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Yamareco

記録ID: 3142371
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【北ア】天狗岩(1964m)金松寺山(1625m)

2021年05月04日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:36
距離
12.8km
登り
1,265m
下り
1,248m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:39
休憩
0:00
合計
6:39
5:24
399
スタート地点
12:03
ゴール地点
〆鯑の小嵩沢山の計画は偵察山行となり、本日は黒沢山の偵察山行。普通なら、GWの本番に備え、事前に偵察山行を重ねるところ。それが、せっかくのGWというのに、オール偵察山行で終わるところが、私らしいと思う。

超2000m峰の黒沢山と言えば、中央アルプス(2157m)・北アルプス(2051m)・南アルプス(2123m)の『黒沢三山』。本日は、未踏だった北ア黒沢山の偵察山行だ。効率を求めるなら、残雪期を狙って、金比良山〜黒沢山〜天狗岩〜金松寺山を周遊するのが一番。 けれども、時期をハズしてしまい、どう考えても今期は周遊プランは難しい。それでも、遠路はるばるの松本滞在。取りあえず、北ア黒沢山を少しかじっておこう。
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
せっかくメインゲートを開け閉めしたのに
早くも意志強固なるゲートにはばまれる
せっかくメインゲートを開け閉めしたのに
早くも意志強固なるゲートにはばまれる
梓川のあずさの由来は
これですね
梓川のあずさの由来は
これですね
ムラサキケマンとか
ヤマブキがにぎやか
ムラサキケマンとか
ヤマブキがにぎやか
明るい林道をぽこぽこ行けば
明るい林道をぽこぽこ行けば
とろけそうな鳴き声
とろけそうな鳴き声
オオルリだ
林道を離れて登山道へと
おや、黄色いテープで通せんぼ
林道を離れて登山道へと
おや、黄色いテープで通せんぼ
崩壊箇所の注意喚起でしたか
崩壊箇所の注意喚起でしたか
振り返ります
レトロな門扉をくぐり
レトロな門扉をくぐり
金松寺山の山頂ルートと
ショートカット道との分岐です
金松寺山の山頂ルートと
ショートカット道との分岐です
私は金松寺山へ
この丸っこい三角点って
何で?
私は金松寺山へ
この丸っこい三角点って
何で?
山頂広場に到着

金松寺山頂を後にすると
天狗岩が見えてくる
金松寺山頂を後にすると
天狗岩が見えてくる
サルオガセが風に揺れてる
サルオガセが風に揺れてる
明るい山道を行けば
明るい山道を行けば
鍋冠と黒沢山と常念岳とが
鍋冠と黒沢山と常念岳とが
針葉樹林の明るい尾根道を登り詰めて
針葉樹林の明るい尾根道を登り詰めて
天狗岩へ!
ここにも集う精鋭たち
経ヶ岳と木曽駒と
天狗岩へ!
ここにも集う精鋭たち
経ヶ岳と木曽駒と
木曽駒アップです
木曽駒アップです
鉢盛と御嶽
中央アルプス・鉢盛・御嶽
中央アルプス・鉢盛・御嶽
美ヶ原
王ヶ頭・高ボッチ
この右に八ヶ岳
美ヶ原
王ヶ頭・高ボッチ
この右に八ヶ岳
存在感あるよね
大小鉢盛とハト峰エリア
存在感あるよね
大小鉢盛とハト峰エリア
天狗岩の三角点です
天狗岩の三角点です
穂高・蝶・常念
のはずなんだが
穂高・蝶・常念
のはずなんだが
奥穂・前穂・天狗のコル・明神
のはずなんだが
ま、何にしても黒沢山方面は
残雪ほぼなし
ここにきてようやく諦めがついた
奥穂・前穂・天狗のコル・明神
のはずなんだが
ま、何にしても黒沢山方面は
残雪ほぼなし
ここにきてようやく諦めがついた
天狗岩に安置してある石碑
御嶽とお蚕さま信仰だ
天狗岩に安置してある石碑
御嶽とお蚕さま信仰だ
下山にかかります
蝶と常念
下山にかかります
蝶と常念
北信五岳方面
雨飾・火打・高妻・妙高・黒姫・飯縄
北信五岳方面
雨飾・火打・高妻・妙高・黒姫・飯縄
林道に降りると口笛も出る
林道に降りると口笛も出る
モミジイチゴの白花?
・・・GWというのに
結局偵察に終わった
なのに、この軽やかな気分は何?
モミジイチゴの白花?
・・・GWというのに
結局偵察に終わった
なのに、この軽やかな気分は何?

感想

ゲートをていねいに開閉して車を入れる。しかし、間髪いれず、カギのかかったゲートに、待ったをかけられた。

尾入沢の沢音を聞きながら歩く。春めく林道には、ヤマブキやムラサキケマンが咲き誇っている。うれしいことに、オオルリがその美しい姿を見せてくれた。

登山口からややあって、崩壊箇所を通過する。この先、植林内をジグを切るつらい道のり。そこを乗り切ると、二次林の疎林となり、登山道の分岐になった。いつしか松本平が眼下に沈んでいる。

ひと登りで金松寺山に立つ。ここは旧梓川村の人たちが村民登山で親しんできた山だ。丸っこい三角点の標柱が、なんとも可愛らしい。だが、ここでピリオドを打つのはもったいない。お楽しみはこれからだ。

陽光あふれる尾根を行くと、カラマツやダケカンバの林になった。そして、いよいよ北信の山々が立ち上がった。飯縄・黒姫・妙高・高妻・火打・雨飾・・・!思わず頬がゆるむ。

黒沢山のこんもりが際立ち始める。黙々と歩を進める。そして次に目を上げた瞬間、はっと息を飲んだ。黒沢山の左肩に、白銀の山嶺が覗いているではないか。常念岳だ!黒沢山の邪悪なブラックと、あまりに対照的な天使のホワイト。そのコントラストはショッキングなほど。

ふと気づけば天狗岩に立っていた。そこは今日一番の眺望が、あなたの欲しいままに。存在感あふれる鉢盛山・ハト峰。そしてお約束の御嶽・乗鞍。木曽駒に経ヶ岳。光から塩見・白鳳三山・甲斐駒。赤岳・天狗・蓼科。王ヶ頭・高ボッチ・鉢伏。

山頂は木立が育って、看板通りの眺望とはいかない。けど、はっきり確認出来ただけでも奥穂・前穂・明神の雄姿。

黒沢山方面はヤブまみれ。残雪はおまけ程度。GWというのに、昨日に引き続いて本日もあえなく偵察山行に終わった。しかし不思議に充実感に包まれた。

後ろ髪を引かれながら下山する。ふり返る私に、蝶ヶ岳・常念・黒沢山・鍋冠・鹿島槍が次々に微笑んだ。

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