御神楽岳(寒波襲来・激パウ)
- GPS
- 08:47
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,433m
- 下り
- 1,451m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆スノーシェッド〜室谷登山口 ・車道〜林道歩き。アップダウンがあるので帰りもスキーで滑るにはちょっと厳しい。片足シールを使う手もあり。 ◆室谷登山口〜御神楽岳 ・途中渡渉箇所あり。(スノーブリッジを慎重に渡った) ・基本夏道だが谷筋は避けて尾根を進んだ。 ・谷筋はおそらくラッセル厳しく尾根は樹木が密なのでルート取りがテクニカル。 ・御神楽岳手前はうまく巻いたほうがいいが途中クラックが入るなど、雪崩には注意が必要。 ・御神楽岳は風雪強く長居できる状態ではなかった。 ◆御神楽岳〜室谷登山口(スキー滑走) ・斜度があまりなく重めのパウダーだったがそれなりにパウダー滑走を楽しめた。 ◆室谷登山口〜スノーシェッド ・斜度がなくアップダウンがあるのでヒールフリー、片足シールなどで思い思いに戻った。 |
写真
感想
さあ年末年始だ、山スキーだ。
メンバーは昨日から遠征しているが自分は今日、明日の2日間だけ参加する。
今日の行き先は二百名山の御神楽岳。
正直あまりよく知らなかったが鬼滅の刃で「ひのかみ神楽」という究極技が出てくるのでなんとなく運命を感じる(笑)
夜中2時過ぎにスタートということだったが自分は1時半過ぎに先行して出発。
他のみんなは昨日もラッセルしているので今日は足が満タンの自分が頑張らなければならない。
5kmの林道を延々とラッセルして登山口に到着するも大魔人さんとパクと話し込んでうっかり登山口を通り過ぎてしまった。
少し戻って仕切り直し。
ここからは大魔人さんがラッセルしていった。
夏道は沢沿いをいっているが自分たちは尾根筋へ向かう。
急でテクニカルな尾根だったが大魔人さんが先頭で切り開く。なかなか登り甲斐があって楽しかった。
微妙な巻きはYSHRセンセーが先頭で引っ張る。
今日はやけに調子がよかったので自分も積極的に前に出る。ラッセルが楽しくて仕方ない。
パクは今日で5連戦だが途中で先頭を交代するとせっせとラッセルしていった。さすが。
山頂部はポコがあって面倒だがここもセンセーが巻きながら突破。
長い道のりだったがようやく御神楽岳のピークを踏んだ。
ホワイトアウトなので景色は見えない、でもいい、これが厳冬期の山スキー。
あとはポンツーンでガンガン滑ってあっという間に登山口へ。
長かった林道も片足シールでこなしてパクとおしゃべりしながら車道歩き。
割と早く下山することができた。
さあ記録を書いたら次の目的地へと移動しよう。
昨日は雨の守門岳を下りて五泉さくらんど温泉でかなり長時間のんびりしていた。僕が入った時には暖かい雨が降っていたが外に出ると猛吹雪。明日の御神楽岳まで30分車を走らせていたら雪の深い橋の上でクルマが止まった。この道は明るい時間に通ると「冬季除雪しません」の看板があるらしい。暗くて気づかなかった、というか冬はロープでも張っておいてほしい。JAF呼ぶか、朝までに来てくれるかな、明日は僕だけ休養日だろうか。などいろいろ考えるていると30分ほどで岩さんが助けに来てくれた。元・海男の岩さんは砂場でスタックした人の車を引っ張り上げることをよくやっていたので牽引は慣れたもの。手際よくロープを結んでずるずるーっと安全地帯まで引っ張ってもらった。素敵・・・惚れてまう。その後は岩さんの後ろをついていってスノーシェッドで車中泊。ここ最近で最も快適だった。
翌日は気合の1時半起き、2時スタート。3時スタートだと思っていたらみんな早々に出ていった。昨日は到着が遅くなったし今朝は予定より早いし寝足りない。眠たい。一番後ろをふらふらとウォーキングデッドしていく。カタヤさんと岩さんが速すぎて追いつけん。かなり長い林道だったが林道終点付近まで追いつけなかった。その後は淡々と夏道沿いを登る。雪は深いが元気な人たちがゴリゴリラッセルしていく。僕の出番はない。なんだか眠いし昨日のスタック事件でメンタルがやられて今日は力が出ない。岩さんに「おやつください><」と頼んでチョコバーを恵んでもらった。おいしー。これで士気が上がればよかったがやっぱり無理で再びふらふらと寝ながら歩いていた。だいぶ歩いたな、風も雪も強くなってきたしそろそろかな、と高度を確認するとまだ800mで絶望した。朝が来ると少し元気になったので頭の使わない尾根をせっせとラッセルした。明るくなったが太陽は見えない。雪も止まない。真っ白な山頂で記念撮影したらシールを剥がして落ちるだけ。雪はヘビーだが斜度のあるところはぼっふぼっふで楽しい。あまりに雪が重たいもんだから板の上に乗った雪の重みでカカトのビンディングが外れる。カカトが外れて嬉しかったことが一度もないので固い方に調整しておこう。
