(過去レコ)羅臼岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,457m
- 下り
- 1,445m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
夏の道東は関東地方より若干夜明けが早いようで、3時半にライト無しで足元が見えるようになり、岩尾別温泉をスタートした。
木下小屋では何人かが登山の身支度をしていた。
私より先に出た人がいるかも、と思っていたがいなかった。
ヒグマの危険性が高いので、暗い時刻には慎重にならざるを得ない。
途中に、クマが頻繁に出没すると書かれた看板があった。
弥三吉水には張ったままのテントがあったが、人の姿はない。
その上は暫く平坦な道で、ダケカンバの巨樹がのたうち回る大蛇のごとく、地面すれすれで横に生長していた。
銀冷水では十数人の大きなパーティーが出発直前で賑やかだった。
大沢の表示のある所から上が雪渓で、上部はアイゼンを付けてないと危険な急斜面だったが、幸い左手のやぶにルートがあり、灌木の枝に掴まりながら上がった。
雪渓が終わって流れのない沢状の道を上がると羅臼平だった。
羅臼平でテント泊し、起きたばかりなのか寒そうにしている人がいた。
羅臼岳は下から見上げると黒ずんだ乳首そっくりだった。
岩清水は頂上直下にしては豊富な水が流れ出ていた。
6時半、先行者のいない頂上に立つ。
ガスはどの山にも掛かってなく、特に硫黄山方面の展望が素晴らしかった。
その右の彼方には爺爺(チャチャ)岳がそびえるクナシリ島の北半分が見えた。
南半分はガスで見えなかった。
硫黄山と反対方向の背後は広範囲が雲海で、斜里岳〜雌阿寒岳が頂上を一直線上に並べていた。
眼下の北側には知床五湖やウトロの市街地、南側には羅臼の市街地も見えていた。
昭和38年に着工し、竣工まで17年を要した知床横断道路も見えていた。
まさに、知床はオホーツク海に突き出した『地の果て』だった。
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