北八ヶ岳(北横岳〜亀甲池〜双子池〜雨池)


- GPS
- 06:40
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 685m
- 下り
- 679m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北横岳山頂〜亀甲池までの坂が急で、注意した方が良いポイントがいくつかあり。 双子池〜雨池までの路があまり整備されておらず、倒木がルートを塞いでいる箇所あり。 |
写真
感想
前日蓼科山に登り、テント泊からのスタート。
6時に起床。ハイドレーションに水を入れたりお湯を沸かして朝食の準備をする。
とても静かなキャンプ場で良かった。
7時にはテント撤収して北八ヶ岳ロープウェイ駅に向かう。8時20分が始発だ。
山目的の人が多いのだからもっと早い始発があるといいのに。
ロープウェイ駅は綺麗ですごく立派。
この日もガスで眺望はゼロ。
晴天だとこの山々が見える、というパンフレットを握りしめ見えない山のガイド音声を聞く。せつない。
20分程登るともう山頂駅に到着だった。
坪庭と呼ばれる、岩と松の美しい景色を進む。
時おり太陽が差し込み色彩が鮮かになる。気持ちの良い道だ。
北横岳の登山道が始まる。
非常に整備された道で登りやすい。
スイスイで何も問題なく40分程で北横岳ヒュッテに到着。
七ツ池の分岐があるので、山頂に行く前に寄っていく。
森の中の七ツ池は霧が立ち込め幻想的な光景だった。
そこから15分くらい登ると北横岳の山頂。ガスガスでやはり何も見えない。
近くの岩が非常に赤い。何て名前の岩なんだろうか。
ここからのコースは池めぐりだ。まずは亀甲池に向かう。
北横岳山頂から、結構激しい下り坂。
前日からの雨霧で石や木の根が滑りやすくなっている。
慎重に進む。長い。なかなか亀甲池が見えてこない。
向こうから登ってきたおじさんが「こっちから登るんじゃなかった〜」と後悔していた。
山と高原地図のCTだと亀甲池まで1時間になっていたが、どうもおかしい。
ロクに休憩もとらないのに1時間半は経ってしまっていた。ようやく亀甲池に着く。
美しい。が、...青空が欲しい。
コースタイムがちょっと気になったので、ここで確認する。
あ、あれ?何かおかしい。
ガイド本では5時間50分だったので足の速くない私達でも休憩含めて7時間だから、8時半スタートでも3時半には山頂駅に戻れる計算である。
ところが山と高原の地図アプリのコースを確認すると6時間30分かかることになってる。
休憩含めて7時間半となると、4時半山頂駅となり5時のロープウェイ終点までギリギリだ。しかも今の亀甲池では30分CTをロスしてしまった。
全然甘くないじゃんこのコース!と思いながら再度歩き始めた瞬間、足が木道の隙間を踏み抜いてスネをしたたかに打ちつけてしまった。「......!?」
激痛に声にならない声が出る。
焦りのあまり、足元確認が疎かになっていたようだ。
すぐさま山に過ちを正された気分になり、急ぎながらも足元をしっかり見て進む。
ここから双子池までかなり早歩き。50分の道程を30分できた。
地図のCTよくわからない。
双子池は曇り空でも水面が緑色で美しかった。ここで昼食にする。
雌池と雄池があり、雄池は飲料用にも使えるんだとか。
ここでガイド本を確認すると、スマホアプリのルートと微妙に違うのが分かった。
ガイド本の方が近道なのだが今は落石で封鎖されているっぽい。
という事で急がなきゃいけない事実は変わらないようだ。
双子池から雨池までは1時間半。どれだけタイムを削れるか。
完全に体育会系モードに入ってしまったがロープウェイを逃すよりマシである。
同行者の奥様も、普段はのんびりすぎてよく待たされるぐらいなのだが、この日は見た事もないスピードで歩いている。
「なんだ...そんなスピードで歩けるんじゃん!」と思い、それを声にも出すと
「だって...山で疲れたくないじゃん。」と返事が。思わず笑ってしまう。
(よくよく聞いてみると疲れるような歩き方をしたくないとの事だったが)
双子池から雨池までの迂回道は、中途半端に刈りとった笹藪のとがった茎がささったり、倒木がルートを完全に塞いでいたりと結構整備されていない感じだった。
急遽作った道なのだろうか。
部活モードなので、あまり道の悪さは気にもとめずにただひたすら進む。
1時間で雨池に出た。30分稼いだ。嬉しい。
雨池は広々としていた。曇天なので寒々しい感じがあったが青空だとさぞかし鏡面のような水面に写り美しいことだろう。
という事なので、あまり未練なく先へ進めた。
だいぶ時間的に余裕が出来たと思うが、初めての所なので油断は出来ない。ロープウェイ駅を目指す道にまた結構な登り坂があり、オーバーペースで疲れた身体にはなかなかなトレーニングだった。木道はまだか...と思うあたりでようやく木道の標識が見えた時は本当に嬉しかった。
視界の開けた美しい木道を進むと、立派な三角屋根の山荘が見えた。縞枯山荘だ。
ちょっと立ち寄ったが素晴らしく雰囲気が良さそうな所。
今度機会があったら泊まってみたい。
無事15時半頃、山頂駅に到着。
終わってみたら結構余裕があった。いつものんびり写真撮りながら休みも多くとってタラタラ歩いてるので、こんなに急いだことはない。
やっぱり自分はのんびりがいいな。ゆっくり山を堪能したい。
でもバリエーションの豊富なルートでとても楽しかった。
晴天時の感動を今度は味わってみたい。
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