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Yamareco

記録ID: 2949054
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

1day Sea to Mt.Fuji・田子の浦〜富士山

2016年07月18日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
43.2km
登り
3,771m
下り
1,388m

コースタイム

日帰り
山行
15:00
休憩
3:35
合計
18:35
1:10
50
サークルK
2:10
2:25
70
ミニストップ
3:35
3:45
70
国道469号
4:55
5:10
90
中継点
7:20
8:20
50
10:15
10:20
35
10:55
11:00
55
11:55
12:10
25
12:35
12:45
40
六合目宝永山荘
13:25
13:30
35
14:05
14:15
35
14:50
14:55
35
15:30
15:35
25
16:35
16:45
20
17:25
17:35
25
18:00
30
18:55
19:00
30
19:30
15
六合目宝永山荘
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
西臼塚駐車場に車を置き、バスで新富士駅へ。田子の浦まで歩き、午前0時に出発。富士山登頂後5合目からタクシーで車を回収。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありませんでした。
その他周辺情報 富士宮市内の花の湯
予約できる山小屋
八合目池田館
西臼塚駐車場に車をデポ。メインの水ヶ塚駐車場(1,000台)が満車の時の臨時駐車場(350台)なので、最盛期以外はガラガラ。
2016年07月17日 16:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 16:41
西臼塚駐車場に車をデポ。メインの水ヶ塚駐車場(1,000台)が満車の時の臨時駐車場(350台)なので、最盛期以外はガラガラ。
新富士駅行きの最終バスは霧の中から現れた。乗客20人のうち半数は外国人だった。流石に富士山だ。
2016年07月17日 18:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 18:33
新富士駅行きの最終バスは霧の中から現れた。乗客20人のうち半数は外国人だった。流石に富士山だ。
1時間ちょっとで新幹線・新富士駅に到着。
2016年07月17日 19:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 19:41
1時間ちょっとで新幹線・新富士駅に到着。
夕食のため国道1号を東に向かう。
2016年07月17日 20:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 20:00
夕食のため国道1号を東に向かう。
イオンタウン富士南は新富士駅と田子の浦の中間にあるので丁度良いロケーション。
2016年07月17日 20:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 20:02
イオンタウン富士南は新富士駅と田子の浦の中間にあるので丁度良いロケーション。
鎌倉パスタで夕食。明日の長いハードな一日に備えて大盛パスタでカーボローディング!
2016年07月17日 20:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 20:21
鎌倉パスタで夕食。明日の長いハードな一日に備えて大盛パスタでカーボローディング!
時間調整のためミスドで22:00の閉店時間まで粘る。コーヒーお代わり自由が嬉しい!
2016年07月17日 20:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 20:56
時間調整のためミスドで22:00の閉店時間まで粘る。コーヒーお代わり自由が嬉しい!
スタート地点の「みなと公園」で発見!
2016年07月17日 22:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 22:29
スタート地点の「みなと公園」で発見!
登山ルート3776。富士市が今年設定した、0mから登頂するルートの目印。この時初めて知った。
2016年07月17日 22:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 22:22
登山ルート3776。富士市が今年設定した、0mから登頂するルートの目印。この時初めて知った。
スタート前にお約束の海水タッチ。
2016年07月17日 23:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 23:42
スタート前にお約束の海水タッチ。
スタート前にお約束の海水タッチ。
2016年07月17日 23:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/17 23:44
スタート前にお約束の海水タッチ。
決して多くは無いが、分岐点にはだいたいある。予定を変更し、このマークを辿ることにする。
2016年07月18日 00:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 0:22
決して多くは無いが、分岐点にはだいたいある。予定を変更し、このマークを辿ることにする。
江戸時代に栄えた村山古道は荒廃していて上級者向けなので、最新ルートを行く。
2016年07月18日 00:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 0:49
江戸時代に栄えた村山古道は荒廃していて上級者向けなので、最新ルートを行く。
SPECIAL SUPPORTER。ルート上のコンビニがサポートしてくれる。ここで2回目の休憩。
2016年07月18日 02:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 2:05
SPECIAL SUPPORTER。ルート上のコンビニがサポートしてくれる。ここで2回目の休憩。
ミニストップ店内にあったボスター。
2016年07月18日 02:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 2:22
ミニストップ店内にあったボスター。
大渕林道。真っ暗な林道をひたすら進む。林道とはいえ中々立派な道だ。
