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記録ID: 295495
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霧島・開聞岳

開聞岳 ☆海と空と景色サイコー!

2003年09月01日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.4km
登り
822m
下り
822m

コースタイム

ふれあい公園駐車場(6:15) − 五合目(7:20) - 八合目(8:25) - 山頂(9:10〜10:05) - 八合目(10:40) - 五合目(11:20) - ふれあい公園駐車場(12:15)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2003年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
2003年09月01日 05:52撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
9/1 5:52
2003年09月01日 06:12撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
9/1 6:12
2003年09月01日 06:20撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
9/1 6:20
2003年09月01日 09:26撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
1
9/1 9:26
2003年09月01日 09:49撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
9/1 9:49
2003年09月01日 10:16撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
9/1 10:16
2003年09月01日 10:21撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
9/1 10:21
撮影機器:

感想

鹿児島に来て2日目。前夜指宿のホテルに泊まり、おいしい夕食も堪能し、気合は充分。夜明け前にホテルを出発する。すると前方に早くもきれいな円錐形をした開聞岳が姿を見せる。ついつい車のスピードも上がってしまい、ぴよに注意される。・・・はやる気持ちをおさえなきゃ。

指宿から車で30分もすれば、登山口に到着するが、駐車場の場所がいまいちよくわからなかったので、ちょっと離れた駐車場に車を停めてしまった。

それにしてもあたりに人がいない・・・。それもそのはず、この日は始業式。だけど、今日も暑くなりそうな予感。快晴で、日の出とともに蒸し暑くなってきた。

さて、駐車場を出発し、草スキー場の横の坂を歩くと、開聞岳への登山道となる二合目に着く。「え?もう二合目?」と、ちょっと拍子抜け。まだ歩いて10分も経ってないのに・・・。そんなにきつくなさそうだなぁ、と思いながら深い森に包まれた登山道に吸い込まれる。

ここからが僕の苦悩の始まりだった!
森に入った途端、四方八方からのアブの来襲!もともと田舎育ちだし、アブなんて日常的なものだったのに、どうも小さい頃からアブは苦手で、この時も背筋を凍らせながら(時折奇声を発しながら)逃げるように登ってしまった。ぴよは比較的冷静・・・、あぁ、情けない。アブは刺されても痛いだけだからまだマシだけど、たまに蜂が近寄ってくることがあると、もう大変!悠長に歩くことはできない!ついに走り出してしまった。

五合目までは深い森の中で、全く展望がきかないので、森の息吹のようなものを感じながらぴよは歩いたようだったが、僕はただ無駄に疲れてしまっただけ。その五合目に差し掛かったところでようやく休憩。少しだけ展望が開けており、ここから農村の風景や錦江湾、イッシーでおなじみの池田湖などを望むことができる。薩摩半島の複雑な地形が手にとるようにわかり面白い。それにしても暑い!日差しは強く風もない。辺りはセミの鳴き声で暑さを助長する。僕のシャツは既にびしょびしょ。

五合目からは今までの森歩きから一転、岩場歩きが多くなりちょっと注意が必要。でもその分展望は少しずつよくなってくる。登山道は山頂を中心に渦を巻くように登るので、視界が開けるたびに見える景色も変わってきて、これも面白い。七合目付近に仙人洞と呼ばれるちょっと薄気味悪い看板のあるポイントがあるが、ここらへんでは一面真っ青な海が広がる。そして遠くに目をやると、翌日僕たちが目指す屋久島がっ!

八合目あたりに来ると、幾分風が出てきて少し涼しい。どうやら海の方から風が吹き上げてきていることがわかる。でも2人ともかなりの疲労である。やっぱり序盤の暑さが効いてたみたい。特に僕はアブ受難もあったし。あと、結構きつい勾配でもあった。最後の難所っぽい難所に到着し(ロープつきのハシゴ)、ここからは池田湖や枕崎方面の下界が一望でき、ぐるっと山すそを一周したんだなぁって実感することができる。

そして最後のひとふんばりを見せ、待望の山頂に到着!

・・・誰もいない。そういえば駐車場から今まで誰にもすれ違わなかったし、追い抜きも追い越されもしなかったな。どうやらこの日の一番乗りだったみたいだ。誰にも会わずに登頂する山というのも珍しい。というわけで、僕たちはゆっくりと山頂を満喫することができた!まず展望はというと、文句なし、360°のパノラマである。麓の町や田畑、池田湖はもちろん、遠く雲に隠れ気味の桜島や、大隈半島とその先端の佐多岬なども見えた。そして青く広がる大洋と点々と浮かぶ大小の島々。標高こそ低いけれど、まさに「地球」を感じる眺めかもしれない。今までの僕の山行にはない感覚だった。序盤の苦労が報われた〜!

日差しは強いけれど海から吹き上げる風が気持ちよく、誰もいない山頂で僕たちは、岩に横になりただただ風に吹かれる・・・。

1時間ほど山頂でくつろぎ、ちょっともったいないけど下山することに。八合目あたりでようやく本日初めてほかの登山者とすれ違う。でも結局登山口に下りるまで、会った人は10人もいなかった。

下れば下るほど暑さが押し寄せてきて、せっかく乾いた僕のシャツもまたびしょびしょ。そして五合目からは悪夢の森歩き・・・。真っ昼間なのに薄暗い登山道をアブ・蜂から逃げるようにダッシュで下り、ぴよを置き去りにして森を突き抜ける・・・。

森を抜けたところが二合目、実質上の登山口なのだが、ここから車を停めた駐車場までが結構うんざりした。距離は大したことないけど、やっぱりうだるような暑さの中の最後の歩きはちょっとこたえた・・・。

・・・山頂だけをとるととても魅力的な山。あとは季節の問題かなぁ。

【温泉】
指宿方面の温泉といえば、やっぱり砂むし!山川天然砂むし温泉に「入砂」(?)。想像以上に熱く、2人とも10分ともたなかった。山歩きの後にはむかないかも・・・。砂を洗い流す内風呂のお湯が気持ちよかった。
(¥800/大人)

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