1day Sea to Mt.Fuji・田子の浦〜富士山
- GPS
- --:--
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 3,771m
- 下り
- 1,388m
コースタイム
- 山行
- 15:00
- 休憩
- 3:35
- 合計
- 18:35
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 富士宮市内の花の湯 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
|
備考 | 前回はトレッキングシューズでの長いロードが歩きにくかったので、今回はウォーキングシューズにしたが、登山道に入ってからはやはりトレッキングシューズの方が歩きやすい。車にデポしておき履き替えれば良かった。 |
感想
荷物は水を含めて約8kg。
渋滞を懸念して早めの13:20に出発したが、渋滞は無く16:30に西臼塚駐車場に到着。水ヶ塚が満車になった時の予備駐車場なので、ピーク時以外はほぼ車は無い。今日は我々以外には1台のみ。
仮設トイレが有ると思っていたが、どうやら最盛期のみらしい。道路の反対側にも駐車スペースがあり、そちらにトイレがあったが、手洗い用の水タンクが盗難に遭い無くなっていた。
誰も居ないのでバスが停車してくれるか不安があったが、早めに着いたバスが定刻まで停車しているので安心した。
着替え、水、食料を車にデポして18:26の新富士駅行きバスに乗車。乗客は約20人だが、半数が外国人だった。流石に富士山だ。
濃いガスの中山を下り、富士宮市内では「花の湯」に停車。半数がバスを降り、同じ位の人が乗って来た。下山後の定番スポットになっているようだ。我々も明日来るのだが。
新富士駅周辺にはお店は殆ど無い。新幹線専用駅にありがちな光景だ。国道1号線を田子の浦方面に1kmほど歩いてイオンタウン富士南へ。鎌倉パスタでパスタ大盛を食べてカーボローディングをする。夕食後はミスドで22:00の閉店までコーヒーをお代わりしながら時間をつぶす。
22:00にイオンを出て田子の浦へ。22:20田子の浦のみなと公園へ。そこで歩道に「富士山登山ルート3776」のマークを見つけた。ネットで調べると、今年富士市が設定した0mから富士山に登る「ゼロ富士」のコースらしい。公園のベンチでしばらく横になって待機する。あたりは霧雨が降り出した。
23:40頃漁港の海岸にでて海水を触り、堤防で出発前の記念撮影。晴れていれば富士山の小屋や登山者の灯りが見えるはずだが、今夜は見えない。
0:00出発。予めGoogleMapで調べたルートをMapsMeに転送してナビをしたが、例の「富士山登山ルート3776」のマークが分岐点に付けられている。辿ってみるとGoogleMapのルートとは微妙に違うがほぼ同じなのでこちらを辿ることにする。
どうやら市街地では幹線道路を避けるようにしているようだ。聖がネットで調べたところ、富士市の推奨行程は3泊4日とのこと。いくらなんでもそれはゆっくり過ぎで、1泊2日が妥当だと思う。
沿線のコンビニには「富士山登山ルート3776サポーター」の幟がある。街をあげて応援をしているようだ。最後のコンビニは約10km地点のセブンイレブン大渕八王子店だった。
街外れでマークを見失い、MapsMeの現在位置を確認しながら森の中を行くと3:30頃国道469号を横切り大渕林道に入る所で発見した。
大渕林道に入ってからは民家などは皆無になった。道はしっかりした広い舗装道路で歩きやすい。途中でGoogleMapのルートから逸れたので、GoogleMapのルートに行ってみると未舗装の荒れた道で歩きにくそうだ。距離は短いかも知れないが、時間は掛かりそうなので「登山ルート3776」に従う。
4:40頃になると明るくなりヘッ電不要になる。大渕林道終点で広域林道富士山麓線にぶつかる直前に「富士山登山ルート3776」の休憩所があった。こんなのがたくさんあればと思ったが、その1ヶ所だけだった。これから増設される事を望みたい。
広域林道富士山麓線に入ると傾斜が緩くなり下りもあるが、直線が長くず〜っと先まで見えるので却って心が折れそうになる。
GoogleMapでは広域林道富士山麓線から近道で富士山スカイラインに入る道を示していたが、Map上に道が見えない所があった。現地に来てみるとやはり道が無い。GoogleMapがどのようにしてルート検索しているのか不思議だ。
