恵那山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,064m
- 下り
- 1,052m
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
山頂からの展望がないという話の恵那山。うちからは割に近いにも関わらず、「面白くなさそう」という理由でずっと避けてきた恵那山。しかし私も、もうええおばちゃんである。特別に深田百名山を目指しているわけではないが、もっと歳取ってから「やっぱ百名山やろうぜ」と思っても恐らく無理だろう。まあ夏山シーズン前哨戦として登っとくか、と出かけてみた。始めに言っておくと、とにかく全行程虫に悩まされた。
7:30、神坂峠ルートの駐車場。6,7台ほど停められそう。相変わらず遅出の私らが最後っぽく、既に駐車場は満杯。無理矢理ねじこむ。
草が鬱蒼とする登山口からもうブヨがすごくて延々たかられはじめる。さっさと通過。
天気も悪化の一途でまじで下りようかな、なんて思い始めたあたりでいきなり倒れてる人発見。私らで第3発見者くらい。先着の人が救助を要請してるが、携帯がブチブチ切れる。
ソフトバンクの私ら夫婦は役に立たず、ぼーっと見ている。そうこうしているうちに倒れてたおっちゃんは意識を取り戻すも、まだ立ち上がれない。
跨いで追い抜くわけにもいかず、「先に行ってください」と第一発見者に言われるまでぼんやり過ごす。ただ虫がすごい。人がせき止められたこの地点で、ブヨの数MAXになり、全員がブヨに包囲される。この先は走っても逃げられず、止まることもできず、追い立てられるように登る。
その後山頂から少し下った地点にある小屋でようやく虫から逃れ、昼食を食う。小屋内も少ないながら虫ブンブン。一秒も休まらない。ちなみにブヨって蚊の比じゃなく、破壊力は凄まじいの。しかも腫れ&かゆみは次の日が一番ひどい。
まあそれはさておき単なる義務で進む。別に何の義務もないのだが。この辺でヘリコプターの音が絶え間なく続いていた。さっきの倒れてた人が救助されてるんだろうな、とかぼんやり考える。後で第二発見者くらいの人と再会したとき確認したら、やっぱり救助のヘリだった。第一発見者のおじさんグループは、登頂せずそのまま下山したみたい。ご苦労様でした。
我々も速攻下山。そしてこの下山の長いことと言ったら筆舌に尽くしがたい。ぶったおれてたおっちゃんと、ブヨのものすごさ。記憶はこの二つしかない。ひどくつまらなかった。少なくとも神坂ルートで再チャレンジすることは二度とないと思われる。この日はくるまやの蕎麦も喉を通らなかった。長いし、疲れた。晴れた秋とか、虫のいない時期が絶対良いです。
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