全集中!山頂爆風の船形山(御所山)(東北の二百名山チャレンジ2/12)
- GPS
- 07:22
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,122m
- 下り
- 1,106m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:13
天候 | 曇り、山頂手前稜線までは無風、稜線以上は爆風!(東北の二百名山チャレンジ◆ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス | 登山口駐車場は6台分。7時時点で4台 |
コース状況/ 危険箇所等 |
途中、トレースを追っていたら2回ミスコース。泣く泣く戻った。最後の山頂手前の直登は夏ルートとは違っていた |
写真
感想
去年の夏に仙台にきて行きたいと思いつつ、仙台から1時間半と近いので後回しになっていた二百名山の船形山。泉ヶ岳から縦走すると20劵魁璽垢如△つ藪漕ぎもしないといけないらしくハードルが高い(長いのが苦手…)。陽希さんは泉ヶ岳~北泉ヶ岳~船形山と縦走し、小屋泊して朝日をみていたなぁ…。
しかーし、冬の船形山はさらにハードルが高かった。登頂者の山行記録をみると、山頂標は雪でパンパンに膨らんでえびの尻尾ができてるし、山頂手前の稜線からは強風だそうな…。しまった、冬山登るには、まず夏に登っておかないと…。後悔先に立たず…。
登山口までのアクセス、コースの状況、必要な装備など、登頂された方にとても丁寧に教えていただき(ありがとうございました!)、とりあえず三光の宮(ちょうど山頂までの半分くらい)まで偵察に行こう、この週末は連続しててんくらA、さらに気象庁の「現在の雪(解析積雪深・解析降雪量)」サイトでは、ここ数日降雪がなく除雪もこない、日曜なら前日のトレースがあるだろう、と日曜日に決定していると、なんと昨日の山行記録では快晴の登頂記録があるではないですか…。
このため、とりあえず日の出スタートにして、行けるところまで行ってみようと早起きしてアクセス道を走っていると、ハザード点けて停まっているクルマが。どうやら「早見峠の水」という湧き水を汲めるところのよう。道は2→1.5→1と徐々に細く、スマホの電波も届かなくなり不安が…。幸い除雪がしっかりされているのと、数日降雪がないため圧雪路ではなくスタッドレスで十分走れました(途中で道路に滝のように沢水が流れているところがありビックリ。)
水産試験場の少し先の駐車場はおおむね6台分で、先行2台、その後7時前までに計4台。帰りには6台分が使われていました(先行のうち1台は昨日入山、小屋泊して今日、下山の方。途中ですれ違いました。)。少し歩いた登山口には登山届ポストがあります。
今日の装備は迷いましたが、アイゼンなしのスノーポン(スノーシューとワカンの中間くらいの)。その他の装備は厳冬期モードでしたが、曇っているけど風が全くなく全然寒くない歩きやすいコンディション。
山行記録をみると、登山口から?の丸い標識が立っていて、山頂が,里茲Δ任垢、30と29は見つけられず(29は帰りに見つけた。行きからは見にくい設置)、いきなり28。そして28から27までの登りが急で「こんなの続くなら絶対たどりつけない…」と半べそかいてたけど、その後は(先人のおかげで)トレースがはっきりついていて雪も締まっており、スノーシュートレッキングコースのよう。
ところどころ標識を見つけられなかったけど、一番の痛恨は三光の宮が行きも帰りもわからなかったこと。帰りに駐車場でお聞きしたところ、夏だとわかりやすいけど雪だとわかりにくいとのこと。このペースなら結構先までいけるかな、とトレースを進んでいるとなんだかモフモフ?。おかしいなぁ、確かに踏み跡はあるんだけど、、、、とGPSを確認すると違う方向に進んでる。げっ、と泣く泣く戻るとコースが分岐してたのを見逃してた。これを2回やってしまってガッカリ…。(軌跡をみるとよくわかります)
升沢小屋で一人快調なペースで進む方に先に行ってもらい小休止。この頃から曇りといっても視界も悪くなってきていて不安が募る。
小屋から先、トレースに沿ってかなりの急坂を登っているとGPSでは夏道と離れている!。が、方向は山頂に向かっているので、夏道と雪道の違いだろう(そうであってくれ、もう戻りたくない)、とトレースをしっかり追っていくが、灌木が少なくなった稜線に入るとお約束の爆風でトレースがもう薄っすら!。全集中でトレースをおっかけ、不安MAXのなか写真も撮れず(雪山あるある)、ふと、ぼんやり山頂小屋が姿を現し、その背後には山頂標!!
烈風の中でフラフラしながら、先程の先行者と交互に写真を撮り(ありがとうございました!)、下りに向けてさらにフリースを着込み、超速攻下山。(小屋の扉を開ける間もない)。登りのトレースがもう曖昧になっていて、再度、全集中!。ほうほうの体で升沢小屋まで下りてくると、嘘のように風がなくなり静かで寒くない(でも靄ってきた)。やっとここでお昼を食べて生きた心地がした。
下りは「えっ、こんなに微妙な登りがあったっけ?」という緩い登り返しがあり、赤い丸い標識が減っていくのを心の支えに下りてきました。雪山山行でストレスなのは、装備の問題で寒いこと、コースがわからなくて不安なこと、これらがとてもエネルギーを消費しますね。
山行中、すれ違いがお二人(どちらも別で小屋泊の方)、あとは山頂で一緒だった方だけ。冬の船形山が大変なのが身に染みた山行でしたが、充実していました。「全集中!」
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
kopalchanさん、はじめまして。
kopalchanさんが下山時に10番辺りで「升沢小屋から先が強風でした」と言う情報を教えていただいた者です。
お陰様で無事山頂小屋で1人の夜を満喫して来ました。情報ありがとうございました。
おーっ、あのすれ違いの方がbakke3さんでしたか!
厳冬期の船形山の山行記録がほとんどないので、小屋泊の記録を参考にしていました。
ありがとうございます。
昨日〜今日の山行記録、拝見しました。
今日は天気がよかったので、朝の景色は抜群ですねぇ。声も出ない。
私もあそこで小屋泊したいのですが、ちょっと寒そうで腰が引けています。
すごいなぁ…。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する