鬼怒沼
- GPS
- 08:38
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,296m
- 下り
- 1,288m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
急斜面で雪が付着しているので、アイゼンがあったほうがいい |
写真
感想
久しぶりの鬼怒沼山だ。記録を見ると2015年の夏に来ている。ここは鬼怒沼湿原があるが遠いし何となく気が向かなかったが、この時期は未踏であるので一度行ってみることとした。ヤマレコを見てもこの時期の記録は少ない。雪はあまりないだろうと思ったが、アイゼンは念のため持参した。
夫婦淵温泉までは長い。会津街道を離れてからもずいぶんあり道もあまり広くない。これでもきっと道は良くなっているのだろう。着いた駐車地には車が数台止まっている。これはおそらく奥鬼怒温泉に泊まっている客のものだろう。準備をしていると青いベゼルがやってきた。この日の日帰り登山者だ。
登山ルートはすっかり忘れているので看板に従って進むといきなり階段の急登である。最初は調子よく登るがすぐに息が切れる。しんどいわー。せっかく持ってきたストックを使わない手もないだろうと、止まって長さを調整していると、駐車場に来た男性に追い越される。軽装だけど鬼怒沼へ行くんだろうなあ。最近はコロナのこともあって気軽に声掛けができない。その人の後を追うようにゆっくりと歩いていく。道は川沿いに行くがさしてみるべきものもない。新緑はきれいだが。何か花がないかと気を付けて歩くがスミレぐらいしか見当たらない。どうも栃木では花に恵まれない。
1時間ばかり歩くと八丁の湯に着く。ここは林道から車で来られるので何台も車が止まっている。一台の車から出てきたのは明らかに外国人。中東関係の顔立ちか。あとで同じような感じの女性を見かける。どうやらここで働いているようだ。
ここで働けばお金を使うところもなく、給料が多少安くてもお金は溜まるかもしれない。およそ日本に対するイメージとは異なる環境だろうけど彼らはどう思っているのだろうか。
温泉郷の最後の宿日光沢温泉に門がありここに登山届置き場があり登山口と書いてある。ここからがいよいよ山登りだ。ここを過ぎるとしばらくは工事用の広い道が続きそこで年配の登山者を追い越す。ゆっくりなペースなのでこの人たちは昨夜温泉宿に泊まって今日は登山を楽しむのだろう。先ほどの人もそうだが軽装だ。雪山装備は持っているのだろうか
道は明瞭でオロオソロシ滝展望台にで最初の休憩。谷の向こうに滝がかかっているのが見える。広角レンズでは対していい写真にならない。道はここを過ぎてジグザグの急登になり雪も出てくる。時々踏み抜きもあり少々厄介。一か所雪の壁状の場所に来たので迷わずアイゼンを装着する。結構急だなとおもいストックも逆に持ち雪面にさしながらその壁を乗り越える。やれやれ。ただ振り返るとその斜面ではなくもう少し登りやすそうな道があった。なんだ、もっとよく道を探せばよかった。ただこの時点でアイゼンを着けたのは正解でその後も雪を気にすることなく登っていく。
ca1850あたりで道が急に緩やかになる。ただ緩やかになると同時に登る方向が分かりづらくなる。時々現れる赤テープに従って進むことになる。GPSで現在位置を確認しながらの作業だ。これが意外に長かったがほんとに緩くなったと思ったらパッと目の前が明るくなり雪原が現れた。やったー!着いたよ。お腹がペコペコでシャリばてきみだったのでのうれしい。
景色もそこそこにベンチを見つけてランチを開始する。でもその前に雪にビールを冷やすのは忘れない。暖かい日である風が少しあるが調理するには問題ない程度。時期に出来上がったラーメンとビールの食事だ。それにしても後続が来ない。どうしたのかなあ。あの雪面あたりであきらめたのだろうか。そんなことを思いながらゆったりとする。そして食後は雪原の散策。当初は鬼怒沼山へ行こうかと思い行きかけたが結構しんどくなってきてやめ。この雪原散策で十分だ。まだ雪が残っているので普段立ち入れない場所まで入ることができる。半分ほど溶けた雪から水が流れだしチョロチョロと言っているが静寂の中で響くその音がやけに耳に心地よい。いい感じだなあと幸せな気分になる。なんだか満足して帰路にかかる。
下りも平坦な地形では余計にわかりづらい。自分のトレースも見失いがち。注意深く進みようやく道がはっきりしてくると
前から人がやってきた。追い抜いた人たちとは違う若い人だった。ツボ足で靴もジョギングのような感じ。雪が靴に侵入しているように見える。あの雪面もこれであがってきたんだなあ。すこしびっくり
その後は下り故順調に進む。オロオソロシの滝展望台で一度休んだ後はひたすら降る。奥鬼怒温泉郷を過ぎると道はいいのだが長い。そしてもうすぐ駐車地というところで登りの階段が現れる。正直これが一番つらかったかな。まあそれでも歩くしかない。我慢していけばようやく下りとなり駐車地に降り着いた。朝は空いていた駐車地には何台のも車が止まっている。今日は土曜日なので奥鬼怒温泉郷に行った人たちだろう。途中ですれ違ったのは独りだけ。やはり送迎バスで行くのが一般的か。さあお風呂に入って帰ろう。
Kasaya
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