上高地SnowHike
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 992m
- 下り
- 885m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | みどのロッヂで冬季限定の投汁そば。温泉は竜島温泉・せせらぎの湯。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
毛帽子
靴
ザック
スノーシュー
行動食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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共同装備 |
テント
バーナー
コッヘル
食器
調理用食材
|
感想
19:35に君津を出発。アクアライン、首都高、保土ヶ谷バイパス、東名ともに渋滞なく20:40に横浜に到着。純子さん、美恵子さんと合流し21:10に出発。横浜の住宅街には先日の雪が残っている。
東名、圏央道を経由して中央道に乗り、談合坂SAで休憩して聖に運転を交代する。
八王子あたりから路肩に雪が出現。談合坂SAには多くの雪が積もっている。
松本ICで下りてセブンイレブンで朝食を購入。セブンコーヒーを買ってテルモスに詰め、山専ボトルにお湯を詰める。
松本市内の24時間営業スタンドで給油。113円と君津より約10円高いが、長野県にしては安い。
市街地を抜けると雪道になる。沢渡で車中泊の予定だが、まずは坂巻温泉まで行って駐車場の状況を確認した。坂巻温泉は1/12〜2/13は休館中だが、電話で駐車の許可を得ていた。休館中なので旅館前の坂道の積雪や凍結を心配していたが、温泉のお湯をホースで流しているので坂道の雪は無かった。
沢渡の市営第二駐車場まで戻り、いつものようにトイレ前に駐車して車中泊。他に2台の車があったが、人がいる気配は無い。周辺の積雪は約30cmだが、フカフカの新雪だ。
トイレは暖房付きで温かく快適だ。トイレ前は道路の下に融雪装置があるらしく雪はないが、トイレの階段はツルツルに凍っていて手すりにつかまらないと昇降できない。
1:35就寝体勢。エンジンを掛けたままだが、いちおう全員シュラフに潜って仮眠。
3:00頃トイレに起きると満天の星が輝いていた。明日の天気は期待出来るぞ!
6:00起床。天気は晴れ。気温は-7℃だが、風が無いのであまり寒く感じない。
朝食を食べ、身支度をして坂巻温泉に移動。旅館周辺には昨夜同様に車は3台のみ。坂道沿いの駐車場は雪があって停めにくいが、下の広い駐車場は融雪装置があるらしく雪が全く無いのでそちらに駐車した。
7:40坂巻温泉を出発。中の湯ゲートまで国道158号線を1.8km歩く。トンネル以外は歩道が無いので車に気を付けながら歩くが、車はそれほど多くない。
30分で中の湯ゲートに到着。いつもはゲートは閉まっており、工事用車両が通過する時だけ開いていたが、今回はゲートは開きっぱなしだ。車の通行量が多いのだろう。
登山計画書を提出し、ヘッドライトを点けて出発。釜トンネルは工事用車両が通行しているものの、照明は待避所以外は消灯していて真っ暗なので、ヘッドライトの灯りを頼りに歩く。
時折工事車両が通るので、歩道を歩く。水漏れはなく路面は乾燥しているので危険は無い。
釜トンネルの勾配は11%で1,310mの全長にわたりほぼ一定の勾配だ。11%ととう勾配は車道としては極めて急勾配で、車のCMで話題になった「ベタ踏み坂(鳥取・島根の江島大橋)」でさえ最大6.1%なのだ。
トンネル内の気温は外よりやや高く-5℃だが、結構な登りなので歩いていると暑いくらいだ。
約30分で出口に到達したが、そこでびっくり。出口の先でトンネル工事が行われているのだ。「上高地トンネル」といい、崖崩れの危険のある地帯を避けるためのトンネルで、今年4/20開通予定だそうだ。
トンネルの先はきちんと除雪されており、所々凍結しているので気を付けて歩く。砂防事務所までは登りで、そこから大正池までは緩い下りが続く。
大正池の手前に橋があり、右岸の治山用道路に分岐する。例年は除雪は右岸ルートだけで左岸のルートは除雪されていないのだが、今年は両方とも除雪されている。左岸側でも何か工事が行われているのだろうか?