広域林道富士山麓線から富士山スカイラインに入って少しするとグリーンキャンプ場に到着。3年前もここで休憩させて貰ったが、今回も早朝で準備中らしいのに鍵を開けてくれ快く休憩させてくれた。田子の浦から来た、と言うと最近挑戦者が非常に多いとの事だった。
キャンプ場から20分で西臼塚駐車場に到着。ここまで28km、7時間20分。予定では8時間と見ていたが40分短縮した。夜中から気温と湿度が高く、大汗かいてパンツまで濡れてしまった。Tシャツを着替え、車にデポした食料で朝食。
鍋で持参した水を湧かしてカップ麺を作り、昨日御殿場のコンビニで買ってクーラーボックスに入れておいたおにぎり1個を食べた。おにぎりは2個買ったが1個しか食べられなかった。その他バナナとフルーツゼリー、そしてユンケルで気合いを入れる。
2箸離▲エリ2本を冷凍庫で凍らせてクーラーに入れて来たが、融けていると思いきや周辺以外ほとんど融けていなかった。なかなか融けないので、ザックの中で融かすことにしてそのままザックに入れて行く事にした。これは失敗と思ったが、ずっと冷たいアクエリが飲めてなかなか良かった。
1時間かけて食事休憩をして8:20に再出発。50分で二合目にあたる旧料金所に到着。ここで約30km、ここからは舗装道路を離れて登山道に入る。警備員の方に断り、ゲートで休憩させてもらう。
登山道に入ると傾斜はきつくなるが、地面が柔らかいので却って楽な気がする。二合目から三合目に掛けては苔むした良い感じの樹林帯の道が続く。三合五勺付近で森林限界を抜けると火山礫の滑りやすい斜面になり今日一番の難所だ。喘ぎながら急斜面を登り切ると宝永山第二火口の見える稜線に出る。樹林帯は暑かったが、稜線に出ると風があって涼しい。
第一火口縁からはほぼ水平な道を5分ほどで六合目の山小屋・宝永山荘に到着。3年前はここで1泊したが、今回はこれから山頂を往復するのだ。脚が攣らないかちょっと心配だ。
六合目からは一般的な登山道である富士宮口登山道を登る。五合目の標高が2,400mと最も高いところにあるため登山者の多い登山道だが、時間的に大半の登山者が下山してしまったので、渋滞やすれ違いなどによる待ち時間はない。
いつものように五合目からの登山なら楽勝なのだが、既に12時間以上も歩いているのでかなりきつい。頻繁に立ち止まって息を整えるが、なかなか整わない。
各合目の小屋で小休止をとりながら、喘ぎ喘ぎ高度を上げ、16:35に登頂した。六合目から3時間45分だった。一昨年富士宮口から日帰り往復した時は六合目から山頂までは3時間15分だったので、ヘロヘロの割には早かったかも知れない。
もう夕方なので山頂には殆ど人がいない。15分ほど休憩して下山を開始する。
脚がヨレヨレで動かないかもと思ったが、意外と動く。日没が迫り足元が見えなくなる前に安全地帯の六合目に降りようと、疲れた身体に鞭を打って下り、19:30カツカツのタイミングで六合目に着いた。
六合目からは広くてなだらかな道をヘッドライトを点けて五合目に下る。19:45に到着。山頂から3時間掛かったが、3年前は2時間15分だったのでだいぶ遅い。トータル19時間45分、我ながら良く頑張った! とても疲れたが、3年前の1泊2日よりもずっと達成感が大きい。
下山バスの最終は19:00なので全然間に合わなかったが、タクシーがたくさん待機しているので問題ない。運転手に聞くと最終バスに間に合わない下山者は多いらしく、それを狙ってたくさん待機しているとのこと。
西臼塚までのタクシー料金は4,770円。車に乗り、富士宮市内の温泉施設・花の湯へ。花の湯は宿泊も出来るので明日仕事がなければここで1泊したいところだが・・・。風呂の後、隣のスシローで夕食を食べて帰途につく。
今回の反省点。その1:靴は2人ともウォーキングシューズとランニングシューズにしたが、登山道が記憶に反してグズグスで、登山区間については登山靴の方が良かった。田子の浦から背負っていく必要はないので、車にデポして履き換えれば良かった。
その2:下山後六合目の小屋か、富士宮で一泊した方が良かった。一睡もせずに富士山に登ってそのまま帰宅するには24時間以上かかるので、ちょっと辛かった。
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