旧甲州街道笹子越えと峠の力餅―笹子雁ヶ腹摺山
- GPS
- 04:35
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 843m
- 下り
- 816m
コースタイム
新中橋登山口09:40
矢立の杉10:30/10:50
笹子隧道11:10
笹子雁ヶ腹摺山12:05/12:35
道の駅甲斐大和13:35
甲斐大和駅13:50
天候 | 晴(夏日) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
笹子08:58 甲斐大和13:54(JR中央本線) 高尾14:48 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・笹子駅から新中橋バス停へのバスは土日祝日は運行なし。 ・道の駅甲斐大和への下りはかなり急なので荒天時は危険かも。 |
写真
感想
夏日となった連休の最終日は、2週間前天候不順で延期した笹子雁ヶ腹摺山へ行った。
笹子雁ヶ腹摺山へは直登コースもあるのだが、今回は旧甲州街道を登り、
矢立の杉を見てから笹子峠を経て登るコースをとることにした。
旧甲州街道を歩くコースなので、笹子駅から少し東京方面に戻ったところにある
みどり屋の「笹子餅」を買っていくことにした。
この笹子餅は笹子越えの峠の力餅として昔から有名だったそうだ。
笹子から登山口までのバスは平日のみ運行なので、笹子駅から登山口は国道20号沿いを歩く必要がある。
歩道が狭いので心配だったが、道路の真ん中を歩こうかというくらい交通量が少なかった。
国道20号から旧道へ入るとすぐに直登コースへの分岐があり、その先に沢沿いを
登る笹子峠へ向かう旧道がある。
この道は、車道ができる前の本当の甲州街道旧道のようだ。
ところどころ車道と合流するが、大体はこの旧道である山道をたどっていける。
矢立の杉付近には、明治天皇の野立(野点)所跡なども残っていた。
明治天皇が通ってから60年ほど経ってからつくった碑なのだが、中央線の開通によって
この道が廃れてしまったと嘆いている。
がそれから70年余りで車道の開通、車道新道の開通、高速道の開通などがあるなんて
想像もつかなかったことだろう。
矢立の杉のところは意外にもかなり観光化されていて、杉良太郎の歌が流れる
機械なども設置されていた。
ここだけかなり観光客もいた。
矢立の杉は思ったよりも大きく、かなり風格もあった。
ここで笹子餅を食べて昔の旅人に思いをはせたりしたようなしないような。
笹子隧道横から尾根道へと上がる。
広葉樹の新緑と、植林ながらカラマツの新緑がきれいだった。
この道はほとんど高度を上げずにけっこう続く。
高圧線鉄塔あたりから右手に富士山も顔を出し気持ちのよい道だ。
笹子雁ヶ腹摺山山頂へは一度高度を下げて、最後に一気に登る。
山頂は思ったよりも狭いが、富士山から南アルプスまで見渡せる。
山頂から少し北へ行ったあたりからは奥秩父方面、金峰山から大菩薩嶺まで見えた。
帰りはJTBのガイドブックにあった、山頂から道の駅甲斐大和へ下る道をとった。
山頂から一気に下って一番の最短コースなのだが、ほかのガイドブックなどに
記載がなく、エスケープルートにいいのにどうしてだろうと思っていたのだが、
通ってみてその理由が分かった。
この下りがかなり急なのである。
階段が作られているのだが、これがなかったら転げ落ちそうな位の急坂だ。
荒天時のエスケープルートどころか荒天時にはお勧めできない道である。
この道に階段が作られているのは、登山道というよりは高圧線鉄塔の管理道という
意味合いからなのかもしれない。
道の駅甲斐大和から甲斐大和駅まではまた国道20号沿いを歩かなければならない。
ここは道の駅から少しはまったく歩道がない。
今日は交通量が少なかったのでよかったが、交通量が多いとちょっと嫌な道だ。
友人が急げは15分で行けるというので早歩きで急いだら確かに15分で甲斐大和駅へ着いた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する