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Yamareco

記録ID: 297839
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雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

燕岳 超快晴☀の大展望に 「来て良かった〜!」

2013年05月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.2km
登り
1,439m
下り
1,424m

コースタイム

04:52第一駐車場⇒05:01中房登山口⇒05:25第一ベンチ⇒05:44第二ベンチ
⇒06:07第三ベンチ⇒06:34富士見ベンチ⇒07:05合戦小屋⇒07:55燕山荘08:11
⇒08:46燕岳頂上09:24⇒09:59燕山荘10:15⇒10:50合戦小屋⇒11:21第三ベンチ
⇒11:39第二ベンチ⇒11:53第一ベンチ⇒12:17中房登山口⇒12:24第一駐車場
天候 超・快・晴〜☀
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中房温泉傍にある第一駐車場を利用。
(無料/トイレあり)
コース状況/
危険箇所等
・登山ポストあり(登山口)
・第一ベンチを過ぎた辺りから雪が出現。
・富士見ベンチから先の急斜面でアイスバーンあり(アイゼン必要)。
・稜線上は雪が無い部分が多い。
・早朝は雪が締っていますが、気温が上がると踏み抜く場所が多くなります。
町営第1駐車場からスタート。道路沿いにこんな案内表示があります。
2013年05月12日 04:52撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
5/12 4:52
町営第1駐車場からスタート。道路沿いにこんな案内表示があります。
車の台数はポツポツといった感じ。
混んでるかな〜と思ったけど意外です。
2013年05月12日 04:52撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
5/12 4:52
車の台数はポツポツといった感じ。
混んでるかな〜と思ったけど意外です。
少し歩くと登山口に到着。
後ろの建物は中房温泉の日帰り施設。
2013年05月12日 05:01撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 5:01
少し歩くと登山口に到着。
後ろの建物は中房温泉の日帰り施設。
最初は急登がジグザグに続く。
高度をどんどん稼いでいきます。
2013年05月12日 05:06撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
5/12 5:06
最初は急登がジグザグに続く。
高度をどんどん稼いでいきます。
第一ベンチに到着。
2013年05月12日 05:25撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 5:25
第一ベンチに到着。
続いて第二ベンチ。
2013年05月12日 05:44撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
5/12 5:44
続いて第二ベンチ。
木々の上から見えるのは、目指す燕岳かな?
2013年05月12日 06:05撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 6:05
木々の上から見えるのは、目指す燕岳かな?
雲の上から北アの山々が顔を出す。
2013年05月12日 06:06撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 6:06
雲の上から北アの山々が顔を出す。
第三ベンチ。
2013年05月12日 06:07撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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第三ベンチ。
雲海だぁ〜♪
2013年05月12日 06:35撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 6:35
雲海だぁ〜♪
富士見ベンチ。
名前の通り、富士山が見えます。
2013年05月12日 06:35撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 6:35
富士見ベンチ。
名前の通り、富士山が見えます。
凍結した急斜面が出現したため、アイゼンを装着。
2013年05月12日 06:51撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 6:51
凍結した急斜面が出現したため、アイゼンを装着。
樹林帯を過ぎると、抜けるような青空が広がります。
2013年05月12日 06:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 6:53
樹林帯を過ぎると、抜けるような青空が広がります。
既に期待感十分な景色です。
2013年05月12日 07:00撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:00
既に期待感十分な景色です。
台形の有明山(信濃富士)。
雲海にシルエットが浮かんでます。
2013年05月12日 07:02撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:02
台形の有明山(信濃富士)。
雲海にシルエットが浮かんでます。
合戦小屋に到着。
2013年05月12日 07:05撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:05
合戦小屋に到着。
ここから先はキッツイ急登がスタート。
2013年05月12日 07:12撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:12
ここから先はキッツイ急登がスタート。
でも、周囲の景色はイイ感じ!
2013年05月12日 07:14撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:14
でも、周囲の景色はイイ感じ!
横を見ながら登って行く…
少し登っては、デジカメをパチリ。
2013年05月12日 07:16撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:16
横を見ながら登って行く…
少し登っては、デジカメをパチリ。
槍の頭が顔を出しました。
2013年05月12日 07:16撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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槍の頭が顔を出しました。
急登をザクザク登り…
2013年05月12日 07:28撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:28
急登をザクザク登り…
振り返ると、登ってきた稜線に足跡が続いている。
雲海の彼方に浅間山(左)と八ヶ岳(右)。
2013年05月12日 07:30撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:30
振り返ると、登ってきた稜線に足跡が続いている。
雲海の彼方に浅間山(左)と八ヶ岳(右)。
