【おやべ】稲葉山【メルヘン建築】
- GPS
- 05:11
- 距離
- 40.1km
- 登り
- 421m
- 下り
- 415m
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
・レンタサイクルでメルヘン建築を巡回観光し、そして締めに稲葉山に登って呉西の市街地と北アルプスを見渡す、そんな計画を立て出発する。
・小矢部地域のターミナル駅、石動駅。利用者が少なくはなく出張っぽいサラリーマンも見える駅だが、駅前風景は地味だった。
・手始めに石動中学校を見物し、メルヘン建築巡りを開始する。
・サイクリングロードも整備されているが利用者が全然いない。自転車どころか街に歩行者も全然いない小矢部中心部。散居村的な文化は車社会と相性が良いのだろうか、移動手段は車一択みたいだ。
・小矢部インターチェンジ近くの小学校と中学校は見応えあったメルヘン建築。ただ金沢にも建てて欲しいかといえば、そんな気持ちには全然ならず…。うーん、なんだろう果たしてこんな建造物を建てまくる町に誇りが持てるのだろうか、うまく表現できない複雑な感情が沸き立つ。どう見ても馴染んでいないし、そんな心情を抱いてメルヘン巡りをせっせとこなした。
・駅から遠く離れた長閑な道路を自転車で通行していると対向車が極端にスローダウンしてくる事が度々あった。まさか不審者だと思われているのかな。あんまり良い気がしない。金沢では見られない光景だった。もしかして、サイクリングしている人が珍しいどころではなく、そもそも観光客自体が珍しいのかも?
・なぜか知らないけど、記念碑などの石碑が沢山設置されている小矢部。郷土愛の発露なのだろうか、それともメルヘン建築と共に財政的な余裕を見せる公共事業なのだろうか。詳しい事情は全然分からないけど、歩行者が全然通らない場所に建てるのは果たして得策なのだろうか?石碑が寂しそうに見えた。
・不思議がいっぱいの小矢部巡り。果たして地元民は小矢部にどんな郷土心を抱いているのか、そこが一番気になった。
・調子よく自転車巡行できた。楽しげなモノや賑わいそうな場所はなかったけど、道路は良く整備されていたし清潔感ある町並みだったので住民の暮らしぶりは良さそうに感じた。
・日本海国土軸を経済の柱にした地域づくりは成功しているように見えた。散居村文化とモータリゼーションが組み合わさり交通の要衝に位置付けされるとこのような町になるのだろう。工業と物流に特化させた整備が優先で、魅力的に映る地域作りはおざなり気味、よそ者目線は度外視(手が回らないのかも)、そんな印象を持った。
・午後2時頃、メルヘン建築のラスボスとも言える大谷中学校に到着した。まあ確かにこれは凄い。一見の価値ある。写真映えするのは確かだ。小矢部の象徴にしてもいいくらい。ただやっぱり何かが違う。漂う雰囲気がどうしても小矢部の町と調和しない。メルヘン建築と言うよりコスプレ建築だ。
・稲葉山の麓に到着後、自転車を降りて徒歩で山頂に向かう。
・稲葉山でも歩行者はいなかった。登山者ゼロ。やはりここも車で訪れるのが普通みたいだ。ドライブコースとしての稲葉山は人気みたい。地元民っぽい人達がいた。
・残念ながら山頂からの眺めは良くなかった。市街地は見渡せたが北アルプスは望めなかった。小佐波御前山、二上山に続いて三連敗だ。残念無念。山頂踏めなかった大辻山も含めれば四連敗。
・そういえば立山縦走した時も雲ばっかりだった。さらに遡って呉羽山と牛岳を登ったときも北アルプスは拝めず。富山で登山するのは七回目だけど、眺望は全敗、七連敗だ。なんてこった。
・ハッピーエンドて終われなかった稲葉山での山頂眺望。けどまあ別にいいか。特徴のある小矢部の町が心に深く刻まれる印象的な旅になったし。眺望なんてオマケだオマケ。(負け惜しみ)
満足度:★★★
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