記録ID: 3148822
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積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
荒天の五竜岳。爆風の大遠見テント泊。山頂アタックは断念。
2021年05月03日(月) ~
2021年05月04日(火)



体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 25:20
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 729m
- 下り
- 804m
コースタイム
天候 | 強風、 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
テレキャビン 8:15始発(往復 2000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは明瞭ですが雪庇に注意。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷 薬師の湯(650円 モンベル割引あり) |
写真
撮影機器:
感想
雪の五竜岳。今季最後の雪山は、荒天の厳しい山行となりました。
スキー場を越え、尾根筋に出たところから、風速40メートルを超える爆風に晒され、歩くのもままならない状態。風を遮るものもなく、吹きっさらしの尾根を歩き続け、何とか大遠見までたどり着き、テント設営。テントに転がり込み、湯を沸かし、暖かい飲み物を口した時は、心底、ホッとしました。結局、強風は明け方近くまで止むことがなく、テントの外にも出られない状態。シュラフの中で、寒さはそれほどでもなかったのですが、トイレに行けないのが辛かった。
予報では、昼過ぎから夕方にかけて雨予報で、悪天候はある程度予想していましたが、ここまでの強風は想定外でした。二基のテントのうち一基は、激しい風と雪の重みで半壊状態に。翌日は、風も収まり、天気も良好でしたが、メンバーに負傷者がいたこともあり、山頂アタックは中止し、下山しました。
今回のようなケースで、最善の策は早期撤退と思いますが、後戻りできない状態では、身の安全を確保すること。今回は、風をしのげるような場所もなく、テントを立てるしかなかったのですが、テントが耐えられないこともある。いろいろな意味で、なかなかハードな体験でした。
翌日は予定通り天気が回復したのですが、危険が迫った状態の後は、判断力が鈍っているもの。山頂アタックする体力は残っていましたが、仮に全員無事であったとしても、撤退でよかったと思います。登頂は果たせませんでしたが、景色は楽しめたし、今季最後にふさわしい、貴重な経験ができた山行でした。
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