唐松岳〜不帰III峰dルンゼ


- GPS
- 06:33
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 986m
- 下り
- 1,999m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
写真
感想
今日はAtsushi-yとコラボ。「不帰のdルンゼに行きたい」と要望があり、私も行ったことがないのでぜひということに。
好天予報のせいか八方尾根は登山者で大混雑。行列の後方に並んだら1時間以上待たされたのではないだろうか。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、いつもの八方池山荘から振り返ると低い雲海が広がっている。風はなく今日は予報どおりいい天気になりそう。八方尾根の雪は固くラッセルも不要で順調に高度を上げる。
扇雪渓にヘルメットを落としてしまった登山者がいた。頂上山荘の手前からシートラ。主稜線はさすがに風が出ていたが行動を遮るほどではない。
山頂は登山者でいっぱいだった。30人以上いたのではないだろうか。積雪期に何度も来ているが、こんなに混雑している唐松岳は初体験だ。写真を撮ったらすぐ目的のdルンゼに向かう。山頂付近は新雪で、急斜面はバックステップで降りた。
dルンゼには既に降りて行った滑走者が2名、他に4人が滑走準備をしていた。私たちは5番目にエントリー。天気がいいせいか緊張することもなく冷静に滑れた。雪は重くモナカ気味だったが気温の高い割には悪くない。
Atsushi-yの先導で日陰の斜面を選んで合流点まで滑るとその先は唐松沢の広大な谷が開けている。ガリガリの斜面を降りていくとやがて雪はザラメに変わって快適になった。
南滝上部まで降りて休憩。菓子パンを食べながらをしながら高巻くかどうか悩んでいると先行者が登り返してきた。雪は繋がっているがかなりテクニカルなようで断念したらしい。私たちもシートラで高巻くことにした。しかし高巻いた先も試練だった。滝へと続く急斜面はデブリが固まってカチカチになっていた。先行のスキーヤーも降りるのに苦労していた。私はここでターンしようとしてデブリに足を取られて転んでしまった。無理にターンせず横滑りするかシートラのまま降りるべきだった。衝撃で板が外れ、リーシュも片方外れてしまい板が沢に落ちそうになったが先に降りていた先行者の1人が拾ってくれた。私はデブリの途中で止まったが雪が固すぎて立ち上がれない。アイゼンに履き替えて滝壺まで降り、先に落ちた板を拾ってくれた先行者にお礼を言った。今日の核心部は間違いなくこの高巻きであった。
無事に戻ってきた板に履き替えたら、後はもう二股まで林道を降りるだけ。雪が切れかかったりしていて時間はかかったが無事に下山。タクシーを呼んでゴンドラ乗場まで戻った。トラブルはあったものの満足した山行だった。
以前から1度行ってみたかった唐松岳を山登りの先輩oecさんに連れて行ってもらいました。
しかも今回はDルンゼ滑走という事で、事前の情報をかなり調べ準備万端でいきました。
体力には全然自信がないので、登りは登山者にガンガン追い越されなんとか登頂。
この日は天候が良かったのにも助けられました。
Dルンゼのドロップポイントも、この日はとても平穏な感じで安全に滑り降りる事ができました。
そして今回の一番の難所は南滝。
高巻きで降りたのですが、沢の中央はガリガリのデブリで通れず、デブリが無い部分をみんな滑るしか無いので、その部分は急斜面アイスバーン。
かなりの難易度でした。
帰りの林道は雪ギリギリで下山できたので良かったです。
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