2016年07月18日 04:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 4:13
大渕林道。真っ暗な林道をひたすら進む。林道とはいえ中々立派な道だ。
夜明け。すっかり明るくなり、ヘッ電も不要になった。
2016年07月18日 04:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 4:38
夜明け。すっかり明るくなり、ヘッ電も不要になった。
大渕林道終点付近にある休憩所。登山ルート3776のパンフがあった。
2016年07月18日 04:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 4:55
大渕林道終点付近にある休憩所。登山ルート3776のパンフがあった。
広域林道富士山麓線。長い直線は心が折れそうになる。
2016年07月18日 05:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 5:12
広域林道富士山麓線。長い直線は心が折れそうになる。
広域林道富士山麓線。このあたりでテンらしき動物に遭遇した。
2016年07月18日 05:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 5:29
広域林道富士山麓線。このあたりでテンらしき動物に遭遇した。
広域林道から富士山スカイラインに合流。
2016年07月18日 06:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 6:20
広域林道から富士山スカイラインに合流。
グリーンキャンプ場のゲストハウスで休憩させてもらう。
2016年07月18日 06:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 6:41
グリーンキャンプ場のゲストハウスで休憩させてもらう。
顔を洗い、キリンレモンでリフレッシュ。西臼塚まであと少し。
2016年07月18日 06:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 6:55
顔を洗い、キリンレモンでリフレッシュ。西臼塚まであと少し。
西臼塚駐車場。ここまで約28km。予定より40分早く到着した。
2016年07月18日 07:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 7:21
西臼塚駐車場。ここまで約28km。予定より40分早く到着した。
車にデポしていた食料で朝食とユンケル注入。凍らせたアクエリ2函2本も補給。
2016年07月18日 07:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 7:33
車にデポしていた食料で朝食とユンケル注入。凍らせたアクエリ2函2本も補給。
舗装道路を約30km歩き二合目に到着。気温は20℃と涼しい。
2016年07月18日 09:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 9:08
舗装道路を約30km歩き二合目に到着。気温は20℃と涼しい。
ここで舗装道路と別れて登山道に入る。
2016年07月18日 09:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 9:10
ここで舗装道路と別れて登山道に入る。
かつての有料道路の料金所跡。現在はマイカー規制の監視所になっていて24時間体制で監視員がいる。
2016年07月18日 09:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 9:12
かつての有料道路の料金所跡。現在はマイカー規制の監視所になっていて24時間体制で監視員がいる。
登山道入口。ここからはいよいよ登山道。
2016年07月18日 09:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 9:24
登山道入口。ここからはいよいよ登山道。
二合目から三合目くらいまでは美しい苔の森を行く。
2016年07月18日 09:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 9:32
二合目から三合目くらいまでは美しい苔の森を行く。
グリーンキャンプ場からの道と合流するガラン沢。
2016年07月18日 10:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 10:13
グリーンキャンプ場からの道と合流するガラン沢。
三合五勺(2,160m)付近が森林限界。
2016年07月18日 11:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 11:45
三合五勺(2,160m)付近が森林限界。
宝永山第二火口の縁に到着。難所をクリアした。
2016年07月18日 11:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 11:55
宝永山第二火口の縁に到着。難所をクリアした。
第二火口縁
2016年07月18日 11:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 11:56
第二火口縁
第一火口縁。ここまでくれば六合目まであとわずか。
2016年07月18日 12:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 12:25
第一火口縁。ここまでくれば六合目まであとわずか。
六合目。宝永山荘(2,493m)が見えて来た。
2016年07月18日 12:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 12:33
六合目。宝永山荘(2,493m)が見えて来た。
宝永山荘の有料トイレは自動ドア。200円入れないとドアが開かない。
2016年07月18日 12:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 12:45
宝永山荘の有料トイレは自動ドア。200円入れないとドアが開かない。
六合目からは一般的な富士宮口登山道を登る。五合目からの登山ならまだ元気な地点だが、今回は既にヘロヘロだ。
2016年07月18日 12:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 12:45
六合目からは一般的な富士宮口登山道を登る。五合目からの登山ならまだ元気な地点だが、今回は既にヘロヘロだ。
六合と新七合の中間付近から青空が見え出した。
