雨飾山(雨飾山荘から)
- GPS
- 06:05
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,099m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中の池より上部は雪渓が断続的に続く チェーンスパイクで登ることは全くおすすめしない |
写真
感想
今日は太平洋側が雨っぽい予報。
昨日の鹿島槍の疲れもあり、さくっと行けそうな(?)雨飾山へ行ってみることにする。
南面、北面どちらでもよかったが糸魚川側の雨飾山荘からスタート。
急登が続くが順調にこなす。アルミはしごと木はしごにはわざわざ看板がかかっているが、どうやら地名の扱いらしい。素材を変えることはできないのかと思う。
高曇りで暑くもなく快適に高度を上げていくと、中の池をトラバースするところから雪渓が出現する。トラバースした先は雪渓が急登に続いていて、結構きつそうだ。試しに少し登ってみたがチェーンスパイクでは滑る。アイゼンとウィペットは車に置いてきてしまった。
普通ならここで撤退すべき所だ。が、周辺の地形をよく観察すると、雪渓の両側は濃い笹薮が続いている。左手の薮は見えている範囲では切れないので、笹を掴んで登って行けば突破できそう。また下部は今いる平担地まで雪渓が広がっていて、万が一スリップしたとしてもここで止まるので、致命的な事態にはならなさそうだ。意を決して登ることにする。
予想どおり笹薮はしっかりとホールドすることができて、時間はかかったものの登ることができた。一部、登山道が見えているところがあり最大限に活用する。斜度が最も急なところは薮を漕いだ。踏跡があったので同じことを考えた先人がいたようだ。雪渓に戻るが上部が左にカーブしていて、薮に遮られて様子がわからない。さらに先へ進むか撤退すべきか、ちょっと考えていたところに先行者が1人降りてきた。今日初めて会った人だ。このすぐ先はもう急な雪渓はない、という有難い情報をもらう。
また薮を伝って少し登って行くと、情報どおり雪が切れて小谷側のルートと合流できた。稜線は雪もほとんどなくもう安心だ。ここからは急に登山者が増える。山頂直下は急な岩場だがさっきの雪渓に比べればどうということはない。
登頂すると、高曇りだったが景色は見渡せた。昨日登った鹿島槍ヶ岳も何とか見えている。少し休憩しつつ山頂にいた方に写真を撮ってもらい、下山にかかる。
核心はもちろん雪渓だ。登りよりも困難だが様子がわかっていたので、登りと同様に薮をホールドにしてバックステップで時間をかけて降りた。雪渓下部は尻セードで一気に降りる。中の池まで戻ればもう安心。さくさく降りて雨飾温泉に無事下山。厳しい雪渓のため想定より時間はかかったが、やり切った感はあった。次は冬に来たいと思った。
mokamochiさん
恐らく、中の池から少し登ったあたりですれ違ったと思います。
今の時期は下手に晴れるよりも、この日くらいの方が暑くなくてちょうどいいですね。
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