燕山荘が見えた。
2013年05月12日 07:48撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:48
燕山荘が見えた。
ここまでくれば後は楽チン。
2013年05月12日 07:52撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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ここまでくれば後は楽チン。
見渡す限り、素晴らしい展望!
槍・穂高方面へ続く表銀座の稜線。
2013年05月12日 07:59撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:59
見渡す限り、素晴らしい展望!
槍・穂高方面へ続く表銀座の稜線。
槍・穂高。
2013年05月12日 07:57撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 7:57
槍・穂高。
大天井。
2013年05月12日 07:57撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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大天井。
常念山脈。
2013年05月12日 07:57撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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常念山脈。
常念山脈の向こう側に中央アルプス。
2013年05月12日 07:57撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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常念山脈の向こう側に中央アルプス。
燕山荘の前に到着。
2013年05月12日 08:05撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:05
燕山荘の前に到着。
椅子とテーブルの向こうに雲海が見える。
2013年05月12日 08:03撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:03
椅子とテーブルの向こうに雲海が見える。
しばし雲海を楽しみます。
2013年05月12日 08:04撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:04
しばし雲海を楽しみます。
燕山荘前の標識。
奥が大天井・常念・槍方面。
手前が燕岳・餓鬼岳方面。
2013年05月12日 08:03撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:03
燕山荘前の標識。
奥が大天井・常念・槍方面。
手前が燕岳・餓鬼岳方面。
燕山荘の前で記念撮影。
2013年05月12日 08:10撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:10
燕山荘の前で記念撮影。
燕岳目指して出発。
2013年05月12日 08:01撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:01
燕岳目指して出発。
イルカ君と初対面。
(また下山時に会いましょう)
2013年05月12日 08:18撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:18
イルカ君と初対面。
(また下山時に会いましょう)
なだらかな稜線上をノンビリ進む。
2013年05月12日 08:21撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
5/12 8:21
なだらかな稜線上をノンビリ進む。
おおっと! 踏み抜いたぁ〜!
(しかも股下まで…)
2013年05月12日 08:21撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:21
おおっと! 踏み抜いたぁ〜!
(しかも股下まで…)
気を取り直して、燕岳に向かう。
2013年05月12日 08:24撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:24
気を取り直して、燕岳に向かう。
ズンズン進む。
2013年05月12日 08:26撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:26
ズンズン進む。
連なる裏銀座主稜線。
少しづつアップにしていくと…
2013年05月12日 08:34撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:34
連なる裏銀座主稜線。
少しづつアップにしていくと…
稜線前の岩の上には…
2013年05月12日 08:33撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:33
稜線前の岩の上には…
ライチョウさんがいました ^^
目の上が赤いのでオスですね。
2013年05月12日 08:33撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:33
ライチョウさんがいました ^^
目の上が赤いのでオスですね。
山頂を目指して再び進軍。
空が青い。
2013年05月12日 08:34撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:34
山頂を目指して再び進軍。
空が青い。
砂、砂…
2013年05月12日 08:35撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:35
砂、砂…
岩、岩…
2013年05月12日 08:37撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:37
岩、岩…
一際奇妙な"メガネ岩"。
覗いてみたくなりますね
^^
2013年05月12日 08:37撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:37
一際奇妙な"メガネ岩"。
覗いてみたくなりますね
^^
だいぶ道草したけど、
いよいよ山頂が近そうだ。
2013年05月12日 08:40撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
5/12 8:40
だいぶ道草したけど、
いよいよ山頂が近そうだ。
最後に待ってた踏抜き地帯。
(歩く度に踏抜く ^_^;)
2013年05月12日 08:44撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
3
5/12 8:44
最後に待ってた踏抜き地帯。
(歩く度に踏抜く ^_^;)
ピークに登った。
2013年05月12日 08:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
6
5/12 8:49
ピークに登った。
そこは燕岳山頂でした。
2013年05月12日 08:47撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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そこは燕岳山頂でした。
すっばらしい景色だな〜♪