2016年07月18日 13:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 13:14
六合と新七合の中間付近から青空が見え出した。
2,780mの"新七合目"・御来光山荘(180人収容)。
2016年07月18日 13:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 13:27
2,780mの"新七合目"・御来光山荘(180人収容)。
元祖七合へ
2016年07月18日 13:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 13:59
元祖七合へ
3,010mの"元祖七合目"・山口山荘(180人収容)。
2016年07月18日 14:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 14:05
3,010mの"元祖七合目"・山口山荘(180人収容)。
3,250mの"八合目"・池田館(250人収容)。
2016年07月18日 14:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 14:46
3,250mの"八合目"・池田館(250人収容)。
3,250mの"八合目"・池田館(250人収容)。
2016年07月18日 14:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 14:48
3,250mの"八合目"・池田館(250人収容)。
あと500m
2016年07月18日 14:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 14:49
あと500m
この日九州から東海地方までの梅雨開けが発表された。
2016年07月18日 14:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 14:51
この日九州から東海地方までの梅雨開けが発表された。
八合目鳥居
2016年07月18日 15:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 15:00
八合目鳥居
九合目へ。ここまで来ると山頂も間近に見える。
2016年07月18日 15:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 15:20
九合目へ。ここまで来ると山頂も間近に見える。
3,460mの"九合目"・万年雪山荘(250人収容)。
2016年07月18日 15:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 15:30
3,460mの"九合目"・万年雪山荘(250人収容)。
3,590mの"九合五勺"・胸突山荘(150人収容)。
2016年07月18日 16:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 16:01
3,590mの"九合五勺"・胸突山荘(150人収容)。
登頂。田子の浦から42km、16時間35分。六合目からは3時間50分だった。
2016年07月18日 16:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 16:39
登頂。田子の浦から42km、16時間35分。六合目からは3時間50分だった。
脚が動くか不安を感じつつ下山開始。
2016年07月18日 16:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 16:44
脚が動くか不安を感じつつ下山開始。
九合目
2016年07月18日 17:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 17:22
九合目
九合目
2016年07月18日 17:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 17:26
九合目
八合目
2016年07月18日 17:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 17:43
八合目
八合目から元祖七合、新七合、六合の小屋が見える。
2016年07月18日 18:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 18:02
八合目から元祖七合、新七合、六合の小屋が見える。
元祖七合目付近からの影富士。
2016年07月18日 18:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 18:26
元祖七合目付近からの影富士。
雲海
2016年07月18日 18:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 18:41
雲海
足元が見えるうちになんとか六合目に到着した。山頂から2時間45分掛かってしまった。
2016年07月18日 19:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 19:33
足元が見えるうちになんとか六合目に到着した。山頂から2時間45分掛かってしまった。
やったぜ!田子の浦から47km、19時間45分、正味15時間55分で1day Sea to Mt.Fujiを達成!
2016年07月18日 19:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 19:49
やったぜ!田子の浦から47km、19時間45分、正味15時間55分で1day Sea to Mt.Fujiを達成!
19:00の最終バスに間に合わなかったので、車のある西臼塚駐車場までタクシーで戻る。料金は4,770円。
2016年07月18日 19:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 19:50
19:00の最終バスに間に合わなかったので、車のある西臼塚駐車場までタクシーで戻る。料金は4,770円。
富士宮の「花の湯」で汗を流す。
2016年07月18日 20:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/18 20:58
富士宮の「花の湯」で汗を流す。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター
備考 前回はトレッキングシューズでの長いロードが歩きにくかったので、今回はウォーキングシューズにしたが、登山道に入ってからはやはりトレッキングシューズの方が歩きやすい。車にデポしておき履き替えれば良かった。

