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記録ID: 3032545
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積雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

光兎山(千刈コース)

2021年03月24日(水) [日帰り]
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GPS
06:07
距離
11.0km
登り
1,140m
下り
1,142m

コースタイム

日帰り
山行
5:21
休憩
0:47
合計
6:08
距離 11.0km 登り 1,140m 下り 1,142m
7:57
57
千刈集落
9:17
9:18
28
9:46
9:48
2
9:50
9:52
37
10:29
10:42
47
11:29
11:44
44
12:28
26
12:54
15
13:09
13:22
13
13:35
13:36
29
14:05
千刈集落
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
千刈集落で除雪終点
コース状況/
危険箇所等
雷峰手前〜山頂まで登山道上に不安定に残る雪塊の通過に注意(踏み抜き、クレバス、滑落)
橋を渡れば千刈集落
橋を渡れば千刈集落
一番奥の民家で除雪は終わり
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一番奥の民家で除雪は終わり
登山口まで残雪の林道を少々歩く
登山口まで残雪の林道を少々歩く
尾根下部は杉や松の樹林帯
尾根下部は杉や松の樹林帯
雑木林になれば中束コーストの分岐は近い
雑木林になれば中束コーストの分岐は近い
主尾根に出ると概ね登山道が出ている
主尾根に出ると概ね登山道が出ている
石灯篭のある虚空蔵峰
石灯篭のある虚空蔵峰
さらに少々のアップダウンで観音峰へ。
さらに少々のアップダウンで観音峰へ。
観音峰の社。
観音峰からは光兎山の展望良し
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観音峰からは光兎山の展望良し
鞍部まで下ると水場への分岐
鞍部まで下ると水場への分岐
水場のある北斜面はまだ残雪豊富
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水場のある北斜面はまだ残雪豊富
日当たりの良い細尾根が続く。
日当たりの良い細尾根が続く。
南側に女川を挟んで湯蔵山の山並み(元サイズ)
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南側に女川を挟んで湯蔵山の山並み(元サイズ)
雷峰に登ればようやく光兎山は射程距離
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雷峰に登ればようやく光兎山は射程距離
雷大権現と鷲ヶ巣山
雷大権現と鷲ヶ巣山
光兎山方向パノラマ(元サイズ)
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光兎山方向パノラマ(元サイズ)
険しそうなヨド尾根
険しそうなヨド尾根
南側、飯豊連峰方面パノラマ(山名表示)(元サイズ)
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南側、飯豊連峰方面パノラマ(山名表示)(元サイズ)
姥石付近から望むピラミダルな光兎山
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姥石付近から望むピラミダルな光兎山
光兎山の直下より雷峰を振り返る
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光兎山の直下より雷峰を振り返る
雷峰ズーム
山頂直前の残雪
偽ピークを過ぎると山頂が見えてくる
偽ピークを過ぎると山頂が見えてくる
残雪に覆われた光兎山の山頂
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残雪に覆われた光兎山の山頂
光兎神社と朝日連峰
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光兎神社と朝日連峰
反対側から山頂
越後百山「頭布山」、女川の源流域にある奥深い秘峰
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越後百山「頭布山」、女川の源流域にある奥深い秘峰
頭布山パノラマ(元サイズ)
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頭布山パノラマ(元サイズ)
朝日連峰(西朝日岳〜大朝日岳)
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朝日連峰(西朝日岳〜大朝日岳)
朝日連峰(相模山・寒江山〜竜門山)
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朝日連峰(相模山・寒江山〜竜門山)
朝日連峰(以東岳)
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朝日連峰(以東岳)
飯豊連峰(烏帽子岳〜北股岳)、手前にドーム状の大境山
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飯豊連峰(烏帽子岳〜北股岳)、手前にドーム状の大境山
飯豊連峰パノラマ(元サイズ)
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飯豊連峰パノラマ(元サイズ)
光兎山より下山する
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光兎山より下山する
葡萄山地の奥にうっすらと粟島
葡萄山地の奥にうっすらと粟島
観音峰(左)に向かって
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観音峰(左)に向かって
観音峰直下のブナ林
観音峰直下のブナ林
分岐を過ぎて杉林を通過
分岐を過ぎて杉林を通過
登山口の様子(道路が狭いので車1台がギリギリ)
登山口の様子(道路が狭いので車1台がギリギリ)
帰途、藤沢川と光兎山
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帰途、藤沢川と光兎山
桂集落より望む飯豊連峰
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桂集落より望む飯豊連峰
満開の福寿草

感想

白く輝くピラミダルな山を目にして目的地を光兎山に変更した。橋を渡り千刈集落に入るとすぐに除雪は終点(160m)。残雪まだらの車道を200mほど歩けば登山口。赤松や杉林の緩やかな残雪の登りがしばらく続く。残雪はやや緩んでおりツボ足で5〜10センチ程度沈む。やがて雑木林に変わると中束コースと合流して主尾根に乗る(450m)。ブナの二次林の中を気持ちよく登ると石灯篭のある虚空蔵峰(630m)。日当たりが良く地面が半分以上露出している。

その先で北東へ延びる広尾根をカモシカの足跡につられて間違って下り引き返す。無駄な時間と体力を消費してしまった。次のピーク観音峰(621m)からは目指す光兎山や雷峰の展望が良い。鞍部を過ぎると南側が急になった細尾根が続き、女川対岸の湯蔵山方面に開けている。樹林は低くなり日当たりの良い登山道は大半が露出している。急激に雪解けが進み4月中旬頃の雰囲気だ。尖った雷峰(805m)は南側に雪庇が張り出すが北側にある雷権現は姿を現す。「光兎山」の山名由来になったという、カラキ沢の源頭の兎の雪形は確定できなかった。

油コボシにかけて緩やかなアップダウンを繰り返す。所々登山道に不安定に残る雪塊で歩きにくい。姥石の手前で先行の健脚単独登山者とすれ違う。カモシカのように無駄のない軽快な歩きだ。いよいよ山頂直下の忍耐の急斜面が眼前に迫る。残雪歩行区間はステップを切ればアイゼンなしでツボ足でも登れる。振り返れば高度感を増した風景が広がる。登って来た主尾根が馬の背のように連なる。偽ピークを越えると誰もいない残雪たっぷりの光兎山(966m)だ。光兎神社の朱色の祠は屋根だけ見えている。東方にはどっしりと高原状の頭布山が聳え、その左手に白銀の屏風のような朝日連峰が連なっている。南に飯豊連峰、西に日本海や村上の平野部、葡萄山塊など独立峰ならではの大展望を満喫する。

しばらく昼休憩していると登山道のない北方向から熊鈴の音色が近づいてくる。大きなザックを背負いアイゼンをつけた重装備の単独登山者が現れた。本人曰く、カイラギ尾根から登って来たが前半は想定外の薮に相当苦労したそうだ。下りはヨド尾根に変更するそうだ。こちらの方が一般登山道より距離が短いので楽だとのこと。自分も厳冬期にヨド尾根から山頂を往復したことがあるが、細尾根のアップダウンもあり意外と苦労した思いがある。

この時期に光兎山に登るのは健脚登山者ばかりのようだと思った。下山は登ってきたコースを春の日差しを浴びながら戻った。

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