二上山 〜一等三角点はアンテナ基地の中〜
- GPS
- 01:42
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 183m
- 下り
- 180m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地図に載っていない分かれ道が沢山あり,細い道は雪でわかりにくくなっていました。危険なところは特にありませんが,道かどうかわからない斜面などでは滑らないように注意が必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ジャンパー(ライトダウン)
ズボン(ジャージ)
防寒タイツ
靴下
グローブ
帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(15L)
飲料(お茶500mL)
iPhone(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS)
カメラ
携帯電話
腕時計
|
---|---|
備考 | 結局お茶は飲みませんでした。 |
感想
年末年始にだらだら過ごしていたので、少しは体を動かそうと出かけた。年末の雪で、山陰や中国山地の山は歩けそうになかったので、県境を超えて「晴れの国」岡山県へやってきた。雪で白くなった那岐山を横目に南下し、津山市まで来ると、雪は無くなった。この日の目的地は津山市の南西に位置する二上山だ。午前中仕事をしていたので、昼に出かけて夕飯までには家へ帰れる、手頃な山で何か特徴のある山ということで、一等三角点のあるこの山を選んだ。どこを登山口にすれば良いのかよくわからなかったが、ナビ(Google Map)にポイント登録のある両山寺を目的地に設定した。
両山寺に近づき、標高が高くなるとともに道に雪が現れてきた。スリップしないように注意しながら曲がり道を進んで行くと両山寺前の広場に出た。トイレも設置されており、駐車してもよさそうだったので、ここに車を停めて歩き始めた。
まずは,両山寺の裏山のピークを目指すことにする。地図に道の表記は無いが,レコには歩いた記録が沢山あるので,歩けるのだろう。まず,両山寺へお参りしてから,社の右手にある鳥居をくぐって二上神社へ向かった。ほどなく社殿が現れたが,この神社はどこで拝んだらよいのかわからない少し変わった姿をしていて,結局参拝できないまま山頂方向へ進むことにしてしまった。薄く雪で覆われているものの,山頂へ向かう道は広く傾斜は緩やかだ。途中にはベンチを備えた休憩舎もあるが,ベンチは雪が覆って白くなっていたので立ち寄らずに進んだ。山頂と思われる地点には石塔が立っていたが山頂碑は無い。石塔を一周して下り道に入った。
上ったのと違う道を少し下って山を一周する車道へ出会った。そこから電波塔の立っている三角点峰方向へ向かうと「二上山頂」の標識があった。そこから先も車の轍のある緩やかな上り坂で,それほど時間はかからずアンテナ塔の林立する山頂へ着いた。「建設省二上山中継所」と記されている。アンテナの立っている山は沢山あるが,この建設省の中継所というのがどんな種類の電波を中継しているのかはよくわからない。アンテナ群の周りをぐるっと廻ってスマホGPSで確認すると,三角点はその中ほどにあることがわかった。アンテナを取り囲む柵と柵の隙間に入り込んでいくと,三角点標石が見つかった。一等三角点の大きめの標石だが上の方が欠けていて「一等」の文字が確認できない。なんだかここの三角点はずいぶんぞんざいな扱いを受けているようだ。大切にしよう三角点!
出かける前に見たレコでは,ここから下の道に渡っている記録が沢山あったので,道らしき所に足を踏み入れて北方向にしばらく進んだ。雪の上に人の足跡は無いが,動物の足跡は沢山あった。1種類ではなく3種類ぐらいは区別できたが,その動物が何かまでは私にはわからなかった。少なくとも熊ではなさそうだ。進んでいくうちに倒木で道が塞がれていて前進が困難な状況になったので引き返して別の道を探した。ただ,その道も薮に覆われて歩き辛い状況になってきた。周りを見渡すと少し先に何やら標識のようなものが立っている。とりあえずそこを目指して山腹の斜面を進んだ。たどり着いた標識には「アマンジャクは天辻に立ち手をのばした」と書かれていた。??何だこれ?と思って周囲を見渡すと,斜面の上の方にも下の方にも同様な標識板が見つかった。とりあえず上へ進んだら標識の先に大きな「天邪鬼の重ね岩」の説明板があった。続いて下へ下りてみると先ほどの標識と同様なアマンジャク伝説の一コマが記してあった。道も見つかった。
あとは戻るだけだが,最短距離で戻るのも少し物足りない感じだったので,東峰を周回する道を時計回りに歩いてみた。轍は雪が凍っていて滑りやすいので,轍の無い所を選んで歩いた。出発地点の両山寺の少し手前で道の左(東)側が開けていて,周囲の山や津山の町並みが見渡せる絶景ポイントがあった。遠くには冠雪した三つの峰が見える。方向的に広戸仙,滝山,那岐山だろう。ここまで展望の良いところが無かったので気が付かなかったが,この山,この辺りでは標高はそこそこあるんだとわかった。
運動不足解消のために軽い運動をしようと歩いた今回の山行だが,アップダウンも少なく最後に良い眺望も得られてなかなか良いハイキングだった。運動量は少し少なかったが,気分的にはスッキリした。山陰は冬場は山歩きはほとんどできないので,これからも時々は天気の良い「晴れの国」に遠征して引きこもり解消を図ろうと思う。
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