大正池ホテル脇から池の畔に降りるが、トレースはあるもののフカフカの新雪でツボ足だと膝上まで潜ってしまい、歩くのが大変だ。
池の畔で休憩。ママさんと聖は公衆トイレに行ったが、なかなか帰ってこない。ラッセルが大変だったらしい。
大正池畔からは青空をバックにした焼岳が美しいが、残念ながら穂高方面はガスに覆われている。
テルモスのお湯でココアを作り、行動食を食べる。気温は-7℃。歩いていると温かいが、しばらくじっとしていると指先から冷たくなる。
大正池からは林間コースを行くので、スノーシューを履く。平日なので人は少ないが、我々の前後には10人くらいの人がいる。
樹林帯の中で今年の干支である猿に遭遇。4〜5頭の猿が地上や木の枝の上で、笹の葉や木の葉を食べている。
約1時間で田代橋に到着。西穂登山口の四阿のような建物のベンチで小休止。その後はスノーシューを脱いで河童橋まで右岸の車道を行く。車道の雪は程良く締まっていて歩きやすい。
ところが河童橋の少し手前で除雪は終了しており、残り約250mはフカフカの新雪。段差を降りて梓川の岸辺までツボ足で行ったが、膝上まで潜るので川岸でスノーシューを履いた。
12:10河童橋に到着。穂高は相変わらずガスに包まれており、焼岳にもガスが掛かってしまった。
昼食は鍋なのだが、天気が良く風がなければ河童橋周辺のテーブル・ベンチで食べようと思ったが、風が出て来たのでテントの中でランチにする。日帰りながらこんなこともあろうかとテントを持ってきて正解だった。小梨平にはトレースが無いので、ビジターセンターの軒下に設営。
ゴアライトの3〜4人用テントは荷物を入れると2人が丁度良い大きさだが、ザックを外に置けば4人でも余裕だ。外は風が出て寒いが、テントの中は快適だ。
ランチメニューは鍋。出汁は最近気に入っている「鍋キューブ」の「鶏だし・うま塩」味。出汁の素のスープにポン酢で食べるより美味しい。野菜は以前は白菜やキノコを個別に持って来たが、最近は鍋用野菜がカットされて袋詰めになっているのが、嵩張らず、切る手間も省けて便利だ。今回は200gのカット野菜を4袋持って来たが、丁度良い分量だった。豚肉は約250g。
締めは「ちびまる子ちゃん」の鍋用ラーメン2人前を完食。デザートは冬山の定番を2品。その1:氷いちごミルク。その2:手作りアイスクリーム。寒い雪山で冷たいデザートだが、中々に美味しい。
14:00上高地を後にする。河童橋の袂の河童トイレの前では工事が行われていた。帰路は左岸の除雪された車道で、河童橋から中の湯ゲートまで約1時間50分で着いた。
聖は釜トンネルから一人走って坂巻温泉まで車を取りに行ってくれた。我々が中の湯に着いて数分後には迎えに来てくれた。速いぞ・聖! 流石はサブスリーランナーだ。
帰り道、行きつけの「みどのロッヂ」で蕎麦を食べる。時間が遅いので心配だったが、釜トンネル入口で電話をして予約をしておいた。
聖以外の3人は冬季限定メニューの「投汁(とうじ)そば」、聖はとろろ蕎麦を注文。投汁そばは野菜たっぷりの汁の中に固めに茹でたそばを「とうじかご」という柄の付いたカゴに入れてつゆで温め、野菜汁と一緒に食べるもので、信州の郷土料理なのだ。冬期にここに来た時はたいてい食べる定番だ。温かくて美味しい。
次回は5月に立山に行った帰りに来る予定なので、昨年5月にお土産に頂いて美味しかった「こしあぶら」を予約した。
食後はいつもの「竜島温泉・せせらぎの湯」で温まる。アルカリ泉でお肌がスベスベになる温泉だ。
帰路も平日のせいか渋滞なく順調だったが、東名下りの事故の影響で、圏央道と東名の海老名ジャンクションの10kmくらい前から渋滞。しばらくノロノロ運転の後、海老名ICで降りて246で横浜を経由し、東名、山手トンネル経由で君津に戻った。
ピーカンとは言えないもののそこそこ良い天気で、フカフカの新雪で冬の上高地を満喫できて良い山行だった。
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