白山(「白山北面台地」新規ルート開拓)


- GPS
- 15:08
- 距離
- 42.4km
- 登り
- 3,066m
- 下り
- 3,000m
コースタイム
- 山行
- 13:00
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 14:39
天候 | 曇りのち晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
もう1台で白峰ゲートへ向かう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆白峰ゲート〜別当出合 ・デブリやら流水、それによる穴ぼこなど多数。ラッセルはないが歩きにくい。 ・別当出合の休憩舎は使えないと思われる。(ちゃんと確認したわけではない) ・吊り橋は積雪なし。 ◆別当出合〜御前峰 ・ラッセルなし。 ・石畳はカチカチでクトーでこなしたがちょっと難儀した。 ・エコーラインに登り上げるルートは甚之助谷から直登ルンゼ?を使った。初めてだったが距離的には短いがかなり急。アイゼンで登った方がいいかもしれない。 ・御前峰まではクトー&スキーで登り切った。 ◆御前峰〜七倉山 ・御前峰〜お手水鉢まで滑走モードで滑走。カチカチだったので千蛇ヶ池から入って大汝峰を巻いてお手水鉢の上に出た。いつもは雪質が柔らかくお手水鉢の下まで落とされてしまうが今回はカチカチのおかげでうまくトラバースで来た。 ・七倉山までの登りもカチカチだったのでシートラアイゼンで登り上げた。 ◆七倉山〜新岩間温泉 ・七倉山から滝川を滑走。硬いが面ツルでかなり滑りやすい斜面だった。 ・清浄ヶ原から今回開拓した「白山北面台地」へと入った。こちらも適度な斜度で広大で面ツルで最高のゲレンデだった。 ・ただし下部の林道合流手前の斜面はかなり急斜面なので滑走技術が求められる。 ・林道合流〜新岩間温泉までの林道も凶悪片斜面なのでおすすめしない。早い段階で楽々新道に登り返して尾根伝いに降りるのが良い。 ◆新岩間温泉〜中宮ゲート ・三又発電所の導水管脇を滑って発電所へ。 ・そこからの林道歩きもデブリーランドなので滑落や斜面からの雪崩に注意しながら歩く。 |
写真
感想
今日も天気予報は◎。
ビッグな一日にしなければならない。
3月に入ったので白山のお参りにも行きたい。
これはYSHRセンセーも同じ思いなので白峰〜エントリーして北部白山へ縦走することになった。
北部白山へ抜けるルートと言えば最近は楽々新道を使うことが多かったが、小桜平から下の尾根歩きがアップダウンが多かったりルートがわかりづらかったりして若干難儀だった。
今回はYSHRセンセーが新規ルートを提案してくれた。
七倉山から滝川を滑って、清浄ヶ原から台地経由で丸石谷へストンと落とすという、ハマればめちゃくちゃ効率の良いルートだ。
これがいければ登り返しもほとんどないし最高の定番ルートになるかも、じゃあこのルートを開拓しに行きますか!
