平標山 平標沢(P1620撤退)
- GPS
- 08:49
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,447m
- 下り
- 1,441m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場〜林道ゲート】 ・別荘地内道路脇の樹林帯をシールで歩く。 ・橋を渡り林道ゲートを過ぎたらヤカイ沢に入る。 【林道ゲート〜平標山】 ・1360から右側の急登に取付く。雪面クラスト。 ・1450からシールスリップ。1480クトー装着。 ・県境尾根手前の支尾根右側にクラック、隠れ穴多数あり。 【滑走 平標山〜平標沢(1620)】 ・山頂から一段落として一ノ肩北東面をトラバース。薄っすらパウの下にガリガリ君。 ・1670撤退決定。ボードロスト(1620)。 【登り返し 平標沢(1620)〜平標山】 ・アイゼン&シートラ。雪面固くアイゼンは良く刺さる。 【滑走 平標山〜駐車場】 ・笹穴沢に誘い込まれないように意識は右に。雪は緩んで快適。 ・平標山ノ家から南西面の岩ノ沢へ。上部は疎林で滑りやすい。 ・下部は雨裂の段差が大きい。ストップスノー。 ・林道はワックスを塗り直したので自動運転。 |
写真
感想
先週は八方尾根でゲレスキー。今シーズンはゲレンデもよく滑っている。
今日は以前から計画していた平標山から平標沢を滑り、日白山へ登り返して二居へ向かう。まこっちゃんを誘ってみると友達と一緒に同行してくれるとの事。それなら車1台を田代スキー場駐車場にデポすればいいので、バスで帰還する必要がなくなった。しかもスプリットを購入したらしい。
0時30分に平標登山口駐車場に到着。4時30分に目覚ましをセットして4時間の睡眠で目覚め。サンドウィッチをパクついて5時に田代スキー場駐車場でまこっちゃんと友達のN君と合流。ハスラー君をデポして、まこっちゃん号で平標登山口駐車場に向かう。準備が終わるとヘッデン無しで行動が出来る明るさになり、スキーを装着して元気よくスタート。
駐車場からスキーを装着して別荘地内道路脇樹林帯を歩く。除雪終了地点からまこっちゃんはスプリット、N君はアイゼンを装着して林道を進み橋を渡り5分程で左側にヤカイ沢方面と林道の分岐となる。ヤカイ沢の末端を進み少し斜度が出てくると、初スプリットのまこっちゃんはズリズリしてきたのでクトー装着。1380から右側の斜面に取付き急登になる。自分もスリップしだしたので、1480で堪らずクトーを装着。ジグりながら高度を上げて行くと、支尾根の稜線から太陽おはようSUN。稜線に出ると陽が当り温かい。N君とレイヤリングの調整をしてまこっちゃんを待つがなかなか来ない。15分くらい待ったら、スプリットを担いでアイゼンに換装して登ってきた。
支尾根登行時右側には、端部から1.5〜2.0m位に目視可能な穴と隠れ落とし穴があるので寄り過ぎないよう注意して進む。西を見ると苗場山、その奥に白馬三山も見えてきた。1820で県境尾根と合流して広い尾根を真っすぐ登れば。。。
平標山登頂〜。
山頂は360°の大パノラマだ。我が家の方から見る浅間山は雪も解け黒々してきたが、裏(群馬県人からしたら表?)から見るとまだまだ白い。写真をパシャパシャしているとまこっちゃん、N君も揃って登頂〜。カメラ好きの二人は担いでいるボードの事も忘れて(?)一眼でパシャパシャしまくり。十分山頂を堪能しエネ補給しながら紙地図で行動ルートの確認。
では平標沢に向かいますか。
先ずは山頂から一段落とす。雪面は薄っすらパウの下にガリガリだがエッジの効きは悪くない。一ノ肩北東面をトラバース気味に平標沢源頭へ向かう。エッジが抜けたらどこまでも落ちて行きそうでヤバいので緊張する。一旦作戦会議をしてもう少し落としてもガリガリだったら登り返そうとなった。更に100m程落すが雪面状況変わらず、この先は斜度が増すルンゼ地形ではボードは楽しくないだろう。って事で1670で登り返して南面を滑って帰ろうとなった。
アイゼンへ換装するのにまこっちゃんとダケカンバの樹木がある方へ移動していたら、N君の「やばい」と言う声が聞こえた。N君の方を見るとゆっくりと滑っている。そしてボードが先行して流れて行った。慌ててビンディングをロックしてN君の方へ向かう。怪我等は一切無いがボードをロストしてしまった。当初の予定通り平標沢を滑ってボードを回収して日白山を登り返すかとN君に確認すると、ボードは諦めて登り返すとの事。
近くのダケカンバを頼りにアイゼンへ換装し、一ノ肩の稜線を目指して登って行く。雪面は所々で5センチ程度沈むが固く爪が良く効く。一ノ肩稜線に乗り安堵する。GPSでユウガイヒト沢から二居へ下ろうかと思案していたところ、ん。。。車の鍵をまこっちゃん号に忘れてきた〜と自分。予定通り二居へ降りていたら、タクシーかバスで戻る事になるところだった。
再び平標山山頂へ。本日2度目の山頂です。山頂でエネ補給をしてN君は往路をピストンで戻り、まこっちゃんと二人でヤカイ沢を滑ろうと一ノ肩稜線まで行き斜面を覗き込むとシュプールはあるが途中にクラックらしきものが見える。一ノ肩先の斜面には全層雪崩の痕もあり今日はこれ以上のリスクは冒せないと三度目の山頂へ戻る。
これでやっと帰れる。山頂から大斜面に滑り込むと雪は緩んで快適にターンが出来る。足元からガリガリ音が聞こえないだけで快適だ。笹穴沢に誘い込まれないようにやんわり進路を右手にとり、往路の支尾根合流地点から県境尾根を滑走して平標山ノ家を目指す。県境尾根の斜度はやや緩いが無立木の斜面は滑り易い。平標山ノ家から右側の夏道方面に落として行く。樹間の広い疎林は快適だが雪は徐々に腐りストップスノーになって行く。
下部は樋状の雨裂の段差を飛び降りたり、樹木に捕まって登ったりとなかなか楽しい。林道に合流したらワックスを塗り込んで自動運転で除雪終了地点まで。別荘地内道路脇を滑って駐車場手前の道路まで滑って滑走終了。駐車場に戻ったら田代スキー場駐車場へデポ車のピックアップに行く。戻ってくるとN君も下山。
自分はデポ車の鍵を持ち忘れ、N君はボードをロストと反省点があった。まこっちゃんは?と言うと実はシェルパンツを忘れて登山パンツでしたと。。。
まこっちゃん、N君ありがとう。
お疲れ様でした。
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