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Yamareco

記録ID: 3080809
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積雪期ピークハント/縦走
支笏・洞爺

漁岳

2021年04月16日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
02:06
距離
6.1km
登り
35m
下り
818m

コースタイム

日帰り
山行
4:53
休憩
0:47
合計
5:40
6:54
52
漁岳林道入口
7:46
7:53
89
取付点
9:22
9:35
38
尾根上1075付近
10:13
10:28
46
11:37
11:49
45
取付点
漁岳林道入口 0632-54
取付点 0746-53
稜線 0833
尾根上1075付近 0922-35
漁岳 1013-28
稜線下降点 1114
漁岳林道 1137-49
漁岳林道入口 1234
天候 晴れ。風強い。私が山頂付近にいた時間のみ濃霧。(涙)
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
漁岳林道入口に駐車。2台。R452の200m北の漁川対岸にもっと広いスペースがあります。
コース状況/
危険箇所等
ツボ足ストックで通しましたが、山頂直下は少なくとも軽アイゼンを履くべき
でしたか。
ルートログは下りの11:06以降しか取れていません。漁岳山頂(10:28)から11:06までを手入力して補い、往路の分は省略しました。
看板まである。夏(沢登り)用のものもありました。
看板まである。夏(沢登り)用のものもありました。
快晴ではなく少し雲が出てきましたが、問題なし。
快晴ではなく少し雲が出てきましたが、問題なし。
最終目的地の小漁岳
最終目的地の小漁岳
奥が1175Pですが積雪充分。
奥が1175Pですが積雪充分。
あれ、なんか天気下り坂?
あれ、なんか天気下り坂?
小漁岳もなんだか怪しい
1
小漁岳もなんだか怪しい
稜線に上がるところは風速15m近く。フード被って山頂着。
山頂は風それほどでもない。
5
稜線に上がるところは風速15m近く。フード被って山頂着。
山頂は風それほどでもない。
小漁岳断念して下りてくると、あれ、恵庭岳見えてきた
小漁岳断念して下りてくると、あれ、恵庭岳見えてきた
振り返ると漁山頂も見えてる
振り返ると漁山頂も見えてる
小漁岳もクリアに
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小漁岳もクリアに
回復してきたみたいだ...
2
回復してきたみたいだ...
どんどん良くなる
どんどん良くなる
朝と同じく快晴に
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朝と同じく快晴に
温暖前線の末端部の通過とも思えるけど、苦しい解釈。
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温暖前線の末端部の通過とも思えるけど、苦しい解釈。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル 靴下 グローブ 防寒着兼雨具 日よけ帽子 行動食 非常食 飲料 地形図 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯(GPS&コンパス兼) 時計(高度計兼) タオル カメラ(電池空:笑) ストック 軽アイゼン(使用せず) サングラス

感想

 昨年の4月5月はコロナ禍で「札幌市民は家から出ないで..」という要請を受けて、
万が一の場合の問題を考え、登る山の2ランクダウンを行った。が、やはり楽しさは
イマイチだった。
 今年は「感染対策を行えない場合は...」と追加されたので、1ランクダウンで
行こう。近場でこの時期限定の山は数多いが、漁岳なら20年前だが一度登っている。
近年は更に多く歩かれているようだし、該当するだろう。
 条件も良さそうだから、往復で小漁岳までの計画とした。

 好天の下、R452で登山口到着。先客一台。雪も堅く、全く問題なさそうだ。
GPSログは、以前から個体差のせいか問題あった私のスマホよりも、カメラの物の
ほうが確実なことを前回山行で確認できた。カメラのGPS記録をON設定しよう。
....と、すでにONになっており、電池切れの表示。(涙)
 前回のログをダウンロードするときに記録をoffにするのを忘れたのだな。でも、
撮る間隔を開ければ何枚かは撮れるだろうということで、カメラは持っていくことに
する。
 どの条件も申し分ないけれど、自分の頭だけが良くないと思いながら出発。
歩きだして100m位の登山ポストに記入。1ピッチで取付点。看板まである。
 駐車場の先客だろう。100mほど東でスキーをしている人がいた。
その後も目印と足跡が続き、ルートファインディングは全く問題ない。20年前は
901標高点近くを通った記憶がかすかにあるが、今は獲得標高の無駄を最小限にする
コース取りだ。20年の月日で洗練されたか? あるいは前回の私のコース取りが
下手だっただけか。

 尾根に出て、登っては少し下るのを繰り返して2回目の休憩。恵庭岳に雲が
掛かってきた。小漁岳方面もなんだか怪しい雲行きだ。全般天気は下り坂で、
明日は雨の予報ではあったが、悪化が早まったのだろうか。
 おまけに、スマホを機内モードにするのを忘れていて、そのためかスマホGPSも
測位を停止しているし、電池の消耗も激しい。ただでさえこの電池はもう古くて
50%くらいしか使えないのに。
 1175南面を巻いてコルに着いたあたりでは、半ばガスに巻かれた状態で、風も
強くなってきた。最後の登りは途中までは市界あたりを直登していたが、半分は
堅雪を嫌い、半分は15m近い南風に押される格好で右側に回り込む。
(多数の人のトレース通りでもあったが)
このへん、ストックでは心もとなく、少なくともアイゼン使用が妥当だったかも。

 視界数十mの中で山頂へ。三角点に腰掛けると、風当たりは登りの途中よりは
弱くなったが、とても小漁まで行く感じではなく、ここで引き返すことにする。
スマホの電池を交換。

 下り急斜面の最初は、横滑りグリセードとでもいう感じで下りる。下るほどに
感じが戻って、滑るのを楽しめた。
 標高差150mくらい下って傾斜が緩んだあたりで、恵庭岳が雲もかからず
見えているのに気づく。振り返れば山頂もきれいに見えている。
 1175南面を巻くあたりで、天気の回復傾向を確信できたが、もう山頂まで
引き返す気にはならなかった。林道に下りた頃には朝と同じくほぼ快晴。

 総括:他のどの条件も申し分ないけれど、自分の頭と山頂の天候だけが
良くなかったという、印象深い山行。

 1ランクダウンの山として漁岳を選んだから山に嫌われたのか?

以下蛇足
 オカルト的物言いで済ますのもアレだし、10時前後に天気が崩れた原因を
まじめに探した(笑)。
 温暖前線の末端が通過したというのが一応考えられる(最後の写真)。最近は昔に
比べると天気図に前線を書かなくなったという話も見た(出典は失念)。
 しかし、観測上少しでも前線的なものの通過の兆候があったか? 支笏湖畔の
風向が、東(6時)→南東→南南東(9時)→南(10時)→南南東(11時)→南東(13時)と
反転しているくらいしかない(しかも弱風。一応風の強い千歳でも似た変化だが)。
 いつも納得いく説明をしてくれている「気象予報士Kasayanのお天気放談」も
見てみたが、それらしい要素は見つけられなかった。
中上層の気流が局地的一時的に収束していたんだろう...という説明しかないか。

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