ってことで23時半に中宮ゲートでYSHRセンセーと待ち合わせ。やっぱりフライングで11時前にセンセー到着。
自分の車をデポしてセンセーの車で白峰に向かった。
白峰に着くとトラさんが既に到着していた。今日はケートラじゃなかったので気づかなかったよ。
3人そろって23時半に白峰ゲートをスタート。
ラッセルはないが林道が凸凹で歩きづらい。
デブリも多いし穴ぼこも多い。
まあでもラッセル地獄より早いし楽ちん。
しかしみんな寝不足気味で眠い・・・うとうとしながら足を前に出していった。
結局スタートから5時間ほどで別当出合に到着した。
そこからはフツーに御前峰に登るだけ。
ただ雪がカチカチだったので石畳でクトー装着。
慎重に登っていったがYSHRセンセーが滑って木に引っかかって停まった。焦った。
そこからはとにかく登る。やっぱり斜面は堅いのでクトーを着けたり外したり。
後ろを振り向くと別当出合〜白峰にかけて雲海が広がっていた。
歩いているときに雪が舞っていたがやっぱり雲海のせいだったのか。
甚之助避難小屋からのルートをどうするか。
モンスター尾根は遠回りだし、甚之助谷からエコーラインに登り上げるいつもの谷は急だし…ってことで、一本西の谷を登り詰めることにした。
南竜分岐あたりまではいいが、そこから上が一気に急になる。
センセーとトラさんはアイゼンで、自分はクトーで登り切ったがちょっとシビれる登りだった。
エコーラインに登れば御前峰や別山がドーン!やっぱりここはいい。
景色を楽しみながら弥陀ヶ原、室堂へと歩いていく。ハイキングだ。
今日は無風だったので地獄セットも不要、のんびりペースで御前峰まで登っていった。
とりあえず3月のお参り完了。
さて、今日はここからがメインイベント。
まずは七倉山へ向かって、そこから滝川に入って新規ルート開拓だ。
何度も言うが、今日は雪がカチカチだったのでトラバースがめちゃくちゃやりやすい。
ほとんど落とされずに飛んでいける。
千蛇ヶ池〜大汝峰を巻いてお手水鉢の上に出た。
お手水鉢の上に出るなんて初めて。いつもはかなり下まで落とされる。
そこから七倉山まで登り返すわけだが、カチカチなのでアイゼンで慎重に登ることにした。
七倉山からお楽しみタイム。
まずは滝川を滑って清浄ヶ原へ。これが少し硬かったが面ツルで最高の斜面だった。
トラさんも大喜び。北部白山最高。
清浄ヶ原もツルツルで、そこから下の台地へ。ここがめっちゃ広大で斜度も適度でまるで天然のスキー場だった。
だが甘くはなかった。
そこから林道合流までの斜面がカチカチでめちゃ急だった。慎重に滑って林道に合流。
だが試練はこれで終わりではなかった。
林道合流から新岩間温泉までの4km、標高差400mの区間が片斜面のデブリーランドだった。
しかも下はすべて崖。転んだら最後。そんなプレッシャーの中での斜滑降、めちゃくちゃシビれた。
今日はこんなんばっかり。
集中力を切らさずに新岩間温泉まで滑り切って、最後は導水管の谷を滑走。
ここも少しアドベンチャーだが死ぬことはない。
トラさんは「アドベンチャーばっかり!」と驚いていた。これが地獄山行ってやつですね。
最後もホワイトロードのデブリーランドをこなして中宮ゲートにゴール。
15時間の完全燃焼だった。
丸石谷林道は危険なので楽々新道に登り返すルート取りが良いと思うが、それ以外は問題なし。
今後の定番ルートとして使っていきたい。
名付けて「白山北面台地」だ。
加賀禅定道から清浄ヶ原方面を見るとずっと先までまっさらな広大な台地が広がっているのがわかる。見るからにスキー向きでいつかこの広大な台地(北面台地)を滑ろうと考えていた。問題は台地を降りて無事林道に降り立てるか、さらに片斜面の丸石谷林道を新岩間温泉まで行けるのか、誰もわからない、新ルートを開拓すると言うのはリスクを伴うものである。東面台地を開拓したのは18年前、今日の北面台地も最高に素晴らしかった。
深夜23時半一里野ホワイトロードゲートでガンと待ち合わせしてガン号をデポ、YSHR号で白峰へ移動した。白峰ゲートにはすでにトラがスタンバイ、仲良く23時40分除雪のない白山公園線をスキーで歩いて行く。土曜は忙しかった上に2時間ほどしか仮眠できなくてもう眠くて眠くて16kmの拷問のような林道をフラフラ歩いてようやく別当出合に5時間半もかかってしまった。雪は多くて休憩舎の屋根まで雪が繋がっていた。