2013年05月12日 08:43撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:43
すっばらしい景色だな〜♪
北燕岳方面の稜線。
2013年05月12日 08:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:49
北燕岳方面の稜線。
山頂で記念のポーズ。
2013年05月12日 09:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 9:08
山頂で記念のポーズ。
燕山荘〜常念山脈〜槍・穂高方面。
2013年05月12日 08:56撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:56
燕山荘〜常念山脈〜槍・穂高方面。
改めて槍ケ岳。
2013年05月12日 09:07撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 9:07
改めて槍ケ岳。
笠ケ岳。
2013年05月12日 08:56撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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笠ケ岳。
剱〜立山。
2013年05月12日 08:51撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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剱〜立山。
針ノ木〜蓮華。
2013年05月12日 08:56撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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針ノ木〜蓮華。
鹿島槍。
2013年05月12日 08:51撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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鹿島槍。
妙高方面。
2013年05月12日 08:58撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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妙高方面。
浅間山。
2013年05月12日 08:50撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 8:50
浅間山。
八ヶ岳と、奥に南アルプス。
2013年05月12日 08:50撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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八ヶ岳と、奥に南アルプス。
中央アルプス。
2013年05月12日 08:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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中央アルプス。
パノラマ
2013年05月12日 08:54撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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パノラマ
パノラマ
2013年05月12日 08:54撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
3
5/12 8:54
パノラマ
十分に展望を楽しんだし、下山に向かいますか。
2013年05月12日 09:26撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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十分に展望を楽しんだし、下山に向かいますか。
燕山荘に向けて歩く。
2013年05月12日 09:48撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
5/12 9:48
燕山荘に向けて歩く。
登山時に会った方とすれ違い、またまた記念写真を撮り合います。
2013年05月12日 09:36撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 9:36
登山時に会った方とすれ違い、またまた記念写真を撮り合います。
イルカ君と戯れてみる。
(さすがに背中には乗りませんでした)
2013年05月12日 09:51撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 9:51
イルカ君と戯れてみる。
(さすがに背中には乗りませんでした)
ゴリラ岩と燕岳。
2013年05月12日 10:12撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 10:12
ゴリラ岩と燕岳。
ゴリラ君のアップ。
2013年05月12日 10:12撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 10:12
ゴリラ君のアップ。
最後に表銀座の山々を眺める。
2013年05月12日 10:17撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 10:17
最後に表銀座の山々を眺める。
何度も振り返りながら下山。
多くの人とすれ違う。
2013年05月12日 10:31撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 10:31
何度も振り返りながら下山。
多くの人とすれ違う。
駐車場に到着。
車の数がメチャ増えてます。
2013年05月12日 12:24撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
5/12 12:24
駐車場に到着。
車の数がメチャ増えてます。
未だ桜が咲いているのですね。
2013年05月12日 12:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
5/12 12:49
未だ桜が咲いているのですね。
昼食は穂高駅前で豆カレー。
2013年05月12日 13:44撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 13:44
昼食は穂高駅前で豆カレー。
デザートはアイスクリーム。
2013年05月12日 13:52撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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デザートはアイスクリーム。
安曇野の里で名水を4Lゲットして帰りました。
2013年05月12日 14:22撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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5/12 14:22
安曇野の里で名水を4Lゲットして帰りました。
撮影機器:

