白馬岳 20-21シーズン板納の儀
- GPS
- 07:05
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,751m
- 下り
- 1,736m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【猿倉駐車場〜白馬尻小屋手前】 ・登山道入り口からシートラ。1520からシール登行。 ・渡渉部には2か所共に仮設橋設置されている。 【白馬尻小屋手前〜2100】 ・落石の多い右岸を避け雪渓芯を歩く。 ・2090あたりで上方より「ら〜く」の声。一石転がってきた。 ・2100クトー装着。シールのまま急登を登る。 【2100〜2790スキーデポ地】 ・2560の看板下の雪切れ箇所をシールのまま4歩。 ・2650雪切れ。左の雪地へシールのまま少々段差を乗り上げ20歩くらい。 ・2700頂上宿舎下で雪切れ。スキーを手に持ち階段を登る。 ・頂上宿舎から少し登ると右手にクレバスが出る。 【2790スキーデポ地〜白馬岳〜2790スキーデポ地】 ・夏道完全露出。 【滑走】 ・クレバスを左手に滑走。クレバス末端で左寄りに滑る。ザラメではないが快適。 ・2700雪切れスキーのまま。 ・2650雪切れ。岩多く手持ちでスキーを担ぐ。 ・2560看板下雪切れスキーのまま。 ・雪渓上部は小石もなく快適滑走。途中にクラックあるので気を付けながら。 ・雪渓下部は落石、小石多数。隠れキャラもあり無傷での滑走は神がかり的。 ・白馬尻小屋下1485で滑走終了。登山道テクテク。 |
写真
感想
まだスキーがしたい。。。今日を板納めとするかどうかは下山してから決めようと白馬岳へ。
家を出るのが23時30分になってしまったので、サンパーク白馬の駐車場で2時間の睡眠。カミさん手作りのスコーンをパクつきながら猿倉の駐車場へ行き、用意を済ませ5時にシートラで元気よくスタート。
薄曇りで暑すぎず快適に作業道路をテクテクする。途中の渡渉には仮設橋が架かっていて助かる。残雪量は去年よりも多い気がする。
雪渓の末端に取付き少し歩いたらシール登行に換装。落石は右岸側から多いはずなのに皆さん右岸寄りを歩いている。自分は落石を警戒して雪渓の真ん中を歩いて行く。もっとデブリで凸凹かと思ったがシール登行に支障はない。進んで行くと雪面の落石や小石が多くなるので帰りの滑走は難儀しそうだ。
2090あたりで上方から「ら〜く」の声。登行ルートからは外れているが無音で目視確認出来るサイズの小石が転がってきた。
2100からは先の急登を見据えてクトーを装着する。急登はジグりながら登り上げるが、絶対アイゼンで登った方が早い。登り上げたらヘロヘロになったので休憩しエネ補給。風も少しあり寒いのでシェルを着込み、手袋を防寒テムレスに変える。
上方を確認すると雪切れ箇所も見られる。どのルートがいいのか悩ましいが一番長く上方へ雪付きのいい所を目指す。
2560の夏道の看板下で雪切れするが問題なくシールのまま数歩で行ける。そのまま100m程度登って行くと下方からも見えていた雪切れ箇所になる。そのまま上部へ行くにはスキーを外す距離と斜度の為、左側の雪付きまでシールのまま段差を上がりシールのままペタペタ数十歩歩く。後は山頂宿舎下で雪切れとなる。ここは夏道の階段が完全露出しているのでスキーを脱ぎ、手に持って歩く。山頂宿舎脇から再度シールで歩き、上部にクレバスが出てきたのでクレバスの左を歩いて行く。2790でスキーをデポして雪の無い夏道を歩いて行くが雪渓の急登で足を使い過ぎたのか足が前に出ない。2号雪渓の取付きを覗いてみるとドロップした痕が残っていた。
白馬岳登頂〜。
去年の6月7日以来なので365日ぶりです。薄曇りの為スッキリとした眺望は無いが立山・劔、頚城山塊、高妻・乙妻、富山湾等が見える。写真をパシャパシャしたら長居は無用で退散。
スキーデポ地に戻ったらシールを剥ぎワックスを縫ってGO〜。
左下にあるクレバスをかわす為、右にトラバ気味に滑って行きクレバス末端を確認出来たら縦に落として行く。ザラメではなくややもっさりしているが快適。山頂宿舎を右上に見る2700あたりで1回目の雪切れをスキーのままペタペタする。更に高度を50m程落とすと2回目の雪切れとなる。ここは岩の露出もある為、スキーを脱ぎ手持ちで担いで雪付きまで1分程歩く。その先は今日イチの快適斜面だった。登行時と同じ2560看板下で3回目の雪切れをスキーのままペタペタ。さぁ後は雪渓末端まで雪切れは無い。この時点では未だ板納とする気はなかったのだが。。。
小雪渓も石は無く快適にターンをし大雪渓の急斜面へ滑って行きクラックをかわす。岩室跡を過ぎてからは雪面に落石の少ない左岸側に寄って滑る。2100を過ぎると少しでも落石の少なそうな所を選び右往左往する。小石は雪面に満遍なく散らばっているので避けきれないが、大きな石は確実に避けて滑走する。とても快適とは言えない滑走を1750くらいまで続け最後だけ石の少ない緩斜面にターンを刻み、白馬尻小屋を過ぎて1485で滑走終了。去年は大満足だったが今年は「う〜ん。。。」って感じ。
帰りのテクテクは花をパシャパシャしながら途中の沢でスキーを洗い猿倉駐車場に無事下山。サッと道具を車に積み込んだら八方第三駐車場に移動して片付け、カップラ。
片付けをしている時にスキーのソールを見たら2ヶ所の大怪我。。。入院させる事にし今シーズンの板納とする。
うんうん、僕もスキーがしたい(笑)
気に成ってtakkarinさんのシーズン初滑りを調べちゃいましたよ・・ヤマレコの山行記録見るだけですけどw
足かけ7か月もやっちゃってますよ!おそれいりました。
graveltrek
graveltrekさん
こんばんは。
白馬大雪渓の雪は豊富でしたが、なんせ中盤以降は「どこを滑ればい〜の〜?」って感じでした。雪渓じゃなくて石渓だ…と一人でツッコんでいました。
graveltrekさんのように残雪の笠とか行きたいですが、暫くは無雪中低山で遊びたいと思います。
そういえばポンの購入は米国からの輸入でしたよね?snowinnですか?
おはようございます。
僕が昨年取り寄せたpon2oon159cmは、レベルナインスポーツと言うショップからでした。下にアドレスを貼って置きます。
https://www.levelninesports.com
これには経緯が有って、ポンの159cm欲しいな〜と思った(2020年1月くらい)時には、既に日本には在庫が有りませんでした。
「pon2oon」でグーグル検索したら世界中の情報が出て来て、それがたまたまレベルナインスポーツだった訳です。
ただ、3月中は900ドル位の値段で売ってまして、お得感が無かったので様子を見て居たら、4月に成ってから600ドルを切る価格に成ったので購入しました。
K2の板はアメリカ国内には送れるが日本には送れないと言う事だったので、荷物転送サービスの会社を使って取り寄せました。
その前の年に買った169cmのpon2oonは、ドイツのコンラッドスポーツと言うショップからでした。
ドイツからは日本へ直送してきましたね、なんでか分かりませんが。
そして、今年の4月に従兄弟様に買ったポンの159cmはヤフオクでした、新品未使用品です。
と、ながながに成りましたが、ショップで買えるなら注文しておいた方が早くて安いかも知れません。
レベルナインスポーツなんかは、ほんとたまたま検索に引っかかった位の物だと思います。
takkarinさんの良い買い物が出来ますように!
graveltrek
graveltrekさん
詳細な情報ありがとうございます。
ショップにはキャンセルポリシーを確認し、6月中はご教示頂いたサイト等をチェックしながら、7月上旬には購入確定をしたいと思います。
板納をしたばっかりなのにgraveltrekさんからの情報を伺っただけで、来シーズンのパウ滑走を想像してテンションがあがってます。
ポンの重さに負けないように。。。graveltrekさんの体力に負けないように夏山をがんばります。
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