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記録ID: 3075132
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

容雅山(矢代山塊の秘峰)

2021年04月12日(月) [日帰り]
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GPS
05:15
距離
9.4km
登り
1,169m
下り
102m

コースタイム

日帰り
山行
8:07
休憩
0:49
合計
8:56
5:11
79
第一発電所分岐
6:30
6:31
51
7:22
7:24
172
澄川渡渉
10:16
11:00
53
11:53
11:55
38
澄川渡渉
12:33
12:33
94
第三発電所吊橋
14:07
第一発電所分岐
GPSログは登りのみ記録。往復で約19km(内10kmは道路歩き)。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
矢代川第一発電所分岐の余地に駐車。
コース状況/
危険箇所等
第三発電所へ向かう管理道は第二発電所まで除雪終了、その先は雪上車のキャタピラーの跡の残る圧雪上をひたすら歩く。基本的に第一発電所分岐から先は水力発電所を管理するJES(※)の管理道なので車両はもちろん、関係者以外は進入禁止扱い。濁俣川を遡行する昔の火打山登山道が存在していたことから、管理作業の邪魔にならないように登山目的での通行を黙認してもらうこととする。(※上越エネルギーサービス(株) エネクス電力の子会社)(昔は日本曹達(株)の管理)
第一発電所分岐地点のスペースに駐車して第二発電所分岐に着く。除雪されている右の第二発電所へ進んでしまう。本来のルートは左(雪上車で踏まれた圧雪道)。
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第一発電所分岐地点のスペースに駐車して第二発電所分岐に着く。除雪されている右の第二発電所へ進んでしまう。本来のルートは左(雪上車で踏まれた圧雪道)。
第二発電所へ降りる道。
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第二発電所へ降りる道。
朝焼けに染まる妙高山。
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朝焼けに染まる妙高山。
第二発電所と三頭山(右上)
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第二発電所と三頭山(右上)
元の道へ戻る。全区間の3割くらい雪が解けている。左の黄色いポールの外側は陸上自衛隊の関山演習場の敷地
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元の道へ戻る。全区間の3割くらい雪が解けている。左の黄色いポールの外側は陸上自衛隊の関山演習場の敷地
ようやく第三発電所入口が見えてきた。第二から第三までがとにかく単調で長い。
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ようやく第三発電所入口が見えてきた。第二から第三までがとにかく単調で長い。
第三発電所を見下ろす。右上の三角の山が容雅山。
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第三発電所を見下ろす。右上の三角の山が容雅山。
目標の容雅山。
第三発電所へ降りる道はまだデブリが残っているがBCスキーヤーのステップが付いている。
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第三発電所へ降りる道はまだデブリが残っているがBCスキーヤーのステップが付いている。
第三発電所周辺(元サイズ)
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第三発電所周辺(元サイズ)
吊橋で濁俣川を渡る。
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吊橋で濁俣川を渡る。
濁俣川上流方向
濁俣川と澄川に挟まれた尾根を登る。その途中、澄川を望む。両岸が急なので上部段丘よりトラバースで通過。
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濁俣川と澄川に挟まれた尾根を登る。その途中、澄川を望む。両岸が急なので上部段丘よりトラバースで通過。
尾根上には発電所への水圧鉄管が敷設されている。
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尾根上には発電所への水圧鉄管が敷設されている。
澄川右岸の急斜面の上に平らな段丘が広がる。右上は容雅山。
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澄川右岸の急斜面の上に平らな段丘が広がる。右上は容雅山。
平らな段丘は軽快に進める。
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平らな段丘は軽快に進める。
段丘が終わり、やや急な斜面を斜めトラバースで澄川へ降りる。
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段丘が終わり、やや急な斜面を斜めトラバースで澄川へ降りる。
澄川と北桑沢との出合付近で渡渉。周囲にはスノーブリッジは全く残っていなかった。やや増水中のため長靴でぎりぎり。あまり期待はしていなかったがチェーンスパイクは飛び石には効果あり。
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澄川と北桑沢との出合付近で渡渉。周囲にはスノーブリッジは全く残っていなかった。やや増水中のため長靴でぎりぎり。あまり期待はしていなかったがチェーンスパイクは飛び石には効果あり。
対岸の容雅山西尾根末端を登り始め、澄川方面を振り返る。
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対岸の容雅山西尾根末端を登り始め、澄川方面を振り返る。
ブナ林の多い容雅山西尾根を登る。雪質は緩んだ場所でもツボ足で10センチ以内しか沈まず良好。
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ブナ林の多い容雅山西尾根を登る。雪質は緩んだ場所でもツボ足で10センチ以内しか沈まず良好。
妙高外輪山方向。
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妙高外輪山方向。
1160mあたりから一気に勾配を増す。無雪期は強烈な椿薮が密集している。
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1160mあたりから一気に勾配を増す。無雪期は強烈な椿薮が密集している。
平均してこの程度の斜度が続き、息をつく暇もない。緩んだ雪の下に堅い層がありアイゼン装着で蹴り込みながら登る。
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平均してこの程度の斜度が続き、息をつく暇もない。緩んだ雪の下に堅い層がありアイゼン装着で蹴り込みながら登る。
振り返ると一気に高度感が出てくる。
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振り返ると一気に高度感が出てくる。
長い心臓破りの急登は1140mあたりでようやく緩んでくる。
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長い心臓破りの急登は1140mあたりでようやく緩んでくる。
北桑沢の源頭エリアの向こうに大毛無山が聳える。
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北桑沢の源頭エリアの向こうに大毛無山が聳える。
なだらかな肩を越えると山頂が見えてくる
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なだらかな肩を越えると山頂が見えてくる
独立峰の山頂からの展望は素晴らしい!まずは火打山(南西方向)。
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独立峰の山頂からの展望は素晴らしい!まずは火打山(南西方向)。
ピラミダルな不動山(北西方向)
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ピラミダルな不動山(北西方向)
大毛無山(北東方向)
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大毛無山(北東方向)
矢代川下流、中郷方面(東方向)
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矢代川下流、中郷方面(東方向)
放山〜鉾ヶ岳〜不動山パノラマ。放山の手前の尾根上の突起が御殿山。(元サイズ)
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放山〜鉾ヶ岳〜不動山パノラマ。放山の手前の尾根上の突起が御殿山。(元サイズ)
妙高外輪山〜火打山〜空沢尾根パノラマ。滅多に見れない火打山北東側の秘境エリア。(元サイズ)
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妙高外輪山〜火打山〜空沢尾根パノラマ。滅多に見れない火打山北東側の秘境エリア。(元サイズ)
妙高外輪山、手前の台地状尾根地形はハンノ木平(元サイズ)
「ハンノ木平」は黒菱山方面からのBC滑走ルートとして密かな人気。
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妙高外輪山、手前の台地状尾根地形はハンノ木平(元サイズ)
「ハンノ木平」は黒菱山方面からのBC滑走ルートとして密かな人気。
火打山ズーム
不動山ズーム
大毛無山ズーム
大毛無山山塊パノラマ(元サイズ)
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大毛無山山塊パノラマ(元サイズ)
海谷山塊ズーム
容雅山の西肩、左の斜面にきれいなダケカンバ
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容雅山の西肩、左の斜面にきれいなダケカンバ
下山途中、ダケカンバより不動山を振り返る。
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下山途中、ダケカンバより不動山を振り返る。
第三発電所をズーム
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第三発電所をズーム
辛かった急斜面も下りはあっという間。澄川の渡渉地点。
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辛かった急斜面も下りはあっという間。澄川の渡渉地点。
登りの時よりも10mほど上流で渡る。
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登りの時よりも10mほど上流で渡る。
渡渉後、振り返る。
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渡渉後、振り返る。
澄川右岸台地へ斜めに上がる。
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澄川右岸台地へ斜めに上がる。
ツバクロ尾根に沿って水圧鉄管が敷設されている。
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ツバクロ尾根に沿って水圧鉄管が敷設されている。
水圧鉄管に沿ってツバクロ尾根を降りていくと、最後の急斜面へ。
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水圧鉄管に沿ってツバクロ尾根を降りていくと、最後の急斜面へ。
スキーがないので尻セードで一気に滑る
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スキーがないので尻セードで一気に滑る
第三発電所脇を通過
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第三発電所脇を通過
吊橋を渡り
デブリの残る道路を登り返す
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デブリの残る道路を登り返す
第三発電所全景、容雅山の山容が美しい。左の水圧鉄管の延びる尾根がツバクロ尾根。(元サイズ)
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第三発電所全景、容雅山の山容が美しい。左の水圧鉄管の延びる尾根がツバクロ尾根。(元サイズ)
黒菱山、ツバクロ尾根を振り返る
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黒菱山、ツバクロ尾根を振り返る
坂を上がってすぐの場所に止めてあったスノーモービル
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坂を上がってすぐの場所に止めてあったスノーモービル
5キロの長い管理道歩きが始まる。スノーモービルで下りたいほどだ。
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5キロの長い管理道歩きが始まる。スノーモービルで下りたいほどだ。
途中に停めてあった雪上車と三頭山。
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途中に停めてあった雪上車と三頭山。
ようやく第一発電所分岐に到着、既に足は棒になっている。第三発電所(管理道)は奥へ、第一発電所は右へ。無雪期は管理道入口に鎖や看板が設置され進入禁止を強く主張する。
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ようやく第一発電所分岐に到着、既に足は棒になっている。第三発電所(管理道)は奥へ、第一発電所は右へ。無雪期は管理道入口に鎖や看板が設置され進入禁止を強く主張する。
以下、過去に鬼ヶ城ノ峰へ登った時の参考画像(5月下旬)。地図は当時のルート。
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以下、過去に鬼ヶ城ノ峰へ登った時の参考画像(5月下旬)。地図は当時のルート。
(過去画像)ハンノ木平より望むコブが二つの容雅山。
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(過去画像)ハンノ木平より望むコブが二つの容雅山。
(過去画像)ハンノ木平より見上げる黒菱山、乙見尾根(右)。黒菱山の直下はとんでもない急登。
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(過去画像)ハンノ木平より見上げる黒菱山、乙見尾根(右)。黒菱山の直下はとんでもない急登。
(過去画像)乙見尾根上部より見下ろす、細長い台地状地形のハンノ木平、容雅山。(元サイズ)
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(過去画像)乙見尾根上部より見下ろす、細長い台地状地形のハンノ木平、容雅山。(元サイズ)
(過去画像)鬼ヶ城ノ峰より雷菱ノ峰(左)、火打山(中奥)を望む。
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(過去画像)鬼ヶ城ノ峰より雷菱ノ峰(左)、火打山(中奥)を望む。
(おまけ画像)振別ノ池と火打山(7月上旬)
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(おまけ画像)振別ノ池と火打山(7月上旬)

感想

過去、初夏の頃にほぼ同じルートで容雅山を登ったが密集する薮とガスであまり山行の印象が残っていなかった。残雪期の早い時期に登り直して容雅山の印象を記憶に留めておきたいと思い今回の山行を計画。
まずは飽きるほど長い道路歩きからスタート。第三発電所から容雅山までほぼ残雪を歩くことができ時期的にはベストであった。澄川のスノーブリッジは既に消滅していた。やや水量は多いが飛び石から問題なく渡渉できた。当初、勾配のそれほど急でない北桑沢からのルートを検討していたが山頂まで残雪がつながっているようなので西尾根経由に変更する。西尾根は後半になると地形図通り、立ち止まることも難しいほどの心臓破りの急坂が続く。それでも矢代山塊の秘峰、独立峰である容雅山の頂に達すれば絶景が広がり、登りの苦労を忘れさせてくれるほどの達成感を与えてくれた。

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