大菩薩嶺
- GPS
- 03:30
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 386m
- 下り
- 497m
コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 3:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
感想
時間に制限があったため、中央線「甲斐塩山駅」からタクシーに乗り「福ちゃん荘」まで楽をしました。ここは平成14年に、皇太子様、雅子様が登山の際にお立ち寄りになられた山小屋です。おばちゃんから「花を見るんだったら、「唐松尾根コース」がお勧めだけど、かなりしんどいよ。」と言われましたが、秋の代表花であるマツムシソウが目当てだったので、迷わずこの直登コースにしました。
登り始めて10分ぐらいした所で、突然、目の前に鹿が飛び出してきました。早く立ち去ればよいものを、ジッとこちらを見て動きません。おとなしい鹿ですが、図体が大きく結構不気味でした。
マツムシソウは期待どおりに登山道のあちらこちらに咲いていました。おばちゃんが言うほどの傾斜もなく、楽に尾根分岐に至り、そこから山頂まではすぐだったのですが、山頂は周囲を樹木で覆われ、視界のないピークでした。
今日は、稜線闊歩を楽しみながら、登山口バス停まで歩く予定。「雷岩」でおばさんから写真を撮ってもらい、快敵な峰歩きをスタートしました。夏山にしては周囲の山並みもはっきりしていて退屈しません。後方に南アルプスの大屏風、右手に富士の裾野、左手に東京都最高峰の「雲取山」、「丹沢山」などの奥秩父の山々が幾重にも連なっていました。
急登を避けて逆コースから上がってくる人が断然多いので、時々道を譲りますが、みな涼風に浸りながらノンビリとしたものです。ここはそういう遊び方が似合っています。
「賽ノ河原」を過ぎて、「中里介山文学碑」からは「介山荘」のある「大菩薩峠」はもうすぐ。登山道脇を埋め尽くす母子草にカメラを向けながら「介山荘」に下りました。
「福ちゃん荘」までは25分で下り、おでん定食を食べました。山に来るとおでんがことのほか旨いから不思議です。大抵の山小屋にあります。
13時20分発のバスに乗らなければならない私に、「バス停までは速い人で1時間20分はかかるよ。」とプレッシャーをかけてきたので、「ヤバイかも」と急ぎ下山しました。道中はずっと見事なブナ林で、「ここはアマゾンか?」と思うような無気味な花があったりして、なかなか楽しいものでした。また、キノコ類がとても多く、早くもブナシメジがいっぱいあって、持ち帰れない悔しさに思わず地団駄を踏んでしまいました。
バス停には予定より早く到着。急に高度を下げたため、いつの間にかとても暑くなっていました。個人的にはとても感じいった山で、稜線歩きがとても楽しく、「登る」というよりは「遊ぶ」とういった方が似合います。名山多い甲斐の国にあって、決して派手さはありませんが、いぶし銀の存在としてキラリと光る良い山です。
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