七倉山
- GPS
- 12:58
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,513m
- 下り
- 2,525m
コースタイム
天候 | 雪後晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は雪崩注意 発電所導水管横の登り降りは階段を利用した方がよい。 |
写真
感想
楽々新道から七倉山に登りました。
雪が降っていて気温も低い。厳冬の装いでスタート。
ホワイトロードは所々で片側斜面で危険な感じ。導水管の左側が登りやすそうだったので登ってみたら岩壁に阻まれて前進できず。気を取り直して導水管へトラバースして、管の下を抜けて右側の階段を進むことにする。階段には雪がこんもり積もっているようですが、実際には空洞があってデンジャラス。ここはかなり苦労を強いられた。
岩間温泉周辺から楽々新道登山口の区間も片側斜面で恐怖の林道でした。厳冬の楽々新道はアプローチは最悪です。
ようやく登山口。ここからは稜線伝いに。ポコにつかまらないようにルート工作、これで帰りは早い。
いつの間にか雪から晴れに。月明かりでうっすら明るい。高気圧カモン。
加賀禅譲道がモルゲンロートで輝きだした。今日も来てよかったと思いました。
小桜平避難小屋は雪に埋もれてどこにあるか分からない状況。
見返り坂を登って丸石谷の源頭付近から大汝峰がドーンと見えました。素敵だ!
雪面カリカリで、吹き付ける風も凄まじく登山道の通りには進めないので、P2415にトラバース気味に高度を上げていく。
カリカリ斜面でクトーが軋む。落ちたら谷底、慎重に前進あるのみ。昨年TLTのクトー装着パーツがゆがんだためパーツを更新してあるので安心だ。
冬季限定のピークに立ち素晴らしい景色を拝む。う〜ん。こんな景色を独り占めなんて、贅沢だぁ。
雪面がカリカリ、強風、これ超危険なので、アイゼンで七倉山鞍部まで降下する。七倉山への登りも氷化しており、そのままアイゼンで登ることにする。痺れるのぼりでした。シートラーゲンが風の抵抗を強く受けて身体がふらつく。スキーをデポすればよかったです。それでも、ところどころシュカブラになっていて、スキーでも滑降可能な斜面を記憶しておきました。
七倉山ピークに立つ。やったー。タイムリミットの10:00でした。
しかし風が凄まじい。立っていられないし、記念写真など取れるはずもない。
景色をファインダーに収めてシャッターを切る。長居は無用、速攻で降りる!
当初の目論見では大汝峰まで行くつもりで頑張っていたけれど、体力(スピード)不足と風の影響で今回はここまでで断念です。
風が弱まるところまで降りて、そこからスキーを履いて慎重に鞍部まで滑る。しつこいけど痺れます。
再びシールを貼ってP2415へ行く。クトーもつけようとしますが、あれれ、片方のクトーの接続パーツがまたゆがんでいる。しかもクトーも接続部分の丸棒がぐらぐらで壊れかけている。大切に使っているのに悲しい。
P2415に上り返したら、ここからは楽しいスキーの時間!かと思いきや雪カリカリの足プルプル。見返り坂からは雪質が良くなって、久しぶりにクリーミーな感じの雪質。スキーがよく走り、気持ちよく高度を落としていきます。最高です。
登山口に戻る。ここからは尾根伝いに滑って林道を一部ショートカット。最初からこの尾根を進むのが正解でした。ヤバイ林道は絶対避けるべき。
導水管からの下降が本日の核心部でした。
導水管を上から見て左側の崖を滑ったことがあったので、今回もその作戦で。
灌木をつかみながら崖の上に降り立つ。行けるか?最初は横滑りで降下するも、予想以上に雪が少なく?砂防堰堤が丸見えでした。しかも大きな石も露出していて、進退窮まります。ダブルウィペット・バックステップで一歩ずつ降りていくことにしました。これが判断ミス(戻ればよかった)。堰堤付近で氷の塊に出くわす。聞いてない!アイゼン装着してない。ウィペットは虚しくも氷に刺さらず、そのまま、ずりずりと落ちていく・・・たった2mほどでしたが、落ちた衝撃で足が雪に(穴に?)はまって身動き取れず。
不幸中の幸い、どこも怪我なく、埋まったのが足だけで助かりました。ウィペットで足を掘り出してなんとか難を逃れました。ここさえ通過すれば発電所までは普通に降りられました。
導水管の真横(雪が積もった階段)をバックステップで降りるほうが、確実で安全でした。反省。
ホワイトロードはシールで登り返して無事帰還。
お疲れ様でした。
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