感想

 
日光白根山に登る予定でした。
(いつものパターンですが…)

土曜日の夜10時に天気予報を見ると、栃木県北部は『雨 後 くもり』。
げげっ!
ならば、関東or福島あたりで、天気が良さそうなところはないかと探してみると、
ほとんどが『曇り 後 晴れ』。
この『曇り 後 晴れ』の予報で、過去何度騙されたことか…
(つまり、下界は晴れても、山の上はガスっているパターンです)

そんな中、長野県と岐阜県は晴れマークがついている。
アルプスか〜!
でも、今から登る山を決めて準備をして、すぐに出発しても、完徹登山は免れないな〜。
んでもって、下山後に茨城まで車で帰ってきて、翌朝には会社に出勤…。
う〜ん、またハードになりそうだな!
でも、考えてみると、せっかくの残雪期のアルプス晴天。
これを逃すと、次のチャンスは一年後になっちゃうような気がする。
それならば、行ってみるか!
とりあえず、北アかな。
近そうなあたりで、表銀座周辺だな。

そういえば、お友達登録をしているU総大将が、昨年の今頃に常念岳に日帰り登山をしていたハズだ。
真似してみようかな〜。
でも、確か常念は結構キツイはずだったな?
完徹登山じゃなければ全然OKだけど、今回は止めておいた方が良さそうだな。
んじゃま、今回はイルカの山にでも行ってみるか〜。
未だ登ったことが無いし。
そんなワケで、本当に急遽、燕岳に登ることに決めました。

結局、準備をして家を出発したのは夜の11時半になり、登山口最寄りの第一駐車場に到着したのは、
朝の4時半になりました。
2年位前までならば、完徹登山をしても全然平気でしたが、最近は体調を崩すことがたまにある。
2〜3時間でも寝ていれば大丈夫だが、まあ、今回は仕方がないな〜。
こんな日は、少し急ぐとバテルことがあるので、無理をせずに登って景色を楽しもう!

雲1つない天気に期待を抱きながら、てくてくと進んでいく。
1時間程登ると、全然疲れていないにもかかわらず、脹脛が攣りました。
かってに筋肉が硬直を続けているみたいで、明らかに変な感じです。
脹脛をマッサージして気合いを入れると、なんとか大丈夫になりました。
やっぱり、この時期の完徹登山は気温差があるから要注意のようです。

富士見ベンチを過ぎて少し進むと、急斜面が凍結していてアイゼン無しでは登れそうにもない。
ここでアイゼンを装着して、ピッケルを握って登り始める。
足が攣った後なので、慎重に歩を進めます。

やがて木々の隙間から表銀座の山々が見えるようになり、樹林帯を抜けて合戦小屋に到着すると、
素晴らしい青空の下に白い雪原が続いている。
合戦小屋から先は、真っ白い雪の上の急登続きになるが、周囲の景色にテンションは上がっている。
エッコラエッコラ斜面を登って行くと、やがて小さく尖がったピークが稜線上に姿を現す。
おお〜っ、槍だ〜!
ここから先は、周囲の写真撮影に夢中になり、益々足が進まなくなる。
下山時にまとめて撮影すればいいかな〜とも思ったが、
下山時には曇っているかもしれないし、やっぱり撮れる時に撮っておこう!
と、ひたすら同じような景色を撮影する。

燕山荘に到着すると、待ってましたの『快晴・北ア・大絶景〜♪』!

そこには、完全にミーハーになっている自分がいました。
燕山荘の前で下山の準備をしている2人組の方々を見つけ、
『すみませ〜ん、イルカってどこですか〜?』と聞いてみる。
『イルカはそれですよ』と、山荘後方の岩を教えてくれました。
『それで、その下にあるのが、ゴリラ岩』

あれ? 確かにイルカに似た岩だが、ちょっと違う…。
すると、
『アッチの方にもイルカの岩がありますよ』と燕岳方向を指さす。
『一般的に言われているイルカって、どっちですかね?』と聞くと、
『それは、アッチですね』と燕岳方向を指さしました。
やっぱり、そうだよな〜、と思い、お礼を言いました。

この後、燕山荘の前で燕岳をバックに写真を撮り合った後、御2人は下全に向かいました。
改めて周囲を見まわすと、ヤッパリ素晴らしい景色だな〜!
雲海の上には、富士山、中ア、八、浅間山、妙高等が浮かんでいて、
勿論、北アの山々は真っ白い屏風のように延々と連なっている。
燕岳山頂に向かうのを忘れ、しばらく周囲に見とれてました。

