ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3051207
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

宮之浦岳

2021年04月01日(木) ~ 2021年04月02日(金)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
28.5km
登り
2,233m
下り
1,829m

コースタイム

1日目
山行
5:25
休憩
0:30
合計
5:55
9:00
40
白谷雲水峡
9:40
9:45
25
白谷小屋
10:10
10
辻峠
10:20
10:30
10
太鼓岩
10:40
20
辻峠
11:00
65
楠川歩道分岐
12:05
12:10
20
大株歩道入口
12:30
12:35
75
ウィルソン株
13:50
13:55
5
縄文杉
14:00
55
高塚小屋
14:55
新高塚小屋
2日目
山行
7:21
休憩
0:54
合計
8:15
4:50
78
新高塚小屋
6:08
6:15
55
平石
7:10
7:18
108
宮之浦岳
9:06
9:10
70
花ノ江河
10:20
10:45
35
淀川小屋
11:20
11:25
20
淀川登山口
11:45
11:50
75
紀元杉
13:05
屋久杉ランド
2021年
4月1日(木)7時にフェリー到着後、街へ歩き宮之浦バス停から8時13分発のバスに乗った。白谷雲水峡に8時45分に到着した。
9時出発。渓谷を見ながらどんどん歩いていく。すぐに自然豊かで大きな森に包まれ気持ちが良い。雨はまだ降っていない。
9時40分、白谷小屋着。水場もあり、トイレもきれい。AEDまであった。
10時10分、辻峠着。ここから左に寄り道をすると「太鼓岩」だ。10分ほど登って、その太鼓岩に着いた。絶景だ!山こそガスで見えなかったが、下方の広大な森一面に広がる山桜の群れが、緑の中に鮮やかに広がって、一面の水彩画を見ているようだった。
一方通行になった下山路を下りて、また辻峠に出た。そこからは下りになる。
どんどん下ると、荒川登山口からの道と合流する。ここが楠川歩道入口である。いわゆるトロッコ道である。ここからこのトロッコ道を永遠に進むことになる。
12時5分、大株歩道入口に到着。ここから本格的な登りになる。といっても木道がしっかりと整備されている。
ウィルソン株を過ぎ、13時50分、遂に縄文杉とご対面。デカイ!! 完全に遠巻いた展望デッキから見るようになっている。雨も少し降り出していたし、この時間には1人だった。
それからすぐに高塚小屋に到着。14時50分。風が強く寒い。
方向は南向きに変わり、いよいよ屋久島の背骨を縦走することになる。尾根は樹木に囲まれてはいるものの強い風が吹き通る。
14時55分、新高塚小屋に到着。先客2名。しかし、1名は軽身で宮之浦岳山頂往復に行ったらしい。
トイレもきれいで臭いはない。小屋の中もきれいで広い。40名収容らしい。
明るいうちに夕食を食べて寝る体制に。モンベルのフリーズドライ「カレーリゾッタ」はなかなかうまい!ぺろりと食べた。さらに、カップヌードルも。
16時、片付けていると、隣のソロが、「ここはネズミが出ますよ。夕べカサカサと食料をあさっていましたから。」だと。慌てて、食料をスタッフバッグに放り込んだ。
17時10分、就寝。

4月2日(金)3時15分起床。雨ザーザー。
朝食をサッとすませ、4時50分、暗く、雨の中、ヘッデンで出発。
暗いから、ピンクテープと踏み跡を確認しながら、慎重に慎重に登って行った。尾根の西側は静かだが、東側は風がかなり強い。したがって雨も強い。
6時前にようやく白んできた。7時10分、宮之浦岳に到着。山頂はもちろん貸し切り。しかし、何も見えねえ!安定の雨とガス!
写真を撮ったらすぐに出発。何も見えないし寒い。長居は無用。7時18分発。
下りはガンガン行く。水場も確認した。投石平とかいう花崗岩が広がる場所を通ったが、ごみが汚い。拾う気持ちを超える量、がっかり。
どんどん下って、花ノ江河に到着。期待通りの泥炭湿原。2600年前にできたって、どんな出来方だったんだろう。シャクナゲが咲いたら綺麗だろうなあ。ここで、昨日、海抜0mから来たというアベックと会った。昨日は、海から淀川小屋まで11時間かかったと言っていた。やるなあ。
10時20分、美しい淀川を渡ると、淀川小屋に着いた。靴中もシャツももうビショビショ。ここで大休止をした。トイレも水場もある。トイレは臭い。
10時45分、淀川小屋を出発。ガンガン下って11時20分、淀川登山口に着いた。新高塚小屋から6時間半である。
11時25分発。ここからはもう立派なアスファルトの車道である。看板には、紀元杉まで1.7km30分、さらにヤクスギランドまで6.5km1.5時間と書いてある。とりあえず紀元杉のバス停まで行ってみよう。
11時45分、20分で到着したが、何にもない。ただバス停があるだけ。想定内ではある。14時55分のバスまであと3時間もここで待つわけにはいかない。濡れているし、寒いから風邪を引きそうである。あと6.5kmかあ・・・。歩くしかない。
13時5分、ヤクスギランドに到着した。新高塚小屋から8時間15分、頑張ったと思う。
しかし、バスの時間まではまだ2時間もある。展示室兼休憩所があるので助かるが、濡れていて寒い。
15時15分、やっとバスが来た。ホッと一息。しかし、これは宮之浦までは行かない。15時58分、終点、安房の合同庁舎前で下りた。ここで、宮之浦行きを30分待つ。
16時32分発のバスに乗り、17時5分、宮之浦で下りた。予約した民宿に到着。シャワーを浴びてほっと一息。夕食は近くの料理店へ。
20時には就寝。