石畳はカチカチ、クトーを利かしてズンズン登るがYSHR最後スリップして滑落、まじ止まらない、木に引っかかりようやく停止した、怪我はなかった。今日は慎重に行こう。中飯場から先もカチカチ、クトーを効かせて高度を上げていく。甚之助避難小屋は頭が少しだけ見えていた、この先しばらくスキーで登り斜度が増したらアイゼンでエコーラインに登り上げる。
白山がドン、1月2月は地獄で何も見えなかったが久しぶりに快晴のスンバラシイ白山であった。室堂から上もカチカチだがクトーを利かしてピクッた。白峰を出てから10時間の闘いであった。56ヶ月目のお参りをして無事帰還を祈る。
さあ北部縦走路へ、山頂からカチカチ斜面を慎重に大汝をトラバースして御手水鉢へここからアイゼンで七倉山に登り返す。快晴微風で山頂からは北アが一望できた。さあ山頂から丸石谷源頭へ、カチカチだがエッジがよく効いて快適な滑りが楽しめた。美味しい斜面を頂いて途中から清浄ヶ原へ乗り上げる。スベスベの大斜面であった。加賀禅がよく見える。まだ見たことのない景色である。無木立のスベスベ大斜面がどこまでも続く。素晴らしい斜面であった。
大斜面は徐々に狭まっていき、傾斜も急に落ちて行く。カチカチのしびれる急斜面をこなして無事林道に降り立った。ここから300mほど登り返せば楽々新道に合流できるが、今日は林道を降りていく。最初50m登りがあり、新岩間温泉まで400mの下り、片斜面は心臓に悪かった。これでもかとヤバい片斜面が続くが一人ずつ一気にスルーしていく。ようやく山崎旅館が見えた時はマジ安堵した。
ラスト導水管尾根をスキーで下りホワイトロード経由でゲートに戻り白峰へ帰還した。今季一番のアドベンチャーであった。
今日は白山、石川県側から登るのがはじめ、とにかく林道歩きが16キロあるとゆうのでかなりびびって参加しました。
やっぱり30分くらいフライングして出発( ̄∀ ̄)とにかくスノージェットやら雪切れで何回も板をウンザリ、けどラッセルよりましかな^^ しかしここの林道長すぎ後半眠くて眠くてしょうがなかった。別当出合まで5時間半長かった〜これが全部ラッセルやったらと思うとにかくゾッとします。 いよいよ鉄骨の吊り橋初チャレンジ! みんなすいすい歩いていたけど僕はおそるおそる、手は冷たいし、河原がずっと下に見えるし、マジ怖かった( ̄∀ ̄) 帰りは通らないのでよかった。
この次は石畳ので急登いや〜しびれた、全身を使って登ったのですごく疲れた。ようやく空が明るくなってきたらとても雲海が綺麗で感動した。小鳥の鳴き声もしていてもう春なんだなぁ〜と思いました。雪面はカチカチなのでクトーつけたり外したり、最後の阿弥ヶ原に乗り上げる急登はさすがにアイゼン、しかしガンさんはスキーのでまま上がっていたすごいです、板を扱うのがとても上手い人だな~とにかく思いました。
山頂はあまり風もなくて天気もいいので天国でしたね、ラッキーです^^
今日は先生が新しいコースを開拓するって言うのでこんなの日に誘ってもらってラッキー🤞
七倉山からの白山北面台地、面つるで板も走るし、とにかく絶景が◎まるで雲ノ平にいるようだった、苦労した甲斐がありました。ここはまた来たいです^^ 谷に下りる最後の急坂はまだ雪がゆるんでいたからまだよかった、カチカチやとヤバそう。ようやく林道の下まで来て休憩、すこし登り返して林道滑走、マジすごい片斜面、まだ板が走るのでよかったけどほんとしびれた、ここから導水管までアドベンチャーでした。 しかしあの片斜面を攻めたガンさん流石でした。後の僕は楽に通過できましたありがとうです。今日もお客さんでした。最後の登り返しも地味でえらかった( ̄∀ ̄)
最初にコースを開拓するって事はほんと大変だ、何が出てくるかわからないわほんと勇気あるいると思いました、こんな日に一緒に行けてラッキー^^ 最高の景色の北面台地、最後のアドベンチャー 今日も大満足な一日でした。
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