記録ID: 2870468
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒
【三百名山】烏帽子岳(乳頭山)〜大白森〜曲崎山〜八瀬森〜小畚山〜三ツ石山
2013年10月13日(日) ~
2013年10月14日(月)
岩手県
秋田県
- GPS
- 32:00
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 2,438m
- 下り
- 2,425m
コースタイム
●10/12 烏帽子岳(乳頭山)〜大白森〜大白森山荘
5:34 滝ノ上 - 7:00 白沼 - 8:58-9:07 烏帽子岳(乳頭山) - 9:41-10:25 田代平山荘 - 11:14 蟹場分岐 - 12:07-22 鶴の湯分岐 - 12:46 小白森山 - 13:26-33 大白森 - 13:58 大白森山荘
Total 8:24 休憩 1:41 歩行 6:43 CT 8:00 撮影 238枚
●10/13 曲崎山〜八瀬森〜小畚山〜三ツ石山
5:29 大白森山荘 - 5:51 小和瀬分岐 - 6:31-39 大沢森 - 7:36-45 曲崎山 - 8:50 八瀬森 - 9:00-26 八瀬森山荘 - 9:48 関東森 - 10:40-47 1283P - 11:56-12:13 関東森分岐 - 12:51-59 小畚山 - 13:42-14:03 三ツ石山 - 14:22-30 三ツ石山荘 - 14:50 奥山道分岐 - 15:22 網張林道出合 - 15:48 滝ノ上
Total 10:19 休憩 1:58 歩行 8:21 CT 12:00 撮影 288枚
5:34 滝ノ上 - 7:00 白沼 - 8:58-9:07 烏帽子岳(乳頭山) - 9:41-10:25 田代平山荘 - 11:14 蟹場分岐 - 12:07-22 鶴の湯分岐 - 12:46 小白森山 - 13:26-33 大白森 - 13:58 大白森山荘
Total 8:24 休憩 1:41 歩行 6:43 CT 8:00 撮影 238枚
●10/13 曲崎山〜八瀬森〜小畚山〜三ツ石山
5:29 大白森山荘 - 5:51 小和瀬分岐 - 6:31-39 大沢森 - 7:36-45 曲崎山 - 8:50 八瀬森 - 9:00-26 八瀬森山荘 - 9:48 関東森 - 10:40-47 1283P - 11:56-12:13 関東森分岐 - 12:51-59 小畚山 - 13:42-14:03 三ツ石山 - 14:22-30 三ツ石山荘 - 14:50 奥山道分岐 - 15:22 網張林道出合 - 15:48 滝ノ上
Total 10:19 休憩 1:58 歩行 8:21 CT 12:00 撮影 288枚
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●10/12 烏帽子岳(乳頭山)〜大白森〜大白森山荘 余裕があれば、八瀬森山荘まで行くつもりなので、そそくさと出発。 朝から日が出て、快適な登山が楽しめそうだ。 と思っているのも、つかの間。空が曇りだし、雨が降り出した。 結構な土砂降りになる。 だが、白沼に着くころには、ほとんど止んでいた。 白沼の紅葉は、ピークだった。とても美しいのだが、日が射さないのが残念だ。 「紅葉の白沼」だけで、人気が出そうなものだが? ヤセ尾根の急登に入ると、森林限界を越え、展望が良くなる。 周囲の山頂は、みなガスがかかっている。 周囲の山は、錦繍なのだが、光量が少なくて惜しい。 広い笹原と湿原に出ると、草紅葉が美しい。 そして、烏帽子岳が見えてきた。山頂には、風に流されながら、ガスがうっすらとかかっている。 草原と烏帽子岳が見渡せるポイントに着いたら、なんと、ちょうどガスが晴れ、日も差した。 その一瞬以外は、日が射すことはなかった。 烏帽子岳に近づくと、団体さんが降りてきた。山頂には、単独者が1名いた。 風が非常に強いので、そそくさと田代平(たしろたい)に向けて降りる。 田代平山荘には、ワンゲルパーティ4人が停滞していた。昨夜は彼らだけしか泊まらなかったらしいが、通常は結構人気のある小屋らしい。 夜には、みぞれも降ったとのこと。 田代平山荘は、収容人数30人と結構大きい。トイレも2つ付いているが、水場は基本的にない。 あるにはあるというが、あまり当てにできないらしい。 まあ、浄水器があれば、目の前に池があるので、その水を使うことはできるだろう。 この後、結構、人が入ってくる。寒いので、みんな休憩したいのだろう。 自分も、微妙に震えが止まらない。しばらく暖をとって、出発。 もう、この日は、雨に降られ、風も強いし、寒いしで、八瀬森まで行く雰囲気になかった。 田代平は、快適な湿原だ。だが、周囲の山がガスに包まれていることもあり、湿原以外に見どころがない。 そして、ブナの樹林帯に入る。紅葉もして雰囲気はいいが、この後、小白森山まで、展望が得られないのは、めげる。 鶴の湯分岐を過ぎると、大白森から降りてくる人に結構会うが、全員、日帰りの方だった。 人気のある山らしい。 そして、小白森山では久々に展望が得られるが、低木が邪魔をする。 