下山後も平らな、というか登りの林道をてくてく歩いてクルマに戻ってきた。こんな天気だが泊まりの入山者が10人くらい居た。明日にはトレースが消えるので帰りはかなりのラッセルを強いられるが大丈夫だろうか。下山後は翌日の山まで2時間半の移動。吹雪の下道はえらい疲れた。今日もあまり温泉でのんびりしていたら大変なことになりそうだ。おかしいな。年末は寒波が来るから軽めの山をサクッとやって温泉でのんびりするプランだったのだが、全然のんびりできん。山より下界の方が危険がいっぱいだ。
守門岳の戦いを終えた後次の戦いの地、御神楽岳を下道で目指す。途中の町の食堂でラーメン定食を頼んだらいきなりおでこにピストル型体温計を当てられた。マジですか、よそ者だから仕方ない、早めに阿賀町へ移動して御神楽温泉でまったりした。
入浴中ゴン降り状態、最終集落堂谷まで行けるのか?大魔人号は終点で先に止めたらしい、自分も終点に着いたが朝までどんだけ降るのか心配、ちょうどがん号も金沢から来てすれ違う。嵌りそうだから手前のスノーシェッドに避難しよう。集落から1km余分に歩くが安全第一だ。ここは天国、どんだけでも降って下さい。
車内で酒を飲みさあ寝るとするか、そう言えばまだパクが着いてない、あいつ大丈夫か?明るいうちに目的地に着くのが鉄則なのに、不安は的中、途中でハマったと連絡有り、場所を聞くとあの道は除雪されない道だった。春まで除雪を待つのか、YSHRも大魔人ももう酒を飲んで運転できない、下戸のがんが居るおまけに四駆だ。すぐにがんが救出に向かう、うまく来れると良いなと思いながら寝てしまった。
朝起きるとパク号が前に止まってた。良かった。と言うことで深夜1時起床で二時半発に洞門を出た。すでにがんはいなかった。ガシガシ歩いているとライトが、大魔人とがんで林道ラッセルしてるらしい。長い林道だった。登山口を先行はスルーしていた。自分は一度来ているので知っている。先行の三人も戻ってきてここからメンバーでラッセルを回す。今日は30代、40代、50代、60代と各年代の代表選手が集結。
それにしても皆早い、しかも休まない。YSHRついていくのが大変だった。たまには仕事をしようと少しムズい場所だけ帰りのラインを上手く引かせてもらう。なんだかんだで長い距離をそこそこ良い時間にピクれた。ピークは安定の地獄だったがこの時期当たり前だ。しかし帰りは楽しかった。あんなに苦労した長いラッセルもポンで滑ればあっという間だった。帰りの林道にはこれから御神楽岳に向かおうとするスキーヤーやつぼ足がそこそこいてびっくり、10時前には無事着いて今日も大満足だった。明日の山も大変そうだが行くしかない。
今日は第2戦、年末年始友の会にガンちゃんが合流して4人で新潟の200名山の御神楽岳に行ってきた。豪雪予報だけど頑張ってピクってこよう。
深夜3時前にスタート、ガンちゃんは30分前に先にラッセルすると言ってスタートしていった。
ゴン降りの中ガンを追う、今日は早いな、林道終点近くでやっととらえた。みんな合流して登山道から交代でラッセルしていく。川沿いからエキゾチックな尾根に取付いた。ラッセルが無い分スリリング。そう白山の石畳がずっと続く感じの尾根だった。エキゾチック尾根が終わるとどこでも歩けるようになる。GPSを見ながらルートを取っていく、今日は吹雪なのでほとんど視界が無かった。
夜が明ける頃標高1000mほどか、やっとですか。このルートは長い尾根が続くので標高が上がらない、そしてラッセルが続く。結構しんどい山なので厳冬期の記録が見当たらないのか。1200mを超えると安定のホワイトアウトになる。樹林の頭が出ているから目標物があるのでマシだった。雨乞峰のトラバースはYSHRさんが行く、間隔をあけなければならない。取付いてしばらくでクラックが入った。心臓に悪いベ。
一旦鞍部に下降して御神楽岳に向かう、風は痛く地獄の風になる。これ凍傷になるぞ。ピークには何もなし、GPSで確認した。さあ帰ろう、パクとガンはシールのまま、僕とYSHRさんは片方剝がして滑る事にした。どっちが良かったのかな。
ご褒美のパウダーは最高だった、あっという間に登山口に到着、皆笑顔だろう、ゴーグルで見えんし。後は林道の消化試合、スキーヤー4名とツボ3名が登ってきた。ツボならピークは厳しいかも、スキーはトレースばっちりなのでピクっているかも。明日も頑張ろう
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