感想

荷物は水を含めて約8kg。
 渋滞を懸念して早めの13:20に出発したが、渋滞は無く16:30に西臼塚駐車場に到着。水ヶ塚が満車になった時の予備駐車場なので、ピーク時以外はほぼ車は無い。今日は我々以外には1台のみ。
 仮設トイレが有ると思っていたが、どうやら最盛期のみらしい。道路の反対側にも駐車スペースがあり、そちらにトイレがあったが、手洗い用の水タンクが盗難に遭い無くなっていた。
 誰も居ないのでバスが停車してくれるか不安があったが、早めに着いたバスが定刻まで停車しているので安心した。
 着替え、水、食料を車にデポして18:26の新富士駅行きバスに乗車。乗客は約20人だが、半数が外国人だった。流石に富士山だ。
 濃いガスの中山を下り、富士宮市内では「花の湯」に停車。半数がバスを降り、同じ位の人が乗って来た。下山後の定番スポットになっているようだ。我々も明日来るのだが。
 新富士駅周辺にはお店は殆ど無い。新幹線専用駅にありがちな光景だ。国道1号線を田子の浦方面に1kmほど歩いてイオンタウン富士南へ。鎌倉パスタでパスタ大盛を食べてカーボローディングをする。夕食後はミスドで22:00の閉店までコーヒーをお代わりしながら時間をつぶす。
 22:00にイオンを出て田子の浦へ。22:20田子の浦のみなと公園へ。そこで歩道に「富士山登山ルート3776」のマークを見つけた。ネットで調べると、今年富士市が設定した0mから富士山に登る「ゼロ富士」のコースらしい。公園のベンチでしばらく横になって待機する。あたりは霧雨が降り出した。
 23:40頃漁港の海岸にでて海水を触り、堤防で出発前の記念撮影。晴れていれば富士山の小屋や登山者の灯りが見えるはずだが、今夜は見えない。

