降りたら晴れた前掛山…

2021年03月07日(日) [日帰り]

• GPS: 07:24
• 距離: 13.4km
• 登り: 1,158m
• 下り: 1,156m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:18
• 休憩: 1:05
• 合計: 7:23

7:33 浅間山荘登山口
8:09 8:09 一ノ鳥居
8:23 8:29 二ノ鳥居
9:19 9:34 浅間火山館
9:39 9:41 湯ノ平分岐
10:01 10:01 賽の河原分岐
11:05 11:07 立入禁止告示板
11:46 11:48 前掛山
12:16 12:17 立入禁止告示板
12:55 12:55 賽の河原分岐
13:05 13:05 湯ノ平分岐
13:12 13:43 浅間火山館
14:17 14:23 二ノ鳥居
14:34 14:34 一ノ鳥居
14:56 14:56 浅間山荘登山口
14:56 ゴール地点

天候

午前　曇り時々晴れ
午後　晴れのち曇り

下界は晴れ。
午前中は雲に覆われ霧氷天国だった登山道も10時過ぎ辺りから次第に太陽や青空が覗く様になり好天を期待させた。
しかしこの日前掛山が晴れ渡ったのは14時前辺りから2時間ちょっとだけで、夕方にはまた雲に覆われてしまった。

樹林帯を出るまでは暑いほど。
樹林帯をでて前掛山への登りに差し掛かると群馬側からの強風に晒され、陽も隠れ寒さ倍増。
山頂11時半　風速10メートル以上、気温-5℃（体感はかなりの寒さ）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

天狗温泉の駐車場を利用　1日500円
※この日の車は57台。朝7時半時点で第1と第2駐車場満車でドロドロのグランドに停める羽目に

その他周辺情報

天狗温泉　浅間山荘
日帰り入浴　16時まで　大人800円
※駐車場利用者は日帰り入浴利用で200円割引

写真

3/7 7:33

朝7時15分頃天狗温泉の駐車場到着。
既に30台以上の車が。
外トイレは冬季使用不可な為、浅間山荘のトイレを借りた後出発。
ここまでの道でもかなり霧氷天国だった、予報通り晴れるなら青空&霧氷が楽しめそう！
期待は高まる

