったことがありますが、桃太郎伝説の視点からは、違った楽しさがあり、知的好奇心を刺激する山行となりました。

また、前半は「猿」・「鳥」・「犬」の地名が付いた場所を辿りましたが、これらの地域は旧甲州街道沿いにありますので、江戸時代の石畳や一里塚等々も合わせて見学ができて、旧道歩き（走り）の楽しさも満喫できました。
桃太郎伝説といえば、岡山県が本家かもしれませんが、大月の桃太郎伝説を信じたくなるような山行となりました。

ちなみに大月の桃太郎伝説とは・・・（大月市観光協会HPより）
昔むかし、おばあさんが「桂川」で洗濯をしていると、どんぶらこどんぶらこと大きな桃が「ももくら山」の麓から流れてきました。

その桃から生まれたのが「桃太郎」。
「鶴島」にて成長した桃太郎は、「岩殿山」に住む悪い鬼の退治に出かけました。

道中、腰に付けたきび団子をあげ、「犬目」でイヌを「鳥沢」でキジを、「猿橋」 でサルを家来にしました。一網打尽…桃太郎たちは鬼を征伐し、里の人々に幸せな暮らしが戻ってきました。

鬼が手に持っていた石の杖が今でも「石動」の地に突き刺さり現存するように、大月市周辺には、桃太郎童話にまつわる地名や言い伝え、伝説がたくさん残されてるようです。