その先、急登を登ると、やっと大白森に着いた。山頂が全部湿原なので、展望が素晴らしい。 なかなかの雰囲気ではあるが、とにかく、風が吹いて寒い。 大白森山荘に下ると、途端に登山道の整備状況が悪くなる。 ほどなく、大白森山荘に着いた。水場は、山荘と反対側にある。 一見、水が出ていないようだが、細く流れており、ほっとした。 水が流れていなければ、下流に下れば水流が出てくると説明はあったが、不安な水場ではある。 まあ、8月〜9月中旬ぐらいまでは、とてもではないが、縦走できる雰囲気にないし、水場も涸れそうなので、時期は選びたい気がする。 8月は、虫も結構出るらしい。これは、避難小屋全般に言えることなので、注意したい。 大白森の定員は、8名。詰め込めば、もう少しは入るかも知れないが、団体さんと来たらアウトだろう。トイレはあるが、あふれそうだ。 取り合えず、自分しかいなかったので、さっさと2階に上がって、いい場所を取る。 毛布が何枚かと、なんとマットレスまであるので、使わせていただいた。 このあと、男性2名パーティが入ってきた。縦走ではなく、鶴の湯から往復するらしい。 地元、岩手の方で、食材や酒を持ち込んで、二人で飲むのが好きらしい。 暖炉があるので、焚火などはじめて、談話した。 自分も、モツ煮込みのおすそわけなど頂いた(笑) この夜の盛岡の最低気温は8℃で、小屋周辺は5℃程度だったと推測している。 ダウンハガー#3+シュラフカバーであったが、十分余裕があった。 ●10/13 曲崎山〜八瀬森〜小畚山〜三ツ石山 昨日の風は、止み、おだやかな朝となった。そんなに寒くもない。 これから、ヤブを想定して、ズボンは七分丈+レインとした。 この作戦は当り。やはり、腕も濡れるので、上下レインで歩いた。 よく、「朝露はスパッツで防げる。」と勘違いしている人がいるが、ヤブを歩いたことがないのだろう。 ひざの上が濡れれば、靴下までびっしょりになる。もちろん、タイツなど論外なので、心得ておきたい。 なお、これは一般登山道のヤブの話であって、本当にヤブになると、もっとハードになることは間違いない。 もちろん、ブナ林を歩くのは気持ちがいいが、展望がなさすぎる。曲崎山の上りでは、一気に展望が開ける。 冠雪した鳥海山が見れたのは嬉しい。ただ、上の方は笹ヤブとなっており、結構難儀する。 辿り着いた曲崎山は展望なし。まあ、地形的にそんなところだろう。先に進むと、、また展望が開け、若い男女パーティに遭遇。 八瀬森山荘は、彼ら2人しか泊まっていなかったようだ。なんと、さきほど、クマに2,3回うなられたので、そそくさと立ち去ったとのこと。 クマがうなったら、警告なので、近寄らないようにしたい。 しばらくは展望が楽しめる。そして、この先が結構な激ヤブなどあったりするが、区間は短いので、まあ、なんとかなる。 八瀬森より先は、刈払いがされて快適に歩ける。 来年度からは、曲崎山方面の刈払いが期待できるか? 八瀬森山荘は、結構広い。大深山荘より来た登山者と出会う。昨夜は、15人宿泊したと言う。(正確には、12人だったらしいが。) 大白森、八瀬森は、やはり来る人は少ないようだ。 八瀬森山荘の下の水場は、流水がしっかりしているので安心できる。 湿原を通り、関東森へ。そろそろ、暑くなってきたし、ヤブもなくなってきたので、レインをぬぐことに。 この先は、湿原が多く、展望も良くなってくるので、気持がいい。 ただ、湿原が多い=泥なので、ズボンはよごれた。 そして、気持のいい笹原が現れ、やっと三ツ石山の縦走路に出た。結局、大白森山荘から、ここまで3人しかすれ違わなかった。 ここは、素晴らしい展望だ。岩手山もドーンと見える。この展望を見ると、「展望のないブナ林、いったいなんなの?」と言いたくなる。 やはり展望のいい縦走路は気持ちがいい。もちろん、このコースは、周回もできるし、奥産道から登れば、すぐなので、人気が高い。 それでも、うざいほどの人が来るわけではないので、そこは東北の山のいいところだろう。 三ツ石山で展望を楽しみ、三ツ石山荘へ。水場の水は、細いながらもしっかり出ていた。 この先、滝ノ下へ下るが、奥産道分岐を越えると、とたんに「カサカサ」鳴り出す。 ほとんど歩く人がいないのだろう。落ち葉がたくさんあるというわけだ。 雰囲気のいいブナ林を下ると、網張林道と出合う。この先は、結構、ヤブっぽくなってくる。 ほどなく、滝ノ上の駐車場に戻ることができた。 4時近くなるが、結構、烏帽子岳方面から降りてくる人がいる。人気のコースなのだろう。 |
写真
感想
結局、大白森〜八瀬森の区間は、曲崎山周辺以外は展望のないブナ林で魅力的とは言えない。「縦走した」という満足感以外に得られるものはない。
あと、風も通さないので、真夏の縦走などとんでもない話だと思う。
それでも、避難小屋1、2泊で、周回縦走ができるという東北では、まれな存在なので、歩かないともったいない気がする。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:167人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する