3/7 7:33

浅間山荘周辺も霧氷！

3/7 7:34

歩き始めは静かな霧氷の中を進む

3/7 7:50

6月に歩いたヒサシゴーロ尾根の入り口。
相変わらず分かりにくい

しかしずっと雪が無い道が続くなぁ
そろそろ雪山シーズンはもう終わりか〜

3/7 8:08

一ノ鳥居の少し手前でようやく雪が出てきた。
先行者達がアイゼンやチェーンスパイクを装着していたので自分もチェーンスパイクを装着。
暑いのでハードシェルも脱ぐ。

3/7 8:23

鳥居から15分ほどで不動滝が見えてきた。
ここまでの道も雪は少なくチェーンスパイクつけなくてもよかったほど

3/7 8:23

不動滝も水流れてるし、3月に入りドンドン暖かくなってきてるから近いうちに完全に溶けてしまうだろうな

3/7 8:28

二ノ鳥居到着

3/7 8:56

途中大人数の先行者グループが屯していた為足早に通り過ぎたが、周囲の登山者を見るに彼処が火山館へと運ぶ薪置き場だったらしい。しまったな…

もうすぐ9時だが晴れる気配無し。
いや〜まだまだ心配する時間じゃないゾ

3/7 9:00

牙山も剣ヶ峰も全く見えないな…

3/7 9:06

カモシカ平

ここに来るのは4回目だがカモシカに会った事はないです

3/7 9:16

火山性ガスの注意区間

3/7 9:20

剣ヶ峰方面はトレース無し

3/7 9:20

火山館到着。
2時間弱でだいたいコースタイム通り。
皆に倣いここで12本爪に付け替える

3/7 9:38

暫しの休憩後出発。
まるで晴れる気配がない空に段々と不安になってきた…

雪は硬く締まり踏み跡も硬く歩きやすい。

3/7 9:40

湯の平分岐
当初の計画ではここから草すべりに行き外輪山を回ってから前掛山に向かう予定だったが、眺望ゼロが確実な為やる気がせずこのまま前掛山へ行く事に

3/7 9:59

賽の河原分岐
このままホワイトのまま終わってしまうのか…
天気予報のバカ〜

3/7 10:05

樹林帯を抜けると風が強くなり始めた。
登り始めの暑さが嘘の様に寒い！

3/7 10:10

分厚い雲に覆われた絶望の前掛山
（実は内心はどうせ山頂着く頃には晴れるだろうと楽観的だった）

3/7 10:15

10時過ぎ、ほーらね、とばかりに青空が。
まだまだ雲は厚いが、度々太陽が雲間から顔を出し青空も見え始める。
やっぱり予報通り晴れるんだな

3/7 10:15

太陽には頑張ってほしい

3/7 10:16

黒斑山も今日初めて登場

3/7 10:21

しかしなかなか手強そうな雲だな。
今山頂にいる人は極寒だろうなあ…

3/7 10:21

やっと外輪山が姿を現した。
お久しぶりです！

3/7 10:22

もう下山してくる人達も居る中黙々と登る。
すれ違った人数は登り降り合わせてだいたい30人くらいで駐車場の台数と一致する

3/7 10:37

群馬側からの風は強く冷たい。
ピッケルは出さずにポールのまま登ったが問題無さそうだ

3/7 10:37

ん？暫く晴れていたがまた雲が…

3/7 10:38

この後登山道は雲に飲まれひたすら強風ホワイトアウトの中を登る羽目に…

3/7 11:05

ホワイトアウトの中登る事30分、浅間山火口と前掛山の分岐に到着。
白いぜ〜

3/7 11:11

シェルターで風を避けつつ晴れを待とうと思っていたが、風が弱い様なので小休止後先に進む事にした。
もう11時だしそろそろ晴れる筈

3/7 11:21

稜線に出るが皆急いでは山頂に向かわない。
雲が取れるのを待ちノロノロ進んだり風に背を向けて立ち止まっていたり。
風が強い割には気温が低くないおかげで立ち止まっていても凍えずに済む

3/7 11:24

何度も太陽にはフェイントされたけどいよいよ晴れそう

3/7 11:30

陽が射す…！

3/7 11:30

よっしゃー！
晴れた！このまま山頂にGOだ

3/7 11:30

お、山頂に待機してる人影あるな

3/7 11:31

本日初めて見えた浅間山（釜山）山頂

3/7 11:31

群馬県側も晴れるかな

3/7 11:45

ハイ、駄目でした…

前掛山山頂に近づくにつれ風は強くなり、露出してる鼻や頬が見る間に冷え切って感覚がなくなる。
こりゃ駄目だ( 一一)

3/7 11:46

山頂標識が新しいのになってる。
なんでも今までのはどこかに飛ばされてしまったらしい

3/7 11:46

10分程山頂で粘ってみたが寒さに音を上げる。
顔が冷たい、手先も冷え切っている。
ゴーグル、バラクラバ、冬用グローブ着けてくればよかった…
（ザックに仕舞いっ放し）

3/7 12:00

風と共に雪が吹き付け装備が白くなっていた
風が当たる側の睫毛も凍ってメガネも凍って大変なことに
ペットボトルも凍っていた

3/7 12:00

シェルター方面へ歩いているとまた太陽が顔を出し始めた。
しかしすぐに雲に隠れてしまうを繰り返す。

3/7 12:07

シェルターまで戻る。
このまま待てば晴れるだろうか

3/7 12:07

晴れねーなぁwチクショー

3/7 12:07

青ーい

3/7 12:07

雲が凄い速さで流れていく

3/7 12:08

みんな青空を待っているのだが…

3/7 12:09

シェルター付近より①
稜線を歩く人影

3/7 12:10

シェルター付近より②
陰る前掛山山頂

3/7 12:10

シェルター付近より③
釜山方面

3/7 12:10

前掛山山頂アップ

3/7 12:14

稜線を歩く人の列

3/7 12:18

晴れないしそろそろ帰るか…

3/7 12:19

雲薄れてきたかな…？

3/7 12:21

風と雲の中を下山開始

3/7 12:23

降り始めたら雲流れ始めたんだけど…

3/7 12:23

登ってくる人もみんな写真撮ってるな。
今まで視界無かったからな…

3/7 12:28

山体がデカすぎて前掛山の斜面の一部しか写らない

3/7 12:28

3/7 12:31

わぁ…晴れたぁ…

3/7 12:32

前掛山も晴れたかな…？

3/7 12:32

まだまだ雲は多く外輪山も見えないが、確実に天気は好転している

3/7 12:32

パノラマ。
四阿山方面ももうすぐ見えそう

3/7 12:38

凄い迫力だ

3/7 12:38

今日黒斑山行った人もホワイトなままだったんだろうな

3/7 12:38

草津白根山と志賀高原方面…岩菅山かな？

3/7 12:42

やっぱり雲がかかっているのは山頂付近だけか
下界は晴れてるなぁ

3/7 12:43

3/7 12:44

先週登った四阿山が見える！

3/7 12:46

山頂から我慢していた尿意がいよいよ厳しくなってきた。
火山館まで我慢できるか…
しかし登山者が多く身を隠す場所が無いためそこら辺ですることも出来ず…とにかく急ごう(;^ω^)