 0:00出発。予めGoogleMapで調べたルートをMapsMeに転送してナビをしたが、例の「富士山登山ルート3776」のマークが分岐点に付けられている。辿ってみるとGoogleMapのルートとは微妙に違うがほぼ同じなのでこちらを辿ることにする。
 どうやら市街地では幹線道路を避けるようにしているようだ。聖がネットで調べたところ、富士市の推奨行程は3泊4日とのこと。いくらなんでもそれはゆっくり過ぎで、1泊2日が妥当だと思う。
 沿線のコンビニには「富士山登山ルート3776サポーター」の幟がある。街をあげて応援をしているようだ。最後のコンビニは約10km地点のセブンイレブン大渕八王子店だった。
 街外れでマークを見失い、MapsMeの現在位置を確認しながら森の中を行くと3:30頃国道469号を横切り大渕林道に入る所で発見した。
 大渕林道に入ってからは民家などは皆無になった。道はしっかりした広い舗装道路で歩きやすい。途中でGoogleMapのルートから逸れたので、GoogleMapのルートに行ってみると未舗装の荒れた道で歩きにくそうだ。距離は短いかも知れないが、時間は掛かりそうなので「登山ルート3776」に従う。
 4:40頃になると明るくなりヘッ電不要になる。大渕林道終点で広域林道富士山麓線にぶつかる直前に「富士山登山ルート3776」の休憩所があった。こんなのがたくさんあればと思ったが、その1ヶ所だけだった。これから増設される事を望みたい。
 広域林道富士山麓線に入ると傾斜が緩くなり下りもあるが、直線が長くず〜っと先まで見えるので却って心が折れそうになる。
 GoogleMapでは広域林道富士山麓線から近道で富士山スカイラインに入る道を示していたが、Map上に道が見えない所があった。現地に来てみるとやはり道が無い。GoogleMapがどのようにしてルート検索しているのか不思議だ。
 広域林道富士山麓線から富士山スカイラインに入って少しするとグリーンキャンプ場に到着。3年前もここで休憩させて貰ったが、今回も早朝で準備中らしいのに鍵を開けてくれ快く休憩させてくれた。田子の浦から来た、と言うと最近挑戦者が非常に多いとの事だった。
 キャンプ場から20分で西臼塚駐車場に到着。ここまで28km、7時間20分。予定では8時間と見ていたが40分短縮した。夜中から気温と湿度が高く、大汗かいてパンツまで濡れてしまった。Tシャツを着替え、車にデポした食料で朝食。
 鍋で持参した水を湧かしてカップ麺を作り、昨日御殿場のコンビニで買ってクーラーボックスに入れておいたおにぎり1個を食べた。おにぎりは2個買ったが1個しか食べられなかった。その他バナナとフルーツゼリー、そしてユンケルで気合いを入れる。
 2箸離▲エリ2本を冷凍庫で凍らせてクーラーに入れて来たが、融けていると思いきや周辺以外ほとんど融けていなかった。なかなか融けないので、ザックの中で融かすことにしてそのままザックに入れて行く事にした。これは失敗と思ったが、ずっと冷たいアクエリが飲めてなかなか良かった。
 1時間かけて食事休憩をして8:20に再出発。50分で二合目にあたる旧料金所に到着。ここで約30km、ここからは舗装道路を離れて登山道に入る。警備員の方に断り、ゲートで休憩させてもらう。
 登山道に入ると傾斜はきつくなるが、地面が柔らかいので却って楽な気がする。二合目から三合目に掛けては苔むした良い感じの樹林帯の道が続く。三合五勺付近で森林限界を抜けると火山礫の滑りやすい斜面になり今日一番の難所だ。喘ぎながら急斜面を登り切ると宝永山第二火口の見える稜線に出る。樹林帯は暑かったが、稜線に出ると風があって涼しい。
 第一火口縁からはほぼ水平な道を5分ほどで六合目の山小屋・宝永山荘に到着。3年前はここで1泊したが、今回はこれから山頂を往復するのだ。脚が攣らないかちょっと心配だ。
 六合目からは一般的な登山道である富士宮口登山道を登る。五合目の標高が2,400mと最も高いところにあるため登山者の多い登山道だが、時間的に大半の登山者が下山してしまったので、渋滞やすれ違いなどによる待ち時間はない。
 いつものように五合目からの登山なら楽勝なのだが、既に12時間以上も歩いているのでかなりきつい。頻繁に立ち止まって息を整えるが、なかなか整わない。
 各合目の小屋で小休止をとりながら、喘ぎ喘ぎ高度を上げ、16:35に登頂した。六合目から3時間45分だった。一昨年富士宮口から日帰り往復した時は六合目から山頂までは3時間15分だったので、ヘロヘロの割には早かったかも知れない。
 もう夕方なので山頂には殆ど人がいない。15分ほど休憩して下山を開始する。
 脚がヨレヨレで動かないかもと思ったが、意外と動く。日没が迫り足元が見えなくなる前に安全地帯の六合目に降りようと、疲れた身体に鞭を打って下り、19:30カツカツのタイミングで六合目に着いた。
 六合目からは広くてなだらかな道をヘッドライトを点けて五合目に下る。19:45に到着。山頂から3時間掛かったが、3年前は2時間15分だったのでだいぶ遅い。トータル19時間45分、我ながら良く頑張った! とても疲れたが、3年前の1泊2日よりもずっと達成感が大きい。
 下山バスの最終は19:00なので全然間に合わなかったが、タクシーがたくさん待機しているので問題ない。運転手に聞くと最終バスに間に合わない下山者は多いらしく、それを狙ってたくさん待機しているとのこと。
 西臼塚までのタクシー料金は4,770円。車に乗り、富士宮市内の温泉施設・花の湯へ。花の湯は宿泊も出来るので明日仕事がなければここで1泊したいところだが・・・。風呂の後、隣のスシローで夕食を食べて帰途につく。
 今回の反省点。その1:靴は2人ともウォーキングシューズとランニングシューズにしたが、登山道が記憶に反してグズグスで、登山区間については登山靴の方が良かった。田子の浦から背負っていく必要はないので、車にデポして履き換えれば良かった。
 その2:下山後六合目の小屋か、富士宮で一泊した方が良かった。一睡もせずに富士山に登ってそのまま帰宅するには24時間以上かかるので、ちょっと辛かった。

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