記録ID: 29211
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沢登り
日高山脈
日高山脈1839m峰北面直登沢〜コイカクシュサツナイ岳
1992年08月28日(金) ~
1992年09月01日(火)
まっちゃン
その他1人
- GPS
- 104:00
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,732m
- 下り
- 1,816m
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
日高山脈・無名沢1839m峰北面直登沢〜1839m峰〜コイカク 08.28~31 パーティー;久保、松原 メンバー三名の日程の折り合い付かず、結局今年も須築を断念。で、久保氏との協議の結果によりナナシの'39直登へ。思えば初の中部日高の山行で、自身まるで余裕無く、実力不足を実感する。サンキュウ北面直登は、後々の経験に照らすに直登を許さない中規模の滝が連続し、容易とは言い難い微妙な高捲きが記憶に残る。山頂にダイレクトに詰め上げる沢型に入ったために源流部では傾斜増し、小振りながらチョックストンを噛んだ嫌らしい滝登りに苦しんだ。下山路のコイカクまでの長い稜線ハイマツ歩き、限られた水での不快な稜線ハイマツビバーグと、夏の日高らしいガスガス天気もおまけに満喫した。 評判高いナナシ沢は、噂では美しいとのことだったが、正しくは”清潔”と表現すべき空間に思う(日高の遡行者に本州の遡行経験を有する者は少ない)。晴天下ならばそう思ったかもしれないけれど、「汚れ無き(原始)渓谷」というのが日高の渓谷に掛けられるべき適切な金看板に思う。林道の途切れた先の日高山脈の遡行領域では、少なくともモラルなき釣り師に荒らされることもなく、我々の心も乱されることもなく、心ゆくまで濃厚な自然の空気を吸い込むことができる。他パーティーと出会うことのない数日、人工物を目にすることのない渓谷、原生林、羆との遭遇、長〜い下山林道、これらを当たり前に思っていた学生時分というのは後から思うと何と贅沢で幸福だったことだろう。 |
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