3/7 12:51

前掛山もなかなか雲が退かないね

3/7 12:55

賽の河原分岐
Jバンド方面へ進み立小便でもしようかと考えていたが、生憎登山者が休憩中で断念。
先を急ぐ

3/7 12:59

黒斑山一度も顔を出してないぞ

3/7 13:05

湯の平分岐
もう火山館はすぐそこだ！急げトイレへ！

3/7 13:23

何とかトイレに駆け込み事なきを得たのでゆったりと昼飯タイム。
最近忙しない昼が多かったけど今日は時間的にも余裕がある。

アイゼンを外しているとき、同じく休憩中の男性に「今頃山頂晴れてるんですかね〜」と話しかけられ（晴れてるかも…でも晴れてたらショック…）などと考えていたが、いつの間にか空は青空快晴に変わっていた

3/7 13:41

40分位休憩した。
装備もチェーンスパイクに換装、ハードシェルも脱いで下山開始
後は消化試合だな

3/7 13:41

あれはトーミの頭かな？
火山警戒レベル1の青い看板がまぶしい

3/7 13:41

牙山と剣ヶ峰

3/7 13:42

久しぶりに黒斑山も行きたくなるな

3/7 13:44

行きは真っ白だったこの場所も快晴で仙人岳らしきピークが見えている

3/7 13:45

火山性ガス区間を通り過ぎる

3/7 13:49

13時49分、ついに雲一つない前掛山山頂を視認
ぐぬぬぬ…

3/7 13:53

上の方はまだ霧氷が残ってるんだな
風が強くて寒いせいか？

3/7 13:53

行きには見えなかった外輪山の荒々しい稜線

3/7 13:53

こちらも上の方に霧氷

3/7 13:59

気温上昇に伴い雪はすっかり緩んでいてチェーンスパイクが全く仕事してない

3/7 14:09

常人では立ち入れない牙山の稜線

3/7 14:14

今度来た時はちゃんと薪をもっていくのでご容赦を

3/7 14:17

二の鳥居到着
前々回来た時は鳥居は倒壊していたが去年の4月に再建された様だ。
ここでチェーンスパイクを外した。

3/7 14:29

不動の滝コースからピストンで帰る

3/7 14:34

一の鳥居まで戻る

3/7 14:49

後は全く雪の無い道

3/7 14:50

3/7 14:56

ゴール！
前掛山山頂手前でダラダラ下から結構時間かかってしまったな

3/7 15:46

天狗温泉で汗を流す

3/7 16:11

16時、下界から見るとまた前掛山は雲の中になっていた

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 毛帽子 着替え ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 飲料 水筒（保温性） ヘッドランプ ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ポール

感想

kukaminn

快晴の前掛山から絶景を堪能したい！
先週の四阿山で味を占めた私は晴れ予報の乱舞する浅間山（前掛山）へ向かった。
そろそろ時期的には冬期雪山シーズンも終了、これが今シーズン最後の高峰雪山だ…

と朝4時起床で気合を入れて来たのだが、雪はかなり少なくなっていてガチガチ。
登り始めは全く雪ないし気温も高めで暑くてハードシェルを着ていられなかった程。
これもう春山なんじゃないですかね？

しかも予報に反し全く晴れる気配なし。
天気予報だと朝9時から夕方まで天気良いはずだったのだが。

しかしちょうど樹林帯を出て前掛山に取り付いた辺りで青空が見え始め、風も強くなり冬山装備で快適に登れる快晴登山の雰囲気に。
よし、予報通り！

とは行きませんでした…

ここから前掛山山頂まで晴れそうで晴れない強風ホワイトアウト。
山頂付近は10メートル以上の強風でさすがに寒かった。
登り切ってから1時間くらい上にいたが結局晴れず諦めて下山。
下山中どんどん天気は好転し、火山館で食事休憩中に快晴になっていたという…

快晴を山頂で迎えようとしたら2時間くらい待つ必要があったのでどのみち無理があるが、攻めて晴れるタイミングがもう少し早ければ…と嘆かずにはいられない。

強風の冬山の雰囲気は面白かったので満足感はあるが、これはリベンジ案件だな。
来シーズンまた来るか…