記録ID: 31814
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無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船
表妙義
2008年11月30日(日) [日帰り]
群馬県
- GPS
- 08:50
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,067m
コースタイム
7:00中之岳神社-7:10本殿-7:20轟岩-7:30本殿-7:40見晴台-8:05コル-8:20中之岳-8:40東岳-9:40鷹戻し-10:40茨尾根のピーク-11:30相馬岳-11:50タルワキ沢のコル-12:20昼12:30天狗岳-12:50大のぞき-1310白雲山山頂-13:45奥の院-14:00大の字-14:30妙義神社-15:05きんけい橋-15:35一本杉-15:50中之岳神社
昼食の20分以外休息はとっていません。しかし、読図、山座同定、写真撮影にはかなり時間をとっています。
昼食の20分以外休息はとっていません。しかし、読図、山座同定、写真撮影にはかなり時間をとっています。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
中之岳神社県営無料駐車場を利用、清潔な水洗トイレ有。かなり広く下段には臨時駐車場もあり、テントを張っている者もいました。 神社内に入り、突き当たると大国神社。この右の急な石段を登ると本殿。登り口に登山ポストがあります。用紙は置いてありませんでした。 本殿から左に回り込むと、本殿上の轟岩。中之岳へは右。見晴台を過ぎ石門への分岐。ここには一般登山者入山禁止の看板があります。 ここから先が表妙義の縦走路となります。道はいきなりか細くなり、踏み跡程度です。マーク類も皆無にちかく、かなりの読図力がいります。山頂標識等もありませんので、ピーク一つ一つを確認していかないと自分が何処の山頂にいるのか分からなくなります。 落ち葉に埋まった踏み跡を拾うようにコルへ。コル手前の最初の鎖場にも一般登山者入山禁止の看板。コルから左に西岳へ。ここはロープで塞がれています。中之岳へは右。 登りつめると、二段20Mの鎖で山頂へ。上段は垂直でかなり高度感があります。垂直のため全重量が腕にかかります。腕力のない女性や自重のある方にはかなり厳しいところです。 中之岳から東岳へは,いったん岩場を下りますが、ここには鎖がありません。ここもかなり恐ろしいものでした。降りると岩場を回り込むように踏み跡が。巻き道があったのかと確認しにいくと絶壁で消えてました。この後、このような踏み跡が幾つも現れますが、小ピークや絶壁で終わっています。 東岳は中之岳よりもた高く白雲山側が見渡せます。ここを下ると右へ石門への道があります。 この後、二段25Mの鎖場になります。鷹戻しとともに最悪ということです。フェイスで足がかり少ないので難しいかもしれませんが、中之岳の鎖ほどきつくはありませんでした。 そしていよいよ鷹戻しの鎖場です。落ち口へいったんトラバース、そして奈落のような岩壁を降りるのですが、わずかに傾斜があるため、足元を十分に確認できるうえ立ち込めるので、腕への負担が少なく楽に降りることができました。どちらかと言うとその後の垂直のはしごが恐かった。かなりの高度感です。下段の鎖は足がかりが少なく難しいのですが、短く高度感もないので精神的には楽でした。 その後は鎖場も無く相馬岳までは安心して歩けます。また白雲山側はペンキマークが随所にあり、迷う心配はないでしょう。鎖場も長いだけで易しいものでした。ただ、ビビリ岩の鎖場は短いながらもかなりの高度感でビビリました。 |
写真
感想
いつもは、Ko氏がのせていますが、今回はKaの単独行です。52歳、男、登山は高校時から。山岳部、会の所属暦なし。最近までほとんどが単独行。岩などロープを使う山はやりません。バリバリの一般登山者です。
一般登山者入山禁止の看板は大げさのものではありませんでした。私が経験した北アルプスや両神等の鎖とはレベルが違いました。まして裏妙義がやれたから、次は表という訳にはいきません。丁須の頭が登れた方はどうぞ。
かなり自信を持って臨んだのですが、最初の中之岳の鎖でみごとに砕かれました。登り終え、山頂に立った私の脚は、恐怖のため震えていました。初めての経験です。私の先行者はここであきらめて帰っていきました。
無事、縦走を終えたものの、充実感は無く、放心状態で帰りました。まるで恐ろしいものから逃げ出すように。
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