おっと、イカンイカン、山頂を目指さなければ。
しかし、周囲の素晴らしい景色に目をとられてデジカメ撮影に夢中になり、全然足が進まない。
イルカ岩をバシバシ撮影し、ライチョウに近付いてバシバシ撮影し、青空の下の燕岳を何度も撮影し、
また、振り返って槍方面を撮影する…。
それにしても、人の数が少ないな〜。
燕山荘を出発後に、数人のグループの人とすれ違った後は、稜線上には誰もいない。
こんなに素晴らしい景色の中に、自分だけしかいないとは、かなり意外だったな〜。
撮影に夢中になりながら岩の間を抜けて進み、股下まで踏みぬいた直後に到着したピークが山頂でした。

言うまでもなく、頂上からの景色は360度の大絶景。
空が凄く青く、白い雪の頂と最高のコラボレーション。
雲が全然無いな〜
あっ、眼下に広がる雲海は雲だっけ。

しばらくパシャパシャと撮影をしていると、ソロの登山者が登ってきました。
自分と同じく、山頂脇の雪の斜面でハデに踏みぬいて転んでくれました。

『いや〜、そこ、ホント踏み抜くんですよね〜、自分もさっき踏み抜きました』
そんな会話で始まり、あとは山頂で楽しいおしゃべりが続く。
山座同定をしていただき、お互いのGW登山の話に花が咲く。
勿論、山頂でのキメポーズを撮り合い、まだまだ楽しい話が続いていましたが、
少し寒くなってきたので、笑顔で別れを告げて下山に向かいました。

燕山荘に向かう途中で、登山時に第一ベンチ付近で会話を交わした方が登ってきました。
今日は慣れないシューズなので、ゆっくりと登ってこられたようです。
ここでも、お互いに燕岳と槍ケ岳をバックに写真を撮り合って笑顔で別れました。

GWの荒行のような登山も良い経験になりましたが、こーゆー楽しい登山もやっぱりイイものですね。
これだけの晴天で、こんなに最高のシチュエーションならば、誰でも楽しくなるのは当然だな〜と思いました。
完徹登山の後、茨城まで5時間かけての帰路につきましたが、『やっぱり来て良かったな〜』と感じました。


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コメント

いいですね・・燕・・
おはようさんです

>全然疲れていないにもかかわらず、脹脛が攣りました

むっ??水不足・・じゃないでしょうか。

のどが渇く前に補給しないと、痙攣おこしますね

でも、サクッと登って晴天。最高ですね

ご苦労様でした

        でわでわ

 行きたい・・です・・近畿からでれない

返信

 うふたまたま、開けたらお名前を拝見したもので

近畿のお山・・関東からなら・・伊吹山か武奈ヶ岳でしょうけど
伊吹は冬ですね・・武奈ヶ岳も冬に八雲が原幕営でまったり登頂かな?大峰となると縦走ですね。岩されるなら六甲。いづれにせよ低山ですから百名山にあるのならどうぞでも中央アルプス南アルプス無視するのは・・大阪だとどうしてもそう思っちゃいます
2013/5/16 8:21
uedayasujiさん、こんばんは。
超〜〜〜早いコメ、ありがとうございます。
(レコアップ後、10分後くらいだと思いますが…

登り始めて1時間位で、足が攣ったので驚きました。
(uedayasujiさんのコメの早さにはもっと驚きましたが
車の運転中に水分はタップリと採っていたつもりでしたが、やっぱり徹夜明けが効いたのかな〜と思いました。
これからの季節、水分補給は大事になりますね!