翌4月3日(土)7時発トッピーで帰る。
天候
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
コース状況/
危険箇所等
木道がしっかりとしている。
上部尾根道は普通の山道。
特に危険なところはない。
その他周辺情報 小屋はきれい。トイレも完備している。
白谷雲水峡入口
2021年04月01日 08:57撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
4/1 8:57
白谷雲水峡入口
太鼓岩。絶景!
2021年04月01日 10:20撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
4/1 10:20
太鼓岩。絶景!
苔が美しい。
2021年04月01日 11:03撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
4/1 11:03
苔が美しい。
縄文杉。威圧感ばっちり。
2021年04月01日 13:48撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
4/1 13:48
縄文杉。威圧感ばっちり。
新高塚小屋はきれい、広い。しかし、ネズミが出るようだ。
2021年04月01日 15:43撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
4/1 15:43
新高塚小屋はきれい、広い。しかし、ネズミが出るようだ。
宮之浦岳。安定の雨、ガス、風。何も見えない。
2021年04月02日 07:09撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
4/2 7:09
宮之浦岳。安定の雨、ガス、風。何も見えない。
水と草。美しい。
2021年04月02日 10:00撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
4/2 10:00
水と草。美しい。
淀川小屋。20名ほど可能か。
2021年04月02日 10:21撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
4/2 10:21
淀川小屋。20名ほど可能か。
ヤクスギランドまでよく歩いた。
2021年04月02日 13:06撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
4/2 13:06
ヤクスギランドまでよく歩いた。
さらば屋久島。
2021年04月03日 06:47撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
4/3 6:47
さらば屋久島。
撮影機器:

感想

憧れの屋久島・宮之浦岳を縦走してきた。
安定の雨とガス。さらに風強し。言う事なし(笑)
色々あったが、3月31日と4月1日の「日付変更線」を道中で祝うという作戦が実行することになりよかった。
屋久島の宮之浦の街は海沿いにあるが坂が多いことに気づいた。それだけ山が海まで迫っているということだろう。
太鼓岩は、勧められ行ってよかった。絶景だ!山こそガスで見えなかったが、下方の広大な森一面に広がる山桜の群れが、緑の中に鮮やかに広がって、一面の水彩画を見ているようだった。
楠川歩道入口で、前方の単独女性がやたらに速い。飛ばすが追いつけない。
縄文杉は、初めてその存在を知ったころのイメージでは、みんなで木の幹回りを手でつないで測っていた画像のイメージだが、さすがに世界遺産となってはそれはできない。完全に遠巻いた展望デッキから見るようになっている。それにしても、威圧感ばっちりだ。存在感半端ない!
宮之浦岳を越えてから植生が昨日と変わったなあと思っていたが、小花ノ江河を過ぎると、また、屋久杉の森が現れた。昨日ほどのスケールはないが、やはり苔がまとわりついて美しい。
淀川登山口到着後のアスファルト歩きは堪えた。また、右足のくるぶし外側が、あのキタカマ敗退の時と同じように痛み出した。後半は靴紐を緩めたり、ストレッチをしたりしてしたが、痛みは増すばかりで拷問だった。
屋久島は素泊まり民宿が多いようだ。初めて泊まった1軒だけの感想だが、部屋にシャワーもトイレも完備していてなかなかよかった。女将さんの対応も良く、濡れた靴に対して新聞紙まで提供してくれた。
島の「飛魚のから揚げ」はうまかった。
初めての屋久島そして、宮之浦岳縦走ができてよかった。安定の雨とガスだったが、それでよかったと思う。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1479人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 屋久島 [3日]
宮之浦岳縦走(淀川登山口 黒味岳 宮之浦岳 縄文杉 白谷雲水峡)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら