甲斐駒ケ岳(黒戸尾根 横手より)
- GPS
- 28:00
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 2,443m
- 下り
- 1,090m
コースタイム
2日目 テント場−山頂−またもや北沢峠
天候 | 最初は晴れ翌日はガス |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
当時北ア縦走直後で絶頂期の弟と登った。 韮崎からバスに乗ったが、けっして早い時間ではなかった。 歩き始めが9時近くだった気がする。 個人的には、横手コースの方が歩きやすかった気がする。 少々ブランクがあっての黒戸尾根はきつく、八丁登りのあたりで 少しばてた。 軽装なら問題ないが、五合目小屋からの梯子鎖場がきつかった。 黄葉は七丈小屋より上でようやく始まった感じだった。 偶然見つかった記録から、追記 ○横手バス停〜神社 アスファルトの道をまっすぐ登る。 ○神社〜笹の平 神社手前にトイレ、電話、水がある。道はとても歩きやすい。 ○笹の平〜刃渡り 雨水でところどころ道が崩れていた。 八丁のぼりの後余力を残す必要がある。 ○刃渡り〜七丈小屋 刃渡りを境に、のぼりの性質が変わることを痛感。 危険はないが梯子が長いので疲れる。五合目から見た 山頂は圧倒的。 ○七丈小屋〜頂上 八合目までは急登。その後二箇所ほど鎖場があり、 二本目は短いが、体が横に振られ怖かった。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
二度目の黒戸尾根です。弟と登りました。
ブランク後のテント装備の黒戸尾根は、きつかったです。
八丁登りで弟にテントを持ってもらいました。
以下記憶文
前日夜終電で韮崎駅につく。おそらくホームで寝ようとしたら駅員様に「ご退場くださいませ」的な扱いをされ、改札前で寝た。
そこには終電に乗り遅れたカップルがおり、
青二才には少し刺激が強かったと思う。
なにより、彼等にとって私の存在は決定的に邪魔だっただろう。
おかげさまであまり眠れず、弟が電車で来るのを待つ。
弟がきたので駅からバスで移動する。横手から歩いたのか横手神社までバスが行ったのか記憶はないが、登山口にはすんなりと着いた記憶がある。
9時頃登り始めたようだ。暑くもなく寒くもないが、やはり急登。しかも、足場が微妙にがれていて踏ん張りがきかない。
一度登りはゆるむが、展望台付近から笹の平までは怒涛ののぼりだった気がする。
笹の平からもキツイのぼりは続く。
次第にコメツガの林の中の登りになる頃、ついにばてる。
寝不足とブランクのダブルパンチだった。
若干のメタボも要因に加えられるかもしれない。
弟にテントを持ってもらい再び登り始める。
刃渡りを越えるころになると、スタミナ切れできついところに加え,
鎖や梯子などもでてきてさらに疲労する。下からはガスが沸いてくる。
弟はまったく疲れている様子がない。兄ながら、こいつは化け物だと思った。
黒戸山を巻き五合目小屋あたりで大休止する。
時間は充分にあり雷も大丈夫と判断していたので、ゆっくり七丈小屋まで登る。
しかし、やはり鎖梯子が多くきつい。
一年前の2割り増しぐらいの疲労度で、七丈小屋につきおいしい水を飲んで気合をいれてテント場まで行く。
一年前と同じようにテント場にザックを投げ捨てる。弟の余裕の表情に微妙にジェラシー。
一緒に飲んだビールはうまかった。
雲の上に浮かぶ鳳凰三山を眺めながら夕飯をつくり、寝た。
翌日、起きてみるとガスである。オマケに寒い。
テンションが下がり、また北沢峠に下ることにする。
必然的に山頂まで重いザックを担いでいくことになる。
日の出も絶望的だったのでゆっくり出発する。
八合目に上がると、たしか去年はなかった石碑がたっていた。
わずかに黄色くなった木々を横目に見ながら山頂への急登に挑む。
山頂に着く。真っ白である。
弟とどちらがガス男なのか軽く議論をしたあと写真などを撮る。
当時、映画「プラトーン」に深く感銘していた弟は、仲間に裏切られたエアリス?が最後力尽きるポーズをとり、撮影を要求してきた。
恥ずかしいので、さっさととった。恥ずかしいので、あまり公開したくない。
必然的?に私もなにかやらざるをえなくなり、イギリスのロックバンドQUEENのボーカルでありエイズがもとでなくなったフレディ・マーキュリー氏のポーズの真似をする。(MADE IN HEAVENのジャケット写真)
意外に気持ちよかった。癖になりそうだった。
いつまでまっても晴れないので北沢峠に下山する。
北沢峠のバス停に並ぶ人の列をみてげっそりする。
甲府駅で弟とわかれる前に駅前の吉野家で牛丼並みを二杯食べた。ひさしぶりの肉はおいしかった。
駅前の信玄公の銅像に山行の無事を心の中で報告し感謝する。
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