サクッと登って晴天!
サイコーでした

自分は未だ近畿の山に登ったことが無いので、いつか登ってみたいですね。
2013/5/16 20:37
アルプスは何処も遠いけど
低山県に住む我々は、がんばって 運転していくしかないですよね

正直、日帰りでちょっと登って帰ってくるより、
テン泊でロング歩いた方が楽ですよね

nabekaさん、結局スノーシューデビューは

いつの日にか素通りして気付かなかったイルカちゃんに会いに行かないとです
2013/5/18 21:25
Maieさん、おかえりなさい^^
まさしく!
アルプスみたいに、茨城から遠くて山が大きい場合なんかは、
ロングな天泊の方が、行動半径も広がるし、モルゲン見るのも楽でいいですね。
という訳で、レコ、楽しみにしてますね。
(どちらのレコも

そういえば、スノーシュー…
結局、何処で使えば良いか、わからないままシーズンが終了しちゃいました…
来期はBCもあるし、何時デビューしよ?

イルカちゃんは、燕山荘〜燕岳の間でした。
燕岳から下山時に右の方(裏銀座側)にいますね
2013/5/18 21:50
ゲスト
快晴ですね(^o^)/
nabekaさん
お天気に悩みながら、北アルプスの選択が正解でしたね
燕山荘前からの燕岳を眺めると素敵ですよね
nabekaさんの写真を見て、燕岳から槍ヶ岳に向けての縦走挑戦したいなあと思いました。

バシバシ写真を撮影しているnabekaさんが目に浮かびます
この時期の残雪の踏み抜きは雪が重くて大変ですよね

やっぱり山は晴れの日がいいですね
お疲れ様でした!
2013/5/19 8:20
いいですね〜!
nabekaさん、こんにちは!

この中房温泉から常念縦走したいんですよね〜

コマクサの時期も最高ですよね

URUさんにいろいろ楽しいお話し伺いましたよ

今度は是非〜

fall
2013/5/19 13:32
mipomipoさん、こんにちは。
今まで話に聞いていた表銀座の縦走コース、実際にこの目で見てみると、
ホント、歩いてみたくなりました
延々と続く稜線がなんといっても素晴らしいです!
(お口あんぐりで見とれちゃいます…その後、写真をバシバシですね
気付くと何枚もシャッターを押してしまう…自分もそんな感じでした

残雪期じゃなくて夏山だったとしても、これは絶対に気持ちいいですねー
燕〜槍縦走は、素敵な風景満載の素晴らしいレコになると思いますよ。
(東鎌尾根から登る槍も魅力的ですしね♪)
2013/5/19 17:11
fallさん、こんばんは!
先程、fallさんの燕岳レコを久々に見てみました。
wifeさんもイルカ君と戯れてたんですね!
北アは、やっぱり小屋泊まりが最高だな〜と感じました。
燕山荘に宿泊していた人達から『夕暮れやモルゲンが最高だったよ〜』と聞きましたし。
自分も、今度はテン泊or小屋泊をしてみたいですね

山頂で中央アルプスを『fallさん達、16日に登るんだな〜』とシミジミ眺めました。
中房温泉〜常念縦走路も気持ち良さそうでした
2013/5/19 17:29
素晴らしい判断でしたね^^
コメ遅くなりましたけど

天気の期待できるエリアに急遽変更して大正解でしたね!(この決断がなかなか難しい

この景色が拝めたら、睡眠不足も何のその テンションあげあげのnabekaさんが目に浮かびますよ

ライチョウさんやイルカさんにも会えて、中身の充実した一日でしたね。。。
やはり、泊まりでアーベン・モルゲンを堪能したい北ア山塊ですよね
東鎌は私も大好きな稜線道で、プロフの写真はまさにそこですよ

飯豊が気になって仕方ないんじゃないですか(笑)
2013/5/20 11:45
nabekaさん、こんばんは!
ご無沙汰しております。
今更レコで恐縮です

燕岳ですかあ!いいですね〜
すばらしいですね〜

私はこれまで登ったことがないので、いつかは・・・いつかは・・・と思いつつ先延ばしになってしまっているのですが・・・

茨城から前日に天気予想を見て速攻ででかけられる・・・機動力、実行力に脱帽です
私もnabekaさんを見習って、今年こそは燕に行こうと思い立ちました

おつかれさまでした
2013/5/20 21:56
テンションだけでのりきりました
sanpoさん、こんばんは。
不眠でハイテンションな上に、はじめての雪の北アで、更に超快晴!
おかげで、過去に覚えが無い程、ハイテンションになりました。
(勿論、運転があるので禁でした

東鎌はsanpoさんが好きな稜線ですか…
それなら尚更歩いてみたいですね!
(某総大将から、また真似とか言われちゃいそうですが

飯豊(残雪)は、さすがに来年以降ですね。
(日程的にも厳しいし…もうちょい時間を置いてから
実は、昨年敗退した残雪期の山を、今年はリベンジしたいと考えていたのですが、×8に備えて、今年の(残)雪山は打ち切りにしちゃいました。

そんなわけで、そろそろトレーニングを始めます
2013/5/20 23:18
yamahiroさん、こんばんは。
 
こちらこそ、御無沙汰しております

超〜ロングハイクや、素晴らしい等、yamahiroさんらしいレコが続いてますね
(おお〜っ! と、拝見してます)

yamahiroさんが燕岳未登なのは意外ですね。
多くの山を登られてるyamahiroさんでしたら、既に登っていると思ってました。
(いつでも行けそうで、なかなか行けない…という山、ありますよね)

サクッと登れて好展望なので、かなり御徳な感じでした。
(とはいえ、登り始めてスグに足が攣りましたが…

イルカ君や、ゴリラ君、ライチョウさんにまで会えたので、幸せな気分になれました
2013/5/20 23:49
遅くなりました(^^)
こんにちは nabekaさん

私もちょうど2年前にここに登りましたが、
そのときよりも、鮮やかで、透明感があります。
これは、最高です

木曽駒は休めずに参加できず、残念でした。
でも、皆様によくお伝えしておいたので、次回初めてあっても、
初見とは思われないはずですよ

日光から長野に変更して晴れ
私はその逆で、途中撤退の連ちゃん

次の冬は、スノーシュー、BCと盛りだくさんですネ
今から用意しておかなくっちゃね
2013/5/21 12:35
URUさん、こんばんは。
コラボの場合は、いつもよりもレコの作成が忙しいので、
多分、みなさんからのコメは無いだろうな〜と思ってました。

最初は1年前のURUさんの常念を真似しようと思ったのですが、徹夜明けはキツそうだったので止めました。
(今回は途中撤退の連チャンでしたが、昨年は残雪の常念岳を超スピードで1500M程登っていたのですね
途中撤退は『残念だろうな…』と感じましたが、コラボで元気一杯に復活するだろうな〜と思いました。

>でも、皆様によくお伝えしておいたので、次回初めてあっても、
>初見とは思われないはずですよ

はっはっは。PR、ありがとう(?)ございます

次回のコラボ、いつかは不明ですが楽しみですね〜♪
X8は?)
2013/5/21 19:52
絶景ですね
nabekaさん、こんばんは。

燕、最高ですよね。
この時期、この天気は、もう言うことなしですね

私は、駆け出しの頃、燕山荘に泊まって、蝶に行ったことがありますが、
今でも、その時の素晴らしさは、深く心に刻まれてます

残雪期に行きたくなりましたよ

ところで、 ×8、nabekaさんも?
それは楽しみです。
天気と日程調整が難しいのが悩みの種ですね
2013/5/23 21:48
絶景でした ^-^
satoyamaさん、こんばんは。

手軽に登れる絶景登山、イルカちゃんやライチョウさんを見て、年甲斐も無くミーハー気分になりました。 GW修行登山の後だったので、ギャップが凄かったです。
(sanpoさんの飯豊/川入コースはもっと凄まじかったみたいですが

燕山荘…
是非泊まって縦走してみたい気分になりますね!
(やっぱり北アの小屋泊縦走はイイですね

×8は、ゲスト参加の予定です。
自分の場合は、もしかしたら○草○をゴールにするかもしれないです…初めてのルートが多いし、実はナイトハイクが苦手なので
(体調次第では、全然手前でリタイアしているかもしれませんが)
その場合はでも飲みながら、お2人の応援係を務めます
楽しみにしてますので、是非、よろしくです
2013/5/23 22:46
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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