甲武信岳・テン泊(甲武信岳三川ブレンドコーヒーを作ろう)
- GPS
- 25:09
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,262m
- 下り
- 2,252m
コースタイム
<<道の駅みとみ〜甲武信小屋>>
8:55道の駅みとみ - 9:20徳ちゃん新道登山口 - <徳ちゃん新道> - 11:05近丸新道分岐 - 12:35木賊山 - 12:50甲武信小屋(テント設営・休憩)
<<甲武信小屋〜笛吹川水源>>
甲武信小屋16:35 - 16:45笛吹川水源 - 17:00甲武信小屋
<<甲武信小屋〜千曲川水源>>
17:00甲武信小屋 - 17:20甲武信岳山頂 - 17:45千曲川水源17:55 - 18:30甲武信岳山頂(写真撮影など)18:50 - 19:05甲武信小屋
【2日目】
<<甲武信小屋〜荒川水源>>
4:50甲武信小屋 - 5:05荒川水源5:10 - 5:40甲武信小屋
<<甲武信小屋〜道の駅みとみ>>
6:45甲武信小屋 - 7:00木賊山 - 8:10徳ちゃん新道分岐 - <近丸新道> - 10:00道の駅みとみ
天候 | 1日目:晴れ→雷雨→曇り 2日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 【道の駅みとみ〜甲武信小屋(徳ちゃん新道)】 ・危険個所なし。 ・樹林帯をひたすら登る。 【甲武信小屋〜笛吹川水源】 ・危険個所なし。 ・甲武信小屋裏のロープをくぐって下へ降りると水源がある。 (ロープは張ってあるが、通常ルートと道を間違えないように張ってあるだけらしい) 【甲武信小屋〜千曲川水源】 ・危険個所なし。 ・甲武信小屋から甲武信岳山頂をスルーしてしばらく歩き、途中を毛木平方面へ下ると水源地標がある。 【甲武信小屋〜荒川水源】 ・危険個所なし。 ・甲武信小屋のテン場から15分ほど道を降りると荒川水源地標がある。 【甲武信小屋〜道の駅みとみ(近丸新道)】 ・危険個所なし。 ・何箇所か沢を渡渉する場所があるため、増水時は避けた方がよい。 ■ドコモ電波状況 ・甲武信小屋 ・・・ ▲ ・甲武信岳山頂 ・・・ ○ ■温泉 ・山梨市のフルーツ公園にある「ぷくぷく湯」を利用。 ・露天風呂から富士山の絶景をはじめ夜は夜景も楽しめる。 ・露天風呂は湯温が低めで長く浸かれる。 |
写真
感想
今回は出身地である山梨の甲武信岳に登ることにした。
子供の頃から西沢渓谷には何回か行ったことがあったが、その先に「甲武信岳」という百名山があることはよく知らなかった。
登山を始めてから地元に甲武信岳という百名山があることを知り、また、その山がシャクナゲで有名であることもわかったが、現在住んでいる石川からは遠いためなかなか行く機会を作れずにいた。
今年は梅雨入りが早く天気が心配だったが、この時期ならではのシャクナゲを見ようと金曜日に休みを取ってテン泊することにした。
今回の目標は次の2つ。
1.笛吹川、千曲川、荒川の水源で採取した水でコーヒーを淹れる。
2.シャクナゲを見る。
甲武信岳といえば笛吹川、千曲川、荒川の三つの川の水源が集まっていることで有名だ。
元々山でコーヒーを飲むことが好きなので、これらの水源の水を汲んでコーヒーを淹れたらおいしいコーヒーが飲めこと間違いなし。
1日目の金曜日、道の駅みとみに車を停めて9時前に出発。
さすがに平日だけあって駐車場は空いている。
先週までBCスキーに明け暮れていたのでスキー兼用靴+アイゼンで登ることが多く、登山靴を履くのは数か月ぶりだ。
テン泊装備も冬の装備に比べるとかなり軽く、登山靴の軽さも相まって、まるで翼が生えたように軽快に歩くことができた。
登りは徳ちゃん新道を行くことに。
人はほとんどいない。
新緑の木々の間から差す木漏れ日が心地よく、また蝉の声も初夏を感じさせてくれる。
下のシャクナゲはほとんど終わり、2000mくらいの場所で見頃を迎えていた。
近丸新道との分岐を過ぎた頃から段々雲が出てきた。
この日は上空に寒気が入り雷雨の可能性があるということだったので、急いで甲武信小屋へと向かう。
稜線付近のシャクナゲはまだつぼみの状態で、少し早かった。
何とか雨が降る前に甲武信小屋に到着し、テントの受付を済ませると早速設営にかかる。
テントの設営が終わるか終わらないかというところでとうとう雨がポツリポツリと降り出した。
そして13時半くらいから3時間程度ずっと雨・・・仕方がないのでテントの中で昼寝。
時折近くで雷の音も鳴っている。
夕方雨が止んできたので笛吹川と千曲川の水源を目指すことにする。
まずは笛吹川。
母校の小学校の校歌にも歌われている「笛吹川」の水源に向かうというのはそれだけで感慨深いものがある。
小屋の裏から数分程度下ったところにその水源はあった。
小屋の水もそこから採取しているらしい。
まずはマグカップでその水を一口いただく・・・うまい。
ミネラルのせいか甘く感じる。
そしてコーヒー用にナルゲンに水を汲む。
次は甲武信岳の山頂を超えて千曲川の水源を目指す。
この水源は地図にも載っているのでわかりやすいが、小屋からは少し遠い。
まずは初めての甲武信岳の山頂・・・やはりガスがかかっていて眺望はよくない。
仕方がないのでスルーして水源へと向かう。
千曲川の水源にはしっかりとした水源地標があり、コップも据え付けられていた。
その水をいただきつつ、2個目のナルゲンに水をキープする。
帰りがけに甲武信岳の山頂から後ろを振り返ると、雲の間から辛うじて夕陽を見ることができた。
遠くに八ヶ岳や蓼科山のシルエットも見える。
ほとんど眺望のことはあきらめていたので、想定外のこの景色はうれしかった。
翌朝、あわよくばご来光を・・・と思っていたが、やはりガス。
まあいい、目的はコーヒーだ、と気持ちを切り替えて最後の荒川の水源を目指す。
荒川の水源はテン場からしばらく下った場所にある。(意外と遠く感じる)
一応登山道も付いているのでよほど天気が悪くなければ見失うことはなさそう。
そして最後の水源地である荒川の水源地標に到着し、めでたくその水をゲットした。
テン場に戻ると、早速3つの水をブレンドしその水で湯を沸かす。
持ってきたグァテマラの豆をミルで挽き、ペーパードリップでマグカップにコーヒーを注ぎ込むと、辺りにコーヒーのいい香りが漂ってくる。
そしていよいよ「甲武信岳三川ブレンドコーヒー」を口にする時がやってきた。
甘くてコクがあって最高にうまい!
まあ半分は気分的なものだろうけど・・・とにかくこれで今回の目標は達成。
帰りは混雑を避けるために近丸新道から下り、下山後も残った水源の水でコーヒーを楽しんだ。
眺望こそ楽しめなかったものの、シャクナゲとコーヒーを十分満喫することができた。
はじめまして。
私も日曜日に山で初めてお気に入りの豆を挽き、 ペーパーフィルターを使ってコーヒーを楽しみました。
でも私の水はコンビニで買った「いろはす」でした。a
次回はSanchan33さんを見習って山の水に拘ってみたいと思います。
TRI-HIさん、はじめまして。
私も初めての山でのコーヒーはいろはすでした(笑)
まちがえて味付きのやつを買いそうになりました。
実際水の味とかそれほどわかりませんが、気分で味わうコーヒーは美味しいですよね。
自分の場合、お酒が飲めないのでなおさらコーヒーが楽しみのひとつになってます。
ぜひ山の水でのコーヒーも試してみてください!
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