筑波山(薬王院から)
- GPS
- 01:23
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 792m
- 下り
- 790m
コースタイム
16:20 男体山
16:30 女体山
17:00 薬王院
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
5月末日。BOSSに呼び出された。何も悪いことはしていないので「戻ってきて2ヶ月経つけどどう?」的な面談だろうか。ノコノコ会議室に入ると「悪いんだけど東京の人が足りないから行ってくんない?」と告げられた。常識的に考えて帰ってきて2ヶ月の僕は無いだろう、他に行きたい人とか適した人がいるんじゃないかと思ったが、受けた。僕は命令されればなんでもやるしどこにでも行くソルジャー系社員だから。ロンリーソルジャーボーイだから。
僕がこの話を受けたことを聞いて周りの人は「君が東京への転勤を受けるとは思わなかったよ」とか「山が遠くなって大変だね」と言うがそれは違う。東京は交通網が発達しているのでデカい山へは電車や新幹線でぴゅーんと行ける。実は黒戸尾根や富士山御殿場まで電車でもクルマでも2時間で行ける。厚別から羊蹄行くのと変わらんわ。新穂高も4時間。これは伊賀から行くより近い。羽田が近く、千歳便の本数がやたら多いので北海道も行きやすい。海外旅行のために溜めまくったものの使えずにいる大量のマイルが火を吹くぜ。そりゃあ北海道ベースでたまに本州の山へ登りに行くのが理想だったが、人生一度くらいは東京に住むというのを経験してみるのも悪くない。これはきっと運命的なものだ。受け入れよう。
ということで金曜日は広島の出張から帰宅したらバタンと眠って土曜は早起きして朝練。午前中に荷物を片っ端から段ボールに詰めたら引越屋が来て、大家が来て退去手続きをしたら苫小牧までクルマを走らせフェリーに乗り込み大洗へ。18:45苫小牧発-翌14:00大洗着。19時間弱の航海だった。フェリーでは寝ているだけなので身体がナマる。東京へ向かう途中で筑波山へ登っていこう。こんな機会じゃないと茨城県には中々こないだろうから。大洗から90分ほど車を走らせて薬王院登山口で。北側の樹林なので涼しそうだし、メジャーな登山口の駐車場は軒並み有料ということで薬王院に来た。こんな時間なので駐車場はスカスカだった。よく整備された登山道だ。昨日の雨でヌタヌタでろでろだが階段のおかげで歩きやすい。樹林帯で日陰とはいえ暑さで汗じゃぶじゃぶ。全身ずぶ濡れで男体山到着。そのまま女体山まで。高い山ではないが良い展望だ。関東平野が一望できる。良い山だなあ。こんな山が近所に欲しい。毎日登りたい。下山は滑って転ばないように慎重に。良い夕練だった。
つくばの街まで降りてきたら文化的スーパー銭湯で汗を流して夕食を食べて記録を書いた。渋滞が消えたら東京の家に向かおう。これからは渋滞とはうまく付き合っていかなければならない。伊賀に住んでいた頃に中央道(塩尻-名古屋)を走っていると「東京方面大月ら辺から渋滞2時間半」とかいう電光掲示板を見て他人事ながら戦慄していた。週末に遠出して日曜夕方に帰ってくるとこれに巻き込まれる。超絶渋滞ポイントの手前で車中泊したり安い宿を見つけるなりして夜を明かしてから月曜朝帰りから出勤。これだな。
さて関東、北関東、東北の山が近くなった。このあたりは訪れたことのない山が多いのでワクワクする。昨年末に見た赤城・妙義や武尊。谷川にもまた行きたい。磐梯、吾妻も近くなった。丹沢、高尾山、鎌倉の方も未踏だ。尾瀬も冬しか見たことない。迷ったら黒戸尾根、迷ったら富士山だろうか。相変わらず期限なんて告げられずいつ北海道に戻れるかはわからないが、来たからには全力で東京ライフを楽しもうじゃないか。
そもそも北海道に"戻る"とか"帰る"っていう感覚がもう薄れつつある。今住んでいるところがホームだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人