記録ID: 3014312
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
飯豊山
クサイグラ尾根〜石転び沢周回
2021年03月20日(土) [日帰り]
山形県
新潟県
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 14:53
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,116m
- 下り
- 2,125m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<梅花皮荘〜飯豊山荘車道> 斜面の残雪は、まだ落ちきっていません。際どいトラバースが数か所ありました。アイゼン必須です。 <クサイグラ尾根> 取り付きからすぐに雪はなくなる。下部は薮も薄く踏み跡もしっかり確認できるが、高度を上げると、密藪になる。細い一本尾根なので、道迷いは心配ない。 残雪で垂直に近い登りが数か所あり。梅花皮川側に切れ落ちているので、十分に注意が必要。 1,100辺りで現れる3m程の垂直の岩場、残置ロープがあるが命は預けられない感じ。 ロープ無しでもなんとか這い上がれた。 P1,777を通過してすぐのナイフリッジが難関(クラストしてました)左右とも崖で、落ちたら最後。 <烏帽子岳〜梅花皮小屋> 夏道は全く出ていません。雪は締まっていて快適に歩けた。 <石転び沢> 最大斜度の急斜面はアイスバーン。下降に使うのは非常に危険です。 上部から中間地点辺りまで、大規模なデブリ有り。スキーは無理そうです。 <石転び出合い〜温身平> 中間地点までは崩落してませんでした。温身平手前までデブリが多い。 |
写真
感想
以前から計画していたクサイグラ尾根登行ですが、昨年はコロナ騒ぎで断念しました。リサーチするとかなりの密薮らしいので、あえて残雪の多い3月に決行しました。しかし、ここの細尾根は残雪が多いと逆に危険です。ある程度雪解けが進んでからの方が安全に登れると感じました。
先人の記録通り、なかなか強烈な尾根でしたが、難路を踏破した果てに、今まで見たことのない素晴らしい飯豊山塊を拝めました。
*アイスバーンの石転び、下りは絶対やめた方がよい。何度も経験のある石転びだ が、今回はホントに怖かった…反省してます。
*梅花皮川に単独スキーのトレースがありました。直前のだと思いますが、幅数十メートルの大規模なデブリにのまれておりました。緩んだ雪に沈むのが嫌でスキーのトレースを辿っていましたが、先行者も自分もタイミングが悪ければ、この雪崩に巻き込まれていただろう。どれだけ危険な所を歩いているか、どれだけ危険なことをしているか再認識しなければならないと感じた。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1013人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんにちは。おひさしぶりです。
20日にクサイグラ尾根を登っていた人がいたと人伝に聞いてはいたのですが…なんと宮城の超人でした(笑)さすがです。
憧れの尾根ですが私には気が遠くなる程ハードルが高すぎてチャレンジする事が無理なのでこちらのレポで楽しませていただきました。
こちらから望む飯豊も素晴らしいですね。
goma0710さん、こんばんは!
本山でお会いしたのは2年以上前になりますね〜ご無沙汰しておりますm(__)m
いつもHさんの記録でgomaさんの活躍を拝見してましたよ
ダイグラから見えるクサイグラ尾根にいつかは…と思ってましたが、3月はちょっと早すぎたようですね… 危険なので、4月中旬以降が適期かと思います。
間近にダイグラ尾根から続く本山が見えてステキなルートでしたよ。
藪は大したこと無かったので、クラストしてなければ行けると思います(^^)/
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する