210502の(2) 東谷山と志段味古墳群で歴史のお勉強
- GPS
- 01:02
- 距離
- 2.2km
- 登り
- 135m
- 下り
- 135m
コースタイム
- 山行
- 0:41
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 0:58
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
しだみ古墳群ミュージアム |
写真
感想
この日、東海地方の天気予報は晴れの予報。しかし前日夕刻からの凄まじい雨の影響がきっと残るに違いない。浜松市の道の駅から一応登れそうかどうか予定していた登山口にたどり着いてみたが、道は靴が半分埋まりそうな道、様子としては相当良くない。
従って、この山とは縁がなかったということでさらに西を目指した。
前のレコにて、茶臼山に登ることになった顛末について書いたが、このレコはその後である。さまざまなサービスエリアやパーキングエリアで私はiPadで、今から登れなさそうな山はないかと検索していたのである。東谷山(とうごくやま)はその時に出てきた山だ。
そんなに難しそうでもなく、そこそこ短時間で登れることができる。名古屋市最高峰というのも嬉しいではないか。
レコを見てみるとフルーツパークから登っている人がほとんどだったので私もそれに倣った。フルーツパークの駐車場は混んでいたがちょうど一台出るところに私の車を滑り込ませることができた。
登山としては実に呆気なく、楽に登ってこれる山なのだが、この山にはいくつもの古墳が残されている。この古墳群の価値無くして東谷山は語れない。
この地域の古墳は早期から晩期までほぼすべての年代の古墳が揃っている。東谷山にある前方後円墳は早期から前期にかけての大型の古墳で作られかたも大和朝廷の影響を感じ取ることができる。これらの大型の古墳はやはり、大和と繋がりのあったこの地域の位の高い大王(おおきみ)である。
山を少し降ったところにある高塚古墳などは前方後円墳の前方部が平らになった「ホタテ貝式」の古墳である。これは古墳時代中期作られたものがほとんどで、山の上に作られたわけではないので、地元の有力者ではあるが大王までは行かない立場の人、または大和から派遣されてきてここで客死した人物などが考えられるという。
古墳時代の後期から晩期になってくると少々身分が低いものも方墳や円墳を作ることが許される。この古墳群では、大きな前方後円墳やホタテ貝式古墳の周りにびっしりと方墳や円墳が並んでいるのだ。
また、この地の開発の時に誰も知らずに削り取られてしまった古墳など多くあったと推察される。
そして、この地を訪れる時に見てみたいものは高塚古墳を埴輪などで当時の姿を再現しようとしているところだ。これは見ものだと思う。
単純に登って降る山としての東谷山は子どもの遠足ルートだが、この地域の古墳と絡めると大人でも楽しめるコースになってしまうのが面白い。この山はお勧めできる山だと思います。
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