記録ID: 3255664
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積雪期ピークハント/縦走
剱・立山
赤谷山
2021年06月06日(日) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 09:11
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,665m
- 下り
- 1,665m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
---|---|
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残雪も終わりの、赤谷山へ行って来た。昨年もこの時期に猫又山に行ってきたが、今年は雪解けが早く、条件がずいぶん違う。昨年は、シラネアオイが咲き誇っていたところでは、もう花は終わって実が付いていた。花自体は、さらにその上で、ニリンソウやカタクリなどとお花畑を広げていた。 雪渓は、中途半端にところどころ残っているものだから、ついつい登山道を踏み外してしまい、雪渓の途切れたところでは難儀をする羽目になる。雪渓でずっと繋がっているか、無雪で登山道をずっと辿ることができたら、もっと楽にブナクラ乗越まで上がれたことだろう。 ブナクラ乗越からは、去年とは反対の右側南方向の赤谷山を目指す。ここからも、中途半端に雪渓が残り、アイゼンの付け時が遅れ、非常にきつい思いをした。 途中の雪渓を30分くらいアイゼン無しで上がったところで、20mくらい滑り落ちた。幸い何とか止まってくれたので、そこでアイゼンを付けた。そこからがまた壁のような斜面で、ピッケル代わりのストックで、何とか落ちないように慎重に上がった。ピッケルをわざわざ車に置いてくるというヘマが、たいへんな苦労に繋がってしまった。少々の荷物を惜しんではいけないという貴重な教訓となった。 雪渓を登ったのは、200mくらいのものだが、それで本当に疲れ果てた。モモの筋肉は、プルプルで、山頂で食事をいると”つりまくった”。下山してからは、たまにあるが、途中の山頂でそんなことになるのは珍しい。アイゼンを付けるタイミングのミス、ピッケル不携帯の失態が、大きな代償となった。実は、最低でも白萩山、できたら、その先、赤ハゲ、白ハゲまで、行けるところまで行ってやろうという野心は、木っ端微塵だ。とてもではないが、そんな意欲はもう湧かなかった。 でも、赤谷山の山頂に立てただけでも、十分な報酬だったと言える。北方稜線から剱岳が目の前に広がっている。その険しさは、北方稜線の厳しさをを知らしめるには十分なほどの迫力だった。しかし、それでも、いつか辿ってみたいと思う。 下山は、登りの教訓を生かし、ブナクラ乗越までは、1時間20分も掛からず下りた。ブナクラ乗越からは、さすがに疲れが出て、危なっかしくもあったので、慎重に下りた。また、登りで失敗した登山道外れを気を付け、極力登山道を外さないように下りた。ブナクラ乗越からは、2時間余りの下山だったが、大ブナクラ谷の徒渉でうまく渡りきったと思った最後にヌルヌルの岩に滑って右上半身、水浸しとなってしまうというおまけ付きだったが、取り敢えずは無事に下山でき、ホッとした。 何はともあれ、赤谷山を踏み、大パノラマを楽しませてもらい、大満足である。ただし、体はボロボロである。
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