秋田駒ヶ岳
- GPS
- 07:41
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,062m
- 下り
- 1,043m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夏季は8合目までバスあり、冬季は雪上車あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道が除雪中のため車、バスは入れないので旧スキー場を歩いて登る。 ところどころ夏道もあるが大半は雪の中。 視界不良時、コースがわかりにくい |
写真
感想
前日の夏油駒ヶ岳の後、食料を買い込み秋田駒ヶ岳麓のアルパこまくさの駐車場まで車を走らせ車中泊。ほかに数台の車があったが登山者かはわからない。思ったよりも暖かくすんなりと眠りに着く。
朝、目を覚ますと秋田駒ヶ岳は雄大な姿を見せていた。反対側には田沢湖を見渡せる。準備を整え出発する。この時期、アルパこまくさのトイレは夜間閉鎖されていた。夏だとここから八合目までバスが出ているし、冬は雪上車が運行されているが今の時期は歩いて登るしかない。旧アッスルスキー場のゲレンデを登る。ゲレンデは雪もだいぶ解けていて歩きにくい。ほぼ直登的に一気に登っていく。スキー場上部まで約1時間で登れる。上部からはその先にある谷に入るとすぐ右手に林道のカーブミラーが見えてくるそれが26号カーブであるがそのまままっすぐ登っていくと24号カーブ付近に出られる。林道は除雪されていて雪の壁になっているので降りるときは注意したい。舗装路面が出ている林道をしばらく歩くと除雪車が見えてきた。さすがにこの時間は動いていない。その先で林道は雪の中に埋もれていた。徐々に除雪しここまで来たのだろう。まだまだ先は長い。ご苦労様です。雪の壁を除雪車を利用し登ったらショートカットしながら八合目に向かう。ショートカットのルートには赤旗等あり気を付ければ迷うことなく通れるだろう。
出発から2時間弱で八合目小屋に到着できた。小屋の入口は締まっており入るのは裏側のはしごを登った2階から。中にトイレもある。小屋はきれいで冬でも十分泊まれそうである。八合目に着いた頃からガスで視界が悪くなって風も出てきた。小屋でゆっくりしてから登りだす。雪上の踏み跡は薄くいろんな方向に延びている。横岳に行く方向に向かうがどうやら違うようだ。いくつか探しながら行くと夏道が出ているところに。時々藪を漕ぎながら進む。途中から夏道から逸れ、他に寄りを進むルートが現れた。視界が悪いのでそのルートを外さないように慎重に進む。どうやら阿弥陀池方向に向かっているようだ。なので、とりあえずは横岳をパスして阿弥陀池を目指す湿原付近から阿弥陀池避難小屋に直登するルートを取り1時間で避難小屋に到着。避難小屋周辺の木道はしっかりと出ていた。
視界はかなり悪い。避難小屋の1階の入口は意外にも開ける状態になっていた。少し休んでから最高峰の男女岳をめざす。山頂に向かうルートは夏の岩と雪が交互にある道であった。山頂付近は強風が吹いていた。視界は悪いものの雲は薄いように感じる。山頂の岩陰に隠れながら休憩し、体が冷える前に出発。避難小屋まで戻り阿弥陀池を回る。阿弥陀池の北側を通り歩くが木道が雪に埋もれているので木道同士の間に足を着くと抜けるので注意しなくてはならない。分岐点から男だけを目指して進むが馬の背の稜線から登っていると強風と視界不良で思うように進めずあきらめる。もちろん同じ稜線にあら横岳もあきらめた。阿弥陀池の南側を歩き避難小屋に再び戻る。避難小屋で休憩したのち八合目を目指す。
ほかのルートも探したが踏み跡がなく登ってきたルートを下ることに。登ってきたときに歩きやすそうなところも見ていたので一気に下っていく。やっぱり雪の下りは速い。冬ルートは夏ルートと途中で交錯する形で谷に作られているようだった。違う谷に入らないように気を付けて下山する。30分も経たずして八合目に戻ってくる。まだ視界は悪い。再びはしごで2階から中に入りゆっくり昼食。のんびりしてから駐車場目指して下山。
と、小屋を出ると視界はだいぶ良くなっていた。田沢湖方向もいい。ただ、山頂付近はまだまだ雲の中。埋もれた林道をショートカットしながら進む。除雪作業をしていたようで除雪範囲も少し伸びていた。林道に降りたころには時折日差しがあった。24号カーブ付近から雪の中に入りスキー場に出る。スキー場は斜度が緩くシリセードできる状況でもないので歩いて下る。雪の多いところをできるだけたどって駐車所に戻った。
すっかり晴れていて暖かいのでゆっくりしながら濡れたものを干す。そして、アルパこまくさで入浴。露天風呂からは田沢湖が綺麗に見えていてとても気持ちいい。お湯も良くお気に入りの温泉の一つになりそうだ。ゆっくりしたら車で田沢湖を見て次の山に向かうのであった。
東北の駒ヶ岳では最高峰の秋田駒ヶ岳。最初は行けないと思っていたが調べていくうちに行けそうなのでチャレンジしてみた。天気があまり良くなかったのは残念である。駒ヶ岳という山頂はないので最高峰を駒ヶ岳とさせてもらう。ほかの周りの山も行ってみたかったが天候に阻まれた感じではあるがなかなか楽しい山であった。登山中、誰にも会わない静かな山歩きだったが、おかげでトレースもわかりにくかった。周辺の山も含めてまた登りたいものだが今度は八合目からでいいや。また、滑るにはいい斜面が多かった。スキーヤーに